鬼愛づる歌姫 (小学館ルルル文庫 み 4-10)

著者 :
  • 小学館
4.14
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本棚登録 : 60
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094522716

作品紹介・あらすじ

天才歌姫、女泣かせの楽師の餌食に!?

リィアは美貌と、歌い手としての天賦の才に恵まれて生まれた。しかしその歌声は神のみならず鬼をも呼び寄せてしまい、彼女は周囲から疎まれて育つ。
ついに生まれた里を追い出された彼女は、幼いころに唯一優しくしてくれた「近所のお兄さん」オビトを頼って王都に出る。
彼は次代の天下一の神霊楽士と目され、天才奏者として名をはせていたが、一方で組む歌い手を自分の楽器と呼んではばからない横暴な男としても悪名高かった。リィアは仕方なく彼に弟子入りすることになる。
そんな折、王宮でアイシャ王女の聖誕祭が執り行われるが、あろうことか王女が鬼に取り憑かれる事態になる。神に捧げる歌で鬼を祓うよう呼ばれたオビトとリィアだが…!?
鬼をも堕とす美少女天才歌姫とツンデレ天才奏者のコンビの行方は!?

感想・レビュー・書評

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  • あいも変わらず達者極まりない第一巻
    構成はややはっきりしないところあるけれど
    主要キャラクタの魅力提示という点において
    全少女女子向けライトノベルにみならってほしい巧みさ
    この作者作品ではファンタジー要素のない作品を読みたいかも

  • 里にいられなくなり、幼馴染の「おにいさん」を頼りに都にでてきた。彼は冷たくも彼女を迎え入れてくれて……。宮野美嘉さんの描く主人公カップルは多少ヤンデレないといけないのかというくらい、強烈にお互いのことを思いあいますなー。そして告白とかそういう、普通の小説であればもりあげるところではないところにピークを持ってくるところが変わっています。

  • 生まれ育った里を追われて、知り合いの頼って
    都会へ状況した主人公。
    探そうとしてすぐに再会した『兄』は、師匠となった。

    鬼とはいえ、何だかそう怖いものではないような?
    知り合いになってしまえばこそ、やもしれませんが。
    そんな鬼を嫌う兄は、主人公を歌わせようとするわ
    周囲からの評判は散々だわ。

    俺様系かと思ったのですが、俺デレ?
    主人公がですます口調なので、ひたすら差が激しい。
    というか、兄の突っ走り具合と言うか
    思考回路具合が中々すごい。
    シリアスなのに笑ってしまいましたw

    初恋こじらせると、誰しも恐ろしい状態に…。

  • 最初は時々「ん?」ってなるところもあったが、最終的にオビトが可愛いので何でもいいわと微笑む境地に至った。我ながら気持ち悪い。
    確かに酷い男ではあるが、愛情のベクトルを全てただ一人に注いでいればああもなろうと納得もした。愛い奴め。

  • 前半は珍しく誰の作品かとおもうほど可愛らしい娘で好感。
    もちろん、黒いものを抱えてます。病んでる思考のズレた女子(しかも正論)を書かせたら一級品な、宮野美嘉様らしいお話でした。
    読み切りとしてスッキリまとまっていて、乙女ノベルらしい素敵な作品です。是非、一読。

    やっぱり、増田メグミさんの絵との組み合わせが一番しっくりくるね。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3381.html

  • この方の作品は、ヒーローもヒロインもちょっと分かりづらい性格の持ち主ばかりですが、今回もやっぱりそんな感じでした。

    リィアはまだマシですが、オビトは全然分からない。
    能力があれば好き勝手するって人があまり好きじゃないからかなぁ。

    まあ、リィアが村を出てきた原因となった神様とか、王都の神様とかは途中から想像は付きましたけど、神を鬼にしちゃうくらいの歌声、聞いてみたい気はしました。

    次回はもうちょっと分かり易い性格のキャラをお願いします。

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