ゴッホ原寸美術館 100% Van Gogh! (100% ART MUSEUM)

著者 : 圀府寺司

• 小学館 (2017年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ゴッホの名画を迫力の原寸で再現！

《ジャガイモを食べる人々》《アルルの跳ね橋》《夜のカフェ・テラス》《ひまわり》《星月夜》《糸杉》など、初期から晩年まで、ゴッホの代表作を厳選。力強い筆触やマティエール（絵肌）などゴッホ作品の魅力を原寸図版ならではの迫力で再現。また、制作時期による「自画像」や「肖像画」の変貌や、「ジャポニスム（日本趣味）」との関わり、風景画や静物画における様々な挑戦、さらに素描や水彩画など、その画業を通じて試みた技法と様式の多様性・変遷を概観。一般のイメージとは異なる意外な技巧派としての一面も明らかにする充実した内容の画集です。ゴッホ研究の世界的権威である圀府寺司・大阪大学教授による監修。書き下ろし原稿を収載。

感想・レビュー・書評

[かおるひめさんの感想 · 2021年12月19日]

ゴッホの作品を原寸大で紹介。
縮小した作品の全体図の画像、説明、作品の一部を原寸大での構成。
主要参考文献、書簡集と単行本のリスト有り。
筆触やテクスチュア、平塗りと厚塗りのバランス等、
ゴッホの作品の描き方が間近に見える、作品集です。
油彩だけでなく、鉛筆画やペン画、水彩画も紹介。
初期から後期までの作画の異なりも、分かります。
キャンバス地が見える塗りと立体的な厚塗りが、
全体図でこう見えるのか、分かるのもよかった。
大胆ながら繊細。その筆遣いの妙。
色彩と構図の構成も、ゴッホならではの個性と感嘆しました。

[tqxfさんの感想 · 2019年1月24日]

目眩

著者プロフィール

大阪大学文学研究科教授

「2012年 『コンフリクトのなかの芸術と表現』 で使われていた紹介文から引用しています。」