深海生物 捕った、育てた、判った!: “世界唯一の深海水族館"館長が初めて明かす (小学館101ビジュアル新書) (小学館101ビジュアル新書 31)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098230310

作品紹介・あらすじ

誰にも書けない「深海生物観察記」

著者の石垣幸二さんは、世界にも類のない深海水族館『沼津港深海水族館』の館長であり、一方で、世界中の水族館や研究施設からの依頼で希少な海洋生物を納入している“海の手配師”としても活躍しています。自分で捕獲し、飼育・観察し、水族館での展示の工夫まで考えているのです。本書では、その石垣さんが実際に捕獲し、観察しているからこそ判った深海生物の不思議な生態や、飼育・展示の苦労話などを余すところなく語り尽くします。深海生物のカラー写真もたくさん掲載しました。
一方、“海の手配師”としての仕事もエピソードにあふれています。漁の際に船を出してくれる漁師さんたちとの付き合い方、世界一のサプライヤー(生体供給業者)を目指すきっかけになった人との出会い、採算を度外視してでも誠実に仕事をして信頼を得る、捕ることよりも実は搬送のほうが難しい……深海ビジネスを初めて成功させた男といわれる石垣さんの仕事への真摯な取り組み方は、ビジネス書としても一読の価値があります。


【編集担当からのおすすめ情報】
ダイオウイカの生態がテレビで放映されてから、深海生物に興味を持つ人が急に増えました。著者の石垣さんにも、テレビ・新聞・雑誌などからの取材依頼が殺到しています。石垣さんは、忙しい仕事をやりくりして、できる限り対応しているそうです。それは、「深海生物のことをもっと多くの人に知ってもらいたい、深海生物を好きになってほしい」という熱意からです。この本は、そんな石垣さんの深海生物への愛情が伝わってくる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 2015年2月新着
    深海生物専門の水族館の事は聞いてたけれど、館長さんがこんな方だったとは・・・。
    まず、水産学出身じゃない! 上場企業のサラリーマンだったのに、海が忘れられなくて、奥さんに一度実家に戻ってもらってまで、海の仕事に。しかも、最初はリゾート開発をするつもりで、ふらっと潜水士になってしまい、紆余曲折のすえ「海洋生物生体供給会社」というちょっとワケがわからなさげな会社を立ち上げ、、、と、まぁ波乱万丈です。
    深海生物を扱う難しさ、面白さもさりながら、その人生談も読みでがありまっせ。
    カラー美写真多数。新書サイズですが、内容びっちりです。

  • 海の手配師が書いた新書第二弾。先にでた「水族館革命」と違うのは、こちらの方が写真が多く、前者が水族館自体にスポットを当てたとすれば、こちらは深海生物に重きを置いている。
    中に、著者がショックを受けた言葉として、「水族館にくる人は魚に興味なんてないんだ」というのが上げられていたが(その言葉が一般人向けの水族館を作る上の戒めとなっていると書かれてあったが)、個人的に「ここに魚にめちゃくちゃ興味があって水族館に行く人もいますよ」と声を大にして言いたくなった。

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