白土三平野外手帳 (小学館ライブラリー 704 OUTDOOR EDITION)
- 小学館 (1993年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094607048
感想・レビュー・書評
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なんちゅうんやろ。
軽々なアウトドアではなく、もう、山海が身の周りにあった頃の風俗の記録と言って良いか。
内容は軽いんだ。大半キノコの食い方の話だったりするし。
採取物を食う話が大半だが、レシピらしいレシピもない。全部が旨いわけでもなく、勧められてるわけでもないのだが、渋い魅力が前編から溢れ出る。
こういう何気ない本がずっと残っていけば良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
劇画界の重鎮が、少年のような好奇心と、
カタツムリのような根気で追い続けた、
もうひとつのライフワーク、白土流民俗学。
目次
秋)ホテイシメジ・ポッポなます・エソのさんが・オジボウズ
ゴンズイの輪(タガ)・土あけび・かぶつ・イナゴ・ハブ・トゥドゥッ
カクレッ貝・ヌメリスギタケ・ハマゴウ・はえとり
冬)ドカン・カニコ汁・金茸・銀茸・再び金茸について・肉
ウマヅラのタタキ
春)ボラの火取り・ヒジキ・行者ニンニク・シビレなます・フグ
突っつき網・ナマダの茶漬け・板サンガ・タレ
なわしろ網・フグ掬(すく)い
夏)ヤマンモン・石焼き・イタドリの虫・エラコの汐だき・馬糞石
ヤナギマツタケ・電気クラゲ・クモ合戦・サクランボウ
星鮫の水なます・ネマガリタケ・キハチワの洗い
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アウトドアよりもかなり「野生的」
今ではゲテモノ食いだなと思うような食材も
昔は貴重なタンパク源であったこと等など、食べることは
ないだろうけど、色々なことが知れて面白かったです。
フグ中毒とか毒キノコのくだりはちょっと引いたな(笑)
昔ってフグは自由に調理してよかったっけ?
今は免許持ってる人が調理をして、且つ廃棄内臓も
鍵のついた箱に入れる様になってるよね。
TVでも調理の最中はモザイク入れてたりしてるし。
この本で現在、素直にまねしちゃダメな事も多そうですね。 -
自然を食べる。
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ドカンいいね。
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自然を食べる。