かぎろひさやか 夕星 (小学館ルルル文庫 み 1-21)

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  • 小学館
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522686

感想・レビュー・書評

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  • 前回は押勝がターゲットだったけど、今度は押勝が上皇を狙う。
    孝謙・称徳天皇、吉備真備の時代か…そうとうな政治闘争があったんだよなぁ。それに巻き込まれていくのか…
    真那や八尋がどう関わっていくのだろうか。

  • シリーズ2巻目。
    恋人となり2人仲良く過ごす真那と八尋。けれど、そんなある日、東子の義弟・執棹が真那に目をつけ、無理やり自分のものにしようとする。そのことを知った八尋はある行動に移る。
    1巻のラストで恋人同士になったから始終ラブラブな状態かしら?と思いきやそうは問屋が卸さない(笑)強引すぎる男の登場で焦った八尋がぐいぐい行動に出始めた感じ。今回はその男もあっさり引き下がったけど、あさっり過ぎてまた出てくるんじゃないかと思ったり。
    中盤からは押勝と上皇+真備との戦いが勃発。真備けっこう好きだな。快活で飄々としたじーちゃん。押勝も腹黒さが隠せなくなってきてるかもね~ww恐いお人だわ。
    3巻ではどんな展開になるのか気になる。深山さんの話は安定して楽しめるから読んでて安心。

  • 2巻目。一気に読んでしまいました。おもしろかった。
    イラストは由羅カイリさんでしたが、中華風じゃなく奈良時代なので、いつもの「彩雲国」イメージはなかったかな。

    真那と八尋は互いに愛し合っているのに、2人の結婚を阻むのは、やっぱり恵美押勝の存在でした。彼の娘の東子は前巻では真那に味方してくれるのか分からないところがありましたけど、この巻では完全に真那に味方してくれてます。

    吉備真備も出てきて、彼と恵美押勝との関係なんかは忘れちゃったけど、こういう感じで2回も遣唐使船に乗ったって言われたら、ちょっと納得しちゃったかもしれないです。

    押勝の息子もどうしようもないし、東子の薬師をしてるのに使い捨てにしようとした押勝ですけど、今後真那と真備の関係なんかが彼に分かってしまったら、消そうとするのかなぁ。

    今回ちょっと出てきただけでその後は音沙汰のなかった執棹が次巻で出てきそうな感じがします。押勝が真那を自分に取り込もうとあの馬鹿息子の嫁にしようとしそうな感じ。

    八尋が真那を嫁と決めたら頑固としてそれに向かって進みそうですけど、そのあたりが「桜嵐恋絵巻」の雅遠とかぶりそうです。八尋の場合は真那を嫁にするために、押勝を倒そうとしそうな感じですが。

    次巻も楽しみにしてます。
    (他のシリーズも出ないかなぁ。)

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