- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094522679
作品紹介・あらすじ
愛する王の隣はゆずりません!?
侯爵令嬢エトワルは、軍人の父からサバイバル術を、夢見がちな母からお姫様教育を受けて育った、一風変わった少女。
オリヴィエ王国第一王子ジュールの婚約者に選ばれ、幸せな日々を送っていたのもつかの間、両親が事故死すると叔父に修道院に送られてしまう。
「自分の居場所はジュールの隣!」
そう思い定めたエトワルは、脱走して絶海の孤島にあるイデア学園に逃げ込むと、過酷な修練を積んで〈王の守護者・アテナ〉となって、王宮に舞い戻った!
だが宮廷は権謀術数の渦中にあり、しかも若くして王位を継いだジュールは困ったイジワル男になっていて、エトワルのオトメ心は千々に乱れる…!?
男装の守護者と若き国王のヒミツの恋愛のゆくえは、はたして…!?
感想・レビュー・書評
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十二の時に王子の婚約者としての立場を捨て、王の守護者である<アテナ>となるべくして戻ってきたエール。今でも大好きな王への気持ちを抑え込んで彼を忘れるために申し出たお願いを断られて、やきもきとしつつも、冷静に任務をこなす。
こ~のいちゃいちゃカップルが!(笑)帯にあるほど「腹黒」ではない、ほどよい意地悪具合のジュール王のいじめぐあいが楽しく、かつそれに対するエールの耳赤い反応が可愛らしくて楽しかったです。仕事に対する態度や、エールは今やどこにもいける、ということに対するジュールの反応もわかる。これはぜひ続いてほしいシリーズになりそうです。続編希望~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
じれっじれな甘い話が読みたくて、購入しました。
幼い頃に婚約した王子と、陰謀によって引き裂かれた女の子が、再び王子のそばにいたいという一心で、王子を守る盾、ともに闘う剣であるアテナにまで上り詰めた。
設定からして好みです。
アテナとなってそばにいれるようになった後も、恋心と職務の狭間でゆらゆら揺れたり、それをまた王子が甘い言葉で煽ったりして。
「今、ちょっとときめいたね?」
「……あなたといる時の私は、大抵ときめいています」
なんて感じの雰囲気ですよ。甘い。
甘くてじれじれだし、ファンタジーな設定も好きなんですが、いつの間にか二人とも若いなあと思ってしまったり、ちょっと引いてしまう自分を発見してすごくショック・・・。
王子も有能でカッコイイんですが、年相応に嫉妬してみたり、嫉妬して相手に当たってしまって自己嫌悪してみたり・・・なんていう部分にきゅんとしていた時期が私にもあったはずなのに、もっと王子が大人だったらなーなんて思ってしまうのは、自分の実年齢が上がったせいですかね。
当たり前ですが、いつ読むかによっても、受け取り方が違うし、恋愛ものをこれから先どんどん楽しめなくなるんだったらすごく寂しい・・・と、雨だからかなんだかネガティブな感想になってしまいましたが、この作品自体はとっても魅力的な作品だと思います。 -
叔父の手によって殺される窮地を脱しスーパー護衛官“アテナ"となって、国王ジュールの側に立つ為に這い上がってきた婚約者・エトワル。ちょっとズレた乙女のトキメキと、死んだはずの彼女への気持ちに大人な余裕をみせながらもイッパイいっぱいの彼との掛け合いが楽しいラブコメ。
スーパーすぎる彼女の過去は笑ったので期待したのだが、ストリーの展開は単純で、当て馬がしょぼかったナ
特殊能力は短所じゃなくて長所の部分も読みたかった
でも、彼の口説きは好きヨ。
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