美しい日本語の辞典

制作 : 小学館 国語辞典編集部 
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784095041728

感想・レビュー・書評

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  • 1冊手元に置いて、一息つくたびに大切にページをめくる。
    日本語の美しさ、四季折々の風景、色彩についた日本人の感性ならではの繊細な言葉。
    どれをとっても味わい深く、日本人で良かったと思える言葉が並んでいます。

    「雨・風・雲・雪・空の言葉」の項目がお気に入り。
    風景や気温を想像しながら文字を眺めて、言葉を味わう。そんな1冊。

  • 最近本の衝動買いが多い。私の中ではその典型。

    しかし中々良い辞典。カラーの日本の色という付録や、古語や季語、擬態語まで網羅されているのは有り難い。

    しかしタイトルだけに、掲載される語の選定基準が気になるところ。

    映画「ダーリンは外国人」でトニーがこの辞典を読んでいるシーンがあり、何となく嬉しくなった。

  • 言葉こそ国家だと思うのです。季節の潤いを纏った言い回し、それを肩肘張らずに使う様、粋でありたいですね。

  • 日本が世界に誇れるものは何か?と問われたら私は迷うことなく「それは日本語である」と答えるだろう。日本語は漢字と仮名の絶妙なバランスから始まって、美しい四季に彩られた微妙なニュアンスの表現と細やかな心理描写が素晴らしい。例えば「雰囲気を醸す」の「醸す」はもともとは「酒を醸す」の「醸す」である。雰囲気と酒を同じ動詞で表現する国が世界のどこにあるだろうか。他にも「琴線に触れる」「言葉の綾」など日本人論のネタになりそうな素敵な言葉に事欠かかない。この本はそんな素敵な日本語の中でも美しいものを集めたもの。通常の言葉だけなく、雨、雲の名前など日本語ならではの美しさに触れるには最適。ただ言葉の選択が恣意的、趣味的ななので辞典としては役に立たない。日本語が好きな人が小説を読むようにして読むべき本。

  • 日本語は美しい。
    気候の言葉の豊富さに改めて感嘆した

  • 語彙力あげるために。和名の色一覧が楽しい

  • 【後世に残したい日本語】は古い言い回しや慣用句が多数。その言葉が出てくる文学や演目も紹介されている。
    辞典なのに、読み物としても楽しめる。
    ぱらぱらめくっていると、時代劇の雰囲気とかレトロな雰囲気を感じられるし勉強になるお得感。


    【自然を友として】
    雨、風、雲、雪、空の名前を解説。

    こんなにも事細かに自然を表現する言葉があるなんて素敵。

    失われないように、ぜひ使っていきたい。

    好きなのは
    草の雨
    新緑の頃、草に降る雨のこと。青々しくて芳しい匂いが沸き立ってくる様が感じられる。

    【擬音語・擬態語】
    あいまいなようす、やわらかいようすなど、その状況を表す言葉ごとに並んでいるので実用的。

    あははは、いひひひ、うふふふ、えへへヘ、おほほほの違いとか、的確に表現されてて面白い。

    繰り返しめくりたい辞典。

  • 辞書だけど辞書らしくない一冊。
    美しい日本語をとことん掘り返し、意味もしっかりと記述されており非常に実用的。
    ただカテゴライズが割と独特なので、さっと引いてぱっとわかる!というわけではない。そういった点で辞書らしくないと書きましたが、内容に不満はありません。
    良い意味で辞書らしくないのはその表紙。手触りの滑らかな真っ白いカバーに、銀鼠の模様がシンプルながら美しい。

    2000円+税と決してバカにならない値段なので、ちょっと興味が…という方は図書館での利用をまずおすすめします。

  • 手元に置きたい本です

  • 何年か前にお友達から頂いた本。
    美しい日本語(天気、色など)がたくさん書かれています。
    その単語自体が美しく、単語だけでイメージがわく。日本語ってすごいと思う。
    詩や小説を書くとき、時々参考にしています。とりわけ、タイトルを決めるときに便利です(笑)

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