戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)

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著者 : 山田邦明
  • 小学館 (2008年7月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096221082

戦国の活力 (全集 日本の歴史 8)の感想・レビュー・書評

  • 文明9年の応仁の乱終息から大坂の陣まで、足利義政の時代から徳川家康までのほぼ140年間を、京都と畿内の政治情勢を基本軸にしつつ,全国的な叙述があらためて興味深い。全国的動乱と価値観の変動は凄まじい。確か古代からの日本語も、この時代に大きな変化の節目となっていたし、加藤周一の『日本文学史序説』も、この時代を大きな変わり目としていた記憶がある。

     この戦国時代という時期がいつを始めとしいつを末期とするか、著者はつぎのように考える。
     戦国時代は応仁元年(1467)の戦乱勃発から、とする見解もあるが、明応二年(1493)から始まるというのが一般的。16世紀になればおおむね全国的に戦国的様相になった。
    その終わりは,信長や秀吉の全国制覇に比重をおけば、信長が足利将軍を追放した天正元年(1573)または、信長が上京した永禄11年(1568)で戦国時代の終わり,という見方もあるが、各地の大名の間では勢力争いが続いているので,これは秀吉が北条氏を滅ぼした天正18年(1590)までというのが適切だろう。また広く戦いがあった時代ということでは、元和元年(1615)の大阪夏の陣までという言い方も可能。
    と触れた後で,この著者は,文明9年(1477)の応仁の乱終熄から大阪夏の陣までのほぼ140年間としている。
    戦国時代は,中世か近世かという議論も古くからあるが、どちらというよりも<戦国時代>として、中世でも近世でもない時代として独自に位置づけることが実情にあっている、としている。これは形式的常識では一寸疑問に思う。

     巻末の参考文献末尾に,全編にわたるものと記した既刊の日本歴史書一覧が挙げられている。このなかで一番古いのは,1965年刊行の『日本の歴史/戦国大名』杉山博(中央公論社),および同シリーズの永原慶二『下剋上の時代』で、以下32册。一番新しいのは、2005年刊行の『戦国大名今川氏と領国支配』久保田昌希(吉川弘文館)となっている。

    つまり1960年代半ばから2000年代半ばほどの40年間に,戦後の主な歴史研究が進められて来たということにもなるのだろうか。

     日本の通史としては、<大系日本の歴史>小学館<日本の歴史>集英社<日本の時代史>吉川弘文館<日本の歴史>講談社<日本の歴史>中央公論社などが列挙されているが、東大や岩波のそれはここには無い。

     確かに南北朝から戦国時代あたりの活力ある歴史は、小説的な視点で見ても面白いこと限り無し。

  • 戦国時代がわかる本。前半部分は勉強不足で読むの大変でした^^;
    説とかは大雑把なので「?」なところもありますが、通して知るには十分です――一点だけ→秀吉は羽柴姓と豊臣姓を分けて与えていたらしいから、無頓着ではなかったと思いますが……。
    でも面白い逸話も多く、戦国時代を調べてる私にとっては、システムの話が特に面白くてよかったです。

  • 戦国末期ばかり注目される昨今で、応仁の乱から末期まで包括的にまとめた本。戦国大名が誕生した流れをわかりやすく説明。

    今川、武田、北条を主に取り扱っている。
    個人的に毛利隆元の愚痴手紙が面白かったです。

  • 応仁の乱〜大坂の陣まで1冊で解り易く解説してあります

    ざっと時代の流れを確認する際に。

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