ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?: ギリシャ・ローマの神話と美術 (小学館101ビジュアル新書)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 89
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098230297

作品紹介・あらすじ

名画に描かれたギリシャ・ローマ神話の世界

ヨーロッパ文明の大きな源泉のひとつであるギリシャ・ローマ神話の世界。
ミロのヴィーナスに始まるその豊かで多様なイメージを、ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ、アングル、ドラクロワ、モロー、クリムトなどの巨匠たちがどのように表現してきたのか?
ヨーロッパ美術の歴史における名作の数々を具体的にとりあげ、それらの意味や図像の解釈などを踏まえて、美麗な図版とともに、わかりやすく解説していきます。
ヨーロッパ美術の成り立ちと変遷を、それを生み出した精神を通して読み解く、著者の学識と文章力ならではの、画期的な入門書です。

感想・レビュー・書評

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  • 高階先生またもや冴えている。学びたい、もっと理解したいという気持ちが高まった。はじめにと一章で示された西洋絵画の枠組みがとりわけ興味深い。写真も紙も良い。

  • 4/8はヴィーナスの日
    ヨーロッパ美術の成り立ちと変遷を、
    それを生み出した精神を通して読み解く画期的入門書!

  • コントラポスト
     部分と全体の調和。

  • ギリシア神話については少しだけ読んだことがあったが、様々な画家の描写をカラーで見ることができ、イメージが以前より湧いたと思う。
    また、描かれた時代が違うと、その時代に要求されているものや技法によって、同じ題材でも全く違う印象を与えることが興味深かった。

  • 今まで別々に見たことのある神話にまつわる絵画を、逸話でまとめて解説してくれるとこんなに分かりやすいのだな、と楽しく読みました。

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著者プロフィール

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

「2024年 『エラスムス 闘う人文主義者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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