読書進化論‾人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか‾ (小学館101新書)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250011

作品紹介・あらすじ

ウェブ時代の「人生を変える本の使い方」を、自分自身の歩みと重ねながら、ていねいに紹介。著者の視点から、「本」の新しい価値が次々と明らかになります。

感想・レビュー・書評

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  • ウェブは具材レベルでの情報を得ることができ、手軽さが魅力。それに対して本は定食レベルで情報を得られる。唯一の欠点がウェブより時間がかかること。

    だから、本を選ぶ時に大事にしたいのがウェブと友人の話の範疇を越える本を選ぶこと。


    読む力、書く力は続けることで育つ。

    よんだものはblogで残せ!

  • タイトル買い。
    読書案内的な内容かと思って中身を見ずに購入したが、普通にビジネス書だった。
    "中身を確認して本を選べ"的な内容も書かれていたが、少なくとも、ビジネス書を買うときには、その通りにするべきだと思った。
    最近、投資を始めた自分としては、著者の『お金は銀行に預けるな』が気になる。

  • 読書というよりむしろ、勝間さんの出版マーケティングについて書いている本。
    どう読書すべきかなどは少なめ。

    ビジネス書、自己啓発本などを選ぶ、読む時には参考になるだろう。

  • 本は、書くだけではなく、売ることを合わせて、完結する

  • 読書家の勝間さんは、どんな本を読んでいるのだろうと思っていた。ビジネス本や哲学書ばかりじゃなく、文芸、推理小説も読んでいることに親しみが沸く。本で疑似体験が出来ることは、目からウロコであった。そういう考え方をしたことがなかったから。小説の中の主人公が、もし自分だったら、このような気持ちになっただろう、こんな挫折感もあるのかと体験ができる。そして、本を読んだ後に行動をするか、しないかで個人差が出てくることも実感した。

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  • 読書を本を読むだけで終わらせないためにアウトプットを目的とした読書指南。
    インターネットがあるが読書は手軽なツールである。類似体験も出来る。安価、持ち運びが容易。
    読む技術、読むだけで終わらせない、良書を選ぶ。自分にあった読書レベル。書く方法の進化、ブログは簡単に出来る情報発信。さらに進化して売るための方法。

    文章は明快、論理的である。内容も説得力がある。自分の考えがあり、揺らぎがないということだろう。「これは良い」だけでなく、それを自分でやってみてよかったという体験型の文章は説得力がある。そのため読書も、読書だけに終わらせないで、アウトプットしなさいということである。自分でよいと思ったことを他人にも勧めている。データの裏づけを取っている。解析をしている。ところもすごいと思う。全編を通して、参考になり勉強になりました。出来すぎ、と感じるところもありましたが。


    相手が分かりやすく、読みやすく書くための4つの技術
    1自分の事例」アンソロジー形式」を利用して親しみを持たせる。
    2役立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない。
    3共通体験」が流通している言葉」を使って行動を促す。
    4コンテンツ力」と編集力」で進化していく。

  • 題名に魅かれて読んでみた。が、ちょっと期待外れ…。
    自分の書いた本によって読者がどれだけ影響されたか、本を出版してどんなイイ事があったか。著者の自慢話とまでは言わないが、そんな雰囲気を感じた。
    最後の方に勝間さんが薦める本リストが載っていて、金融・ビジネス辺りに興味がある人にとっては参考になるかも(実際読むかどうかは別として…)と思う。

  • 勝間本ですね。

    「人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」とありますが、
    どちらがいいかという話ではなく、きちんと棲み分けをして、効率的に使い分けましょうというごく普通のお話です。

    もちろん、本は疑似体験として身近なツールであることや、フレームワークをもって読書をしないと身に付かないなど、これも今までの本で書かれているんじゃ?的ナ事の再掲が多かった気がします。

    最初のほうはまだ読むのもありかなとは思いますが、途中からはちょっと・・・って感じです。

    書店の店員の話や、MIXIのコミュニティ参加者の話、書店ぶらぶらの話など、あまりいらない感じです。

    進化論とあるが、最後まで何が進化の話なのか要点がぼやけていてよくわからなかった。

    目次
    第一章 人を進化させる読書がある
    ウェブ時代の本と書店の再定義/自分を進化させる本とのリアルな出合い方
    読者が進化して著者になると、上場株(=パブリックな人材)になる
    ウェブで発見され、約1年で150万部の売り上げに
    再現性が高い本は読者に“ご利益”をもたらす
    勝間式 書店ぶらぶら歩き(1) 「リブロ青山店」編
    第二章 進化している「読む」技術
    フレームワークがない読書は身につきにくい
    本選び基準のひとつは「ウェブや友だちの話より質が高いかどうか」
    良書との出会いが読書体験を豊かにする秘訣
    自分の読書レベルに合った読み進め方がある
    多読や速読など、「読む」技術について
    「読んでおしまいにしない」が究極の技術
    第三章 「書く」人も進化する
    深い話を広く伝える手段として、本は最もリーズナブルな流通形態
    文章力はブログやメールで進化させることができる
    書店は宝の山。“本のコンシェルジュ”を活用するのも手
    勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術
    技術(1)「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して、親しみを持たせる
    技術(2)「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
    技術(3)「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
    技術(4)「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく
    ウェブで発見されて著者に進化するには
    第四章「売る」仕組みを進化させる
    出版業界は「プレイス」と「プロモーション」が弱い
    好循環を生む基本的な仕組みは「まじめに作って、まじめに売る」
    「著者ブランド」を最大限に活用する
    リアル書店とネット書店の特徴を生かした「売る」仕組み作りを
    ウェブの活用、チャネルの再考…まだある、出版社にできること
    勝間式書店ぶらぶら歩き(2)「丸善丸の内本店」編
    終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ
    読書の進化形、印税寄付プログラム
    すべての人にフェア(公平)な可能性を秘めている「読書」の世界
    私を進化させた20人の著者
    巻末資料
    おわりに

  • 勝間和代の新書。2008年初版

    読書というより、出版や流通も含めた書籍全般に関わることをテーマに、著者として、マーケッターとして、自己啓発のカリスマ?としていろいろ書かれているような感じ。
    副題に『人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか』とあるのが、ちょっと気になって買ってみたが、要約すると、本のコンテンツは深くて、ウェブのコンテンツは便利だか玉石混交ですよ的なことが冒頭に少し書いてあった程度の気がする。
    あとは、読書のフレームワークやテクニック、便利なガジェットについてなどあんまり面白くないような内容だった。
    むしろ後半の、本を「書く」ことや、「売る」ことについて、分析しているところの方が面白かった。読み捨てられることを前提とした自己啓発本を連発してるようなイメージだったけど、本毎に売り方まで携わってしっかり売ってるのはすごいなと思う。
    その他の感想としては、コラムやら、インタビューやら、WEB上の書き込みやら本文以外のパートが多くて読みにくいし、その内容も面白くないのが(カツマーファンの人には面白いのかも知れないけど)、とても残念。

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    はじめに
    勝間和代著作一覧

    序章 成功や自由は、読書で手に入れる
    第一章 人を進化させる読書がある
    第二章 進化している「読む」技術
    第三章 「書く」人も進化する
    第四章 「売る」仕組みをしんかさせる
    終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ

    私を進化させた20人の著者
    巻末資料
    おわりに

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

勝間和代の作品

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