木に学べ: 法隆寺・薬師寺の美 (小学館ライブラリー 2)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094600025

作品紹介・あらすじ

法隆寺、薬師寺の宮大工棟梁・西岡常一氏が、木について、道具について、そして人間について語った入魂のエッセイ。「堂塔の木組は寸法で組まず、木の癖で組め」など、今日の人間関係に当てはまる口伝が紹介される。

感想・レビュー・書評

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  • 本物を残そうとする人と、時代の流れで便利や科学で形を作ろうとする側との矛盾。
    代々宮大工につたわる口伝の項がとても印象深い。

    『木を買わず山を買え』
    『木の癖組は人の心組』
    『工人の心組は工人への思いやり』

  • 最近、五重塔とかに見惚れてしまう。

  • 昔の人の知恵にただただ驚かされる。

  • 読む前に法隆寺を見た。
    読み終わったので、もう一回法隆寺を見にいくと、
    前回とちがう風に見えるんだと思う。それって超素敵です。いつ行こう~。

  • 出版社 / 著者からの内容紹介
    目次第一章 千三百年のヒノキ第二章 道具を遣う心第三章 法隆寺の木第四章 薬師寺再建第五章 宮大工の生活第六章 棟梁の言い分第七章 宮大工の心構えと口伝 あとがき 解説 西岡常一氏略年譜


    内容(「BOOK」データベースより)
    法隆寺、薬師寺の宮大工棟梁・西岡常一氏が、木について、道具について、そして人間について語った入魂のエッセイ。「堂塔の木組は寸法で組まず、木の癖で組め」など、今日の人間関係に当てはまる口伝が紹介される。

    目次
    第1章 1300年のヒノキ
    第2章 道具を遣う心
    第3章 法隆寺の木
    第4章 薬師寺再建
    第5章 宮大工の生活
    第6章 棟梁の言い分
    第7章 宮大工の心構えと口伝

  • 木の家は、
    奥深い。
    木について論文を書いた方から
    この本を頂きました♪
    ありがとう(─_☆)キラリ

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著者プロフィール

西岡 常一(にしおか・つねかず)
1908年奈良県に生まれる。1995年没。西岡家は、鎌倉時代にはじまる法隆寺四大工の一人、多聞棟梁家につながる宮大工の家柄。明治のはじめ祖父常吉氏の代に法隆寺大工棟梁を預かる。常一氏は幼少より祖父常吉氏から宮大工の伝統技術を教え込まれ、1934年に法隆寺棟梁となる。20年間にわたった法隆寺昭和大修理で、古代の工人の技量の深さ、工法の巧みさに驚嘆したという。法隆寺金堂、法隆寺三重塔、薬師寺金堂、薬師寺西塔などの復興の棟梁として手腕をふるった。文化財保存技術者、文化功労者、斑鳩町名誉町民。著書に『木のいのち木のこころ(天)』(草思社)『蘇る薬師寺西塔』(共著、草思社)『木に学べ』(小学館)『法隆寺を支えた木』(共著、日本放送出版協会)『斑鳩の匠・宮大工三代』(共著、徳間書店)ほか。

「2010年 『新装版 法隆寺 世界最古の木造建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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