- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098250288
作品紹介・あらすじ
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
感想・レビュー・書評
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自衛隊もある意味、一般の企業と変わらないのかもと思わせる書だ。踊る大捜査線と通じるモノを感じた。
官僚主義がはびこる一方で、自衛隊内で、権利があるから命令を拒否できて、強制されたら訴えるという話しがある。官僚と同じで、組織というものは、劣化が避けられないものなのだろうか?
[private]・裁判で争うこともできるのですよ。
・水兵の言うことを信用してはダメ。[/private]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長年自衛隊を見つめ続けた著者が詳らかにするこの組織の歪み。
変わりゆく自衛隊。自衛隊がより「軍隊化」していくとでも言えばいいのか。一方で忘れ去られつつある創建当時の精神。何が、どういう方向性が正しいのか浅薄な自分にはまだよくわからないが、自衛隊を取り巻く環境、そして自衛隊自身が変わりつつあるいま、自衛隊は、自衛隊員はどうあるべきかというのは、組織の内外問わず考えなくてはならない問題だな。 -
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
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内容(「BOOK」データベースより)
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。 -
自衛隊の内部は今どうなっているのか。旧軍の伝統と今時の若者が同居する世界。