おじいさんとヤマガラ: 3月11日のあとで

著者 :
  • 小学館
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097265078

作品紹介・あらすじ

おじいさんは、むしやとりやどうぶつがだいすきです。ふゆになると、いえのまわりに6このすばこをとりつけます。まいとし、ヤマガラがやってきてヒナがそだつのがたのしみなのです。このふゆもおなじようにすばこをつけました。あのじこのあと、おじいさんはしんぱいでしんぱいでしかたありません。

感想・レビュー・書評

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  • 人間のしたことが生き物、自然にも大きな影響を与えてしまうということを、優しく穏やかに気づかせてくれる。

  • 題名のとおりあの3月11日以後の自然の変化について考えさせられる絵本です。

  • 鈴木 まもる (著)

  • 東日本大震災で被害を受けたのは人間社会だけでなく、自然界全体に大きな被害を与えたことに改めて気付かされました。

    自然とともに生活していくために、自然災害がおきたときの自然界への影響なども考えていきたいと思いました。

  • 3・11後の森の中の様子を、鈴木まもるさんのやさしいタッチで描かれた絵本。おじいさんの嘆きが心にささる。

  • 鳥が大好きで、冬の間に家の周りに巣箱をつけ、ヤマガラが巣箱の中で卵を産み、親鳥がせっせと虫を運んでひなを育て、ひなが元気に飛び立つのを楽しみにしているおじいさんがいます。冬にはエサ台にひまわりの種を置き、沢山のヤマガラがおいしそうに食べにきます。3.11の原発事故のあと、やってくるヤマガラが少なくなり、とても心配しているおじいさんです。おじいさんは、今までよりよりも沢山巣箱を作り、山の掃除もして、沢山の鳥や動物が暮らしていけるようにしたいと思っています! 鈴木まもる 作「おじいさんとヤマガラ」です。

  •  3月11日、大きな地震がおこった。おじいさんのすむところから、いくつか山をこえたところにある原子力発電所が津波でこわれた。5月、いつものようにヤマガラがやってきて、巣を作りヒナを育てはじめた。

  • またもや 鈴木先生の名作誕生!

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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