桂枝雀名演集: 宿替え こぶ弁慶 (第3巻) (小学館DVD BOOK)
- 小学館 (2013年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094804638
作品紹介・あらすじ
大爆笑の上方落語2席が、いよいよ登場!
大好評発売中の、第1巻(『代書』『つぼ算』)、第2巻(『一人酒盛』『どうらんの幸助』)に続く第3巻は、既刊に勝るとも劣らない大爆笑の2席『宿替え』と『こぶ弁慶』を収録。どちらも上方落語ですが、『宿替え』は東京でも『粗忽の釘』としてよく演じられるおなじみの噺です。『こぶ弁慶』は、東京ではほとんど掛からない上方落語。お伊勢参りを済ませ大阪に帰る道中の話から、壁土を食べる奇っ怪な男の話へと進み、弁慶まで登場するという、あまりにも奇想天外な展開の噺です。噺のオチも枝雀オリジナル。枝雀落語の真骨頂を堪能出来る一席です。
このシリーズは、大阪朝日放送「枝雀寄席」での放映以降、訳あって長く封印されていた高座10席が、ついにDVD解禁されたもので、これまで見たことのない枝雀が、動き回り、喋りまくります! 封印されていた訳は、第1巻の書籍巻頭で解き明かされています。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/shijakudvd/
第1巻、第2巻をまだご覧でない方には、是非とも合わせてご覧いただきたい、これまでで一番面白い枝雀落語です。
感想・レビュー・書評
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枝雀落語は愛らしい。枝雀のふるまいも、枝雀が演じる人間たちも、すべてが愛らしい。落語は話芸であるから、芸を練って練って、人々に聞かせるものを作ってこそ本物の落語という考え方があるが、それをしのぐ人間味というか、自然に身についたコミカルさが落語家自身に備わっていれば、それだけで落語は成立する気がする。そのような落語家が個人的には大好きだ。上方でいえば、五代目古今亭志ん生のような落語家が。
もとより、枝雀そのものがコミカルなだけで、枝雀自身が話芸を上達させることに努力をしなかったというわけではない。枝雀は真面目で努力の人だったと伝えきいているし、彼の最期はそうした真面目さに起因するのだということも伝えきくところである。
小米時代に傑作に仕上げたという「宿替え」、とにかく面白いから、たくさんの人に観てほしい。本書のコメントの中で、みうらじゅんが枝雀落語を「エキセントリック」、枝雀が演じる人物を「クレージー」と評しているが、それをみうらじゅんが言うところが面白い。 -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:映像||779||カツ
資料番号:10218947
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そのようですね、何方かも仰言っていたのですが、「緊張と緩和」が上手く出来なかったのかと思うと悲しい。
そのようですね、何方かも仰言っていたのですが、「緊張と緩和」が上手く出来なかったのかと思うと悲しい。