夢は牛のお医者さん

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 53
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097266549

作品紹介・あらすじ

夢をあきらめないひとりの少女の物語。

新潟県の山あいにある小さな小学校に3頭の子牛が“入学”してきました――。
当時、小学3年生だった少女が、牛の世話をするなかで抱いた夢・・・・・・、それは「牛のお医者さん」。
懸命に世話をした牛との別れ、家族や周囲の支えと夢への熱い思いを胸に挑んだけわしい獣医師への道。
そして、“ペット”ではなく、“家畜”のお医者さんとなったかつての少女は、今も「いのち」と向き合いながら、日日戦っています……。

2014年春に単館上映からスタート、その後大きな話題となったテレビ新潟製作の同タイトル映画を絵本にしました。
観客の感動と涙をよび、公開からわずか4ヶ月でミニシアターでは異例の2万人を突破。ぴあ初日満足度ランキング1位を獲得。以後、日本映画ペンクラブ賞、日本映画批評家大賞、日本民間放送連盟賞など多くの賞を受賞し、いまなお各地で上映が続いています。

“夢をあきらめない”を、全国のこどもたちたちに届けます。

【編集担当からのおすすめ情報】
山田洋次監督も絶賛したこの映画。
小さな少女の成長、学び、決意、そして家族の絆など、映画の感動を絵本でも味わってください。

また、イラストを担当したのは、「せんそうしない」「なきごえバス」などの作品で人気の絵本作家えがしらみちこさん。
ひたむきな主人公の表情、こどもたちの子牛との交流シーンなどがとても魅力的に描かれています。
家庭で、学校で、多くの人に手にとっていただきたい作品です。

感想・レビュー・書評

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  • ともみさんは、山の学校に住んでいます。
    クラスはとても少なく、とうとう
    入学する子供がいなくて、入学式ができなくなりました。でも、なんとか入学式を挙げたい
    みんなは、人ではなく牛を入学させました。

    ともみさんは、この経験をして
    牛のお医者さんになりたいと思いました。
    果たして、夢は叶ったのでしょうか。

  • 来年2021年は丑年、手に取る機会があってよんだ。

    1987年、新潟県の山あいの小さな小学校に、三頭の子牛が入学してきました。
    この出会いが、小学三年生のともみさんの夢のはじまりでした。

    泣いちゃいますよね。
    これまで、えがしらさんの絵はちょっと苦手だったのですが、今回は繊細さと優しさがとてもいいなぁと思いました。
    子どもたちの表情と牛の瞳が、柔らかく描かれています。
    作者は、報道記者のときに出会った「三頭の子牛の卒業式」のテレビ取材をきっかけに、26年間ともみさんに密着し、この絵本の原作となった映画『夢は牛のお医者さん』を監督したそうです。
    命の授業とか食育には斜に構えてしまうのですが、普通に感動しました。
    大人なので、おとうさんが夢を応援するくだりでうるっときます。
    また、夢を叶えるための努力を徹底しているのに脱帽です。
    「強くて優しい」というのは、得がたくすてきなことです。
    こういう、希望と現実の厳しさが背中合わせになっているのが、ノンフィクションの良さだなと思います。

  • 【利用対象】小学1~2
    「山あいにある小さな小学校に、3頭の子牛が“入学”してきました。この出会いが、ともみさんの夢のはじまりとなりました…。新潟県のひとりの少女の26年に密着した同名ドキュメンタリー映画を絵本化。」

  • ブックデザイン/堀渕伸治(tee graphics)

  • ドキュメンタリー映画を絵本にした

  • 978-4-09-726654-9 32p 2016・6・28 初版1刷

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