幕末維新を「本当に」動かした10人 (小学館101新書 70)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250707

感想・レビュー・書評

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  • 自分のように幕末の知識のない者が浅く知るには良いかもしれない。かといって特に目新しい所もないかな。
    全然知らないこともあって小栗上野介と大村益次郎が自分的には良かった。

  • 前著と違って、幕末に特化した分、つながりを感じるものの、一つ一つの章立てが短いため、全体的にサラっと表面のなぞった程度になってしまっているのが残念。やはり、なぜこの人なのかの基準があいまいなので、そこを知りたいままで終わってしまった。ドラマや小説に引きずられてしまっていて、その人物自身の本来の姿を追いかけていない感じがしたのが気になった。

  • 倒幕から明治維新、激動の時代に生き、人びとの先頭に立って世の中を動かした「志士」たち。坂本龍馬のような下級藩士から有力旗本だった小栗上野介、農民から武士となった近藤勇や土方歳三など、幕末維新を「本当に」動かした10人の活躍を、NHK『その時歴史が動いた』のキャスターを務めた松平定知氏の視点で捉える!(Amazon.co.jpより)

    NHKの松平キャスターは好きなアナウンサーの一人。「NHKスペシャル」などのメインキャスターを務めていらっしゃるが、声のトーンやしゃべる「間」がとても心地良い。本著は「その時歴史は動いた」の内容から、幕末に視点を置いて、坂本龍馬といった英雄から小栗上野介といった悪役(と言われてきた)まで、一気に回想するといった内容だった。ちょうど、龍馬伝が放送されているので、タイミング的には旬モノといったところだろうな。

    私も龍馬伝は視聴しているのだが、史実とフィクションの切り分けがほとんどできていなかった。本著が紹介する史実を読むことで、『あぁ、あの場面はフィクションなんだ』と認識することができたのは良かったと思う。また逆に、龍馬暗殺に向けたストーリーをどう脚色するのかも興味が沸いてきた。

    内容的には広く浅くといった感じなのだが、松平キャスターの人物考察も絡ませながら楽しく読ませていただいた。幕末の歴史をおさらいしたいなという方はオススメです♪

著者プロフィール

1944年東京生まれ。元NHKアナウンサー。「連想ゲーム」や「その時歴史が動いた」「NHKスペシャル」などで活躍。近年は「下町ロケット」のナレーションも担当。徳川家康の異父弟・松平定勝を祖とする伊予松山藩久松松平家の分家の末裔。京都造形芸術大学教授、國學院大學客員教授を務める。歴史に関する著書多数。

「2020年 『一城一話55の物語 戦国の名将、敗将、女たちに学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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