わらしべちょうじゃ (日本名作おはなし絵本)

著者 :
  • 小学館
3.55
  • (5)
  • (11)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 243
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097268796

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 藁(ワラ)が、ふきの葉、味噌…と変わっていく…あれっ??アブ、蜜柑、じゃないの??

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    若者の拾った1本の藁(ワラ)が、出会う人との物々交換によって、次々と違うものに替わっていく昔話です。

    しかし読み進めるにつれ、だんだんと違和感が…
    なぜなら、わたしが知っている「わらしべ長者」のあらすじと違ったためです。

    この絵本では、若者のつかんだ藁は、ふきの葉、味噌…とわかっていくのですが、わたしが知っている「わらしべ長者」は、アブ、蜜柑、と替わっていくお話でした。

    そして最後の方でふろしきと馬を交換してくれと言ってきた男の正体が、まさかの人物で、思わず娘と2人で「えーーーーー?!」と叫んで笑ってしまいました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ネットで調べてみると、わらしべ長者には主に2パターンあるそうで、ふきの葉パターンとアブパターンがあるとのことでした。なるほど。

    こんなちょっとした話運びのちがいも、昔話のおもしろいところですね。
    考えてみれば「三枚のおふだ」も、絵本によっておふだの使うタイミングやおふだの力がすこしずつ違うことがあります。

    昔話絵本こそ、読み比べがいちばんおもしろいお話!
    いろんなパターンがあるから、自分の好きなパターンを選ぶこともできます。
    よし、次は懐かしのアブパターンの「わらしべ長者」を読んでみますね。

  • 息子8歳1か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り)
    その他

    優しい心、大切。

    わら→ふきの葉→みそ→皿→風呂敷→馬→長者のむこ

    最初の「わら」とゴールの「むこ」は覚えていたのですが、過程はどうだったかおぼつかない。
    お話によっていろいろあるのでしょうか。

  • 信じて優しさ持って行動した結果
    素敵なことが

  • 観音様、お困りですね、など、ところどころ息子がおぼえていて、印象に残るお話だったようです。

著者プロフィール

杉山亮(すぎやま・あきら):1954年東京生まれ。76年、都の公立保育園の第一号男性保育者として伊豆諸島の利島保育園で働く。以後83年まで各地の保育園、幼稚園に勤務。30歳のときにおもちゃ作家へ転身。「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰する。現在は山梨県北杜市小淵沢の高原で児童書の執筆をして暮らす。主な著書に『子どものことを子どもにきく』(ちくま文庫)、『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)、『たからものくらべ』(福音館書店)、『青空晴之助』『児童書作家の思いつき』(仮説社)などがある。また、ストーリーテラーとして「ものがたりライブ」というお話会を全国各地の図書館、小学校で開いている。

「2023年 『子どもをおいて旅にでた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉山亮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×