親の介護は9割逃げよ: 「親の老後」の悩みを解決する50代からのお金のはなし (小学館文庫 プレジデントセレクト く 1-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094700213

作品紹介・あらすじ

高齢期の親のことが気になりだした人へ

超高齢社会の出現によって、要介護者が増加して介護期間も長期化するなど、介護ニーズはますます増大している。介護する家族の高齢化など、高齢者を支える側も様変わりする中、これからは、子が親を支えると同時に、親自身も自分を支える準備をすることが大切になる。親子が共倒れにならないために、バランスをとりながら依存しない関係を築くことが求められている。
認知症や介護に対する心構え、住まいや資産、家計の管理、相続や葬儀、お墓についての備え……。「親の老後」の悩み、すべて解決します。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の黒田尚子さんは、本書のあとがきでこのように述べています。
「高齢期の親をサポートする子ども世代のための本を書きたい,と思うようになったのは、今から10年以上も前のことである。30代前半で運よく人生の伴侶も見つかり、子どもにも恵まれた。やりがいを感じられる仕事もある。しみじみと自分の幸せを感じるにつれて、離れて暮らす親を放っておいて、自分ばかりが幸福でよいのだろうかと、後ろめたくなったのかもしれない。
細かな構想をまとめ、書こうと思い立ったのは1年ほど前だろうか。しかし、あれだけ書きたかったテーマのはずなのに、実際に書き出してみると、思うように筆が進まない。
原因はわかっている。テーマが重い。重すぎるのだ。とくに、第3章の「『認知症』『介護』に備える」では、それがピークに達していた。はっきり申し上げると、これからの日本の状況で、要介護の親を支えるのは、とても大変なことだと思う。子どもには子どもの生活があるし、離れて住んでいるのであればなおのこと。
しかし、何とか書いていくうちに、大変になるのがわかっているからこそ、親世代も子ども世代も、きちんと厳しい現実を知り、それに対してきちんと備えをしていくしか道はないのだ、と思い至った。
実際に、多くの人が将来に対して不安を感じている。
多くの人の老後に対する不安は、わからないものに対する漠然とした不安感によるところが大きいのかもしれない。
そうであれば、具体的に不安に感じているものの正体さえつかめれば、それに対する対処法が見えてくる。不安な気持ちも軽減されるのではないだろうか?
そのためには、バイアス(偏り)のかかっていない知識と情報が必要不可欠だ」
介護、相続、実家などへの備えが、具体的な対策方、アクションとともにわかる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 50代からのお金のはなしの文庫化加筆修正。けっこう制度とか変わっている。ということは、包括支援センターをうまく使うのが重要そう。

  •  特に親の介護から逃げるという話ではなく、非常にまっとうな内容です。
     遠距離介護について、経験者の方の現実的な具体例があがっていて、参考になりました。

  • まあ、普通ですなぁ。

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著者プロフィール

ファイナンシャルプランナー、CFP1級FP技能士
1969年富山県出身。立命館大学法学部修了後、92年(株)日本総合研究所に入社。在職中にFP資格を取得し、1998年独立系FPとして転身を図る。現在は、各種セミナーや講演・講座の講師、新聞・書籍・雑誌・Webサイト上での執筆、個人相談を中心に幅広く行う。

「2022年 『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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