- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094523003
作品紹介・あらすじ
冷酷な旦那様の心を溶かすのは花嫁の笑顔!
父親の命令でルナリアが嫁ぐことになった相手は、冷酷な暴君とよばれる青年伯爵ヴォイド。天文学の研究に打ち込んでいたルナリアは、結婚したら天文学のことは忘れなさいと父親に言われ失意の底に沈むが、初めて顔を合わせたヴォイドは、意外にも、ルナリアの研究を許すと告げてきた。
伯爵家の使用人たちは何よりもヴォイドの機嫌を損ねることを恐れいつも怯えていたが、自分の夢をヴォイドが応援してくれていると考えたルナリアは、ヴォイドを「優しい旦那様」と呼び、使用人たちをびっくりさせる。
一方、独裁者と呼ばれた先代伯爵の影響で、人を愛することも愛されることも知らずに生きてきたヴォイドは、自分をちっとも怖がらずに屈託なく笑顔を向けてくるルナリアに困惑するが、やがて互いの間の距離を少しずつ縮めていくように。
ところが、ルナリアの旧知の天文学者たちが屋敷を出入りするようになったころ、ますます天文学熱があがるルナリアを見守るヴォイドの心に、ある疑惑が生じはじめて…!?
とびきり甘くて胸にせつない、新婚ラブロマンス!
感想・レビュー・書評
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ルナリアが結構猪突猛進型で、結局自分の事しか考えてないので、もう少し自分の行動が相手に与える影響とか考えられる子であって欲しかったかな。好きだと言うならせめてその人のことくらい思いやって欲しい。話的にはヴォイドがメロメロな事もあって、甘い感じで纏まってます。
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父親からの命令結婚をする事になった主人公だが
嫁ぎ先で、想像がひっくりかえる素晴らしい生活が。
ワンマン男が、された事がない好意によって
丸くなっていく…というか、一直線?w
天然というか、思い込みって素晴らしい、な状態です。
そんな彼女も、最期まで読んでいくと非常に…。
いやこの深さって、いいのですか? と
うっかりききたくなるほど。
家庭事情がややこしい!
とりあえず、同じ方向に進まなくてよかったね、な内容。
まぁ双方の愛があれば、どうにでもなりますけど。 -
家族関係に問題のある二人のお話。
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カミツキ系のバイオレンスなヒロインでのデビューでの作者でしたが、最近、読み切りのルルル痒い可愛らしいヒロインを描くように。
高星絵師でさらに可愛さ↑↑
ヒロインのルナリアは、天文学者。見えるものを観察し見えないものをあると信じるのだが、それは事象だけに限らず、夫となったヴォイドの性格にも当てはめ、彼女に見せる夫の優しい側面から内面まで見透かし信じる素直さが、とてもルルル痒くて良いのです。
でも、やっぱり表面的なことだけではわからない裏の部分が他にあるのですよ。
ダ〜〜ク。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4608.html -
天文学狂の天然お嬢様の笑顔に、堅物で暴君な伯爵様が癒され、激甘になる話。中盤までは糖度がえらく高いな〜と思いながら読み、ルナリアの結婚式に両親が現れてからのシリアスな展開にグッと引き込まれました。まさかの事実が次々出てきて。子どもの頃のルナリアが真実を知った時のエピソードとか、両親の馴れ初めとか(主に父親の気持ちとか)読んでみたかった。イラストも高星さんでとても綺麗でした。ヴォイドはルナリアをこれでもかってぐらい甘やかして幸せにしたらいいよ〜(笑)
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初対面で力関係を決した、厳つい偏屈な旦那と無邪気な嫁のあれこれは期待を外さないほのぼの溺愛系。そこにさらに嫁の両親のお話と嫁の初恋のエピソードの追い討ちで泣かす展開にぐっとキタ。なんつーか、ヴォイドの旦那、ルナちゃん幸せにしたってな~って、なるなる。