- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096772164
作品紹介・あらすじ
生きとし生けるものすべてを慈しみ、人の魂の深みを詩に描いた宮沢賢治。まるで魔術のごとく煌めくことばは鮮烈にして絢爛。天空に輝く詩篇の星々を、現代仮名遣い、鑑賞解説付きで収録。
感想・レビュー・書評
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宮沢賢治の詩集ですね。
たまには詩も読んでみたいなと思いまして、馴染みの深い宮沢賢治さんを選んでみたのですが、軽はずみに読めるものでないと改めて恥じ入りました。
宮沢賢治さんは「詩集」という言葉を嫌い「心象スケッチ」と言われたそうです。
観賞解説の詩人の高橋順子さんの案内無くしてはとても読み進められませんでした。
なかには私でもなんとかついて行けそうな詩もありました。
詩を読むときは深く考えすぎず、自分の中で受け取れるものを感じる事だと思って、静かに目を通していきました。
解説の椎名誠さんも「ひとつひとつの意味はわからないないけれど、読んだあとになぜか悲しくなってくる。あるいは苦しいなかにも気持ちのどこかが明るく解放されてくる。そういう読後感というものがあります。」と述べられています。
宮沢賢治さんの生きざまのなかで、宮沢賢治さんの言われる「心象」を読み取るのは至難かも知れないけれども、詩を通して思い至るものがあればと、手にする機会を持てればいいかな。
この詩集は宮沢賢治さんの全詩より三十一篇を選ばれたものです。
初めて詩集を手にされる方も、私のようにたまに詩集を読んでみたい者にも、なじみやすくよい詩集ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズを読んでいてほんとうに思うことは、詩というのは教科書でとりあげられた一編だけで良い悪いを判断できるものじゃないんだ、ということです。詩集を一冊読まないとわからなかったです。「永訣の朝」がこんなに切実で美しい詩であったということ。今にも溶け落ちそうな、霙のように澄んで美しい詩集ですね
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彼の綴る言葉や音には、リズムを感じる。
解説付きなのが有り難い。 -
世界観に入っていくのが難しかった。
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【詩をたのしもう(日本編)】
日本の近・現代詩史に燦然と輝く詩人たちの作品を選り抜きでご紹介します。
新学期、新生活にお気に入りの詩人をみつけてみませんか?
<閲覧係より>
宮沢賢治(1896-1933)。
幼少期から自然や動植物に親しみ生あるもの全てを慈しむ賢治の世界は詩に限らずのびのびと自由で美しい。
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所在番号:911.568||エイ||6
資料番号:10205742
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大好きな宮沢賢治の詩が、
一部分なのですが、まとめて
読むことができます。
解説もついていて読みやすい。 -
『永訣の朝』以外でトシの出てくる作品を読んだのはこれが初めてであった。つらい。