高機能自閉症児を育てる (小学館101新書)

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著者 : 高橋和子
  • 小学館 (2010年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250790

高機能自閉症児を育てる (小学館101新書)の感想・レビュー・書評

  • かなりお勧めの一冊。保護者だけでなく、教師や支援者、そして当事者にもかなり参考になるのではないだろうか。具体的かつすっきりと、難しい用語などは使わずに大切なポイントが書かれている。資料や図表なども応用したくなる。著者は、もともと研究者を目指していた方だけあって、わが子を落ち着いて観察し、記録しているのはさすが。

  • アスペルガーの子供を育て上げた作者の感動の実録。
    多くの天才を生んでいるアスペルガーですが、障害というより、天才の卵ではないでしょうか?
    同じ悩みを抱える方には、是非読んで頂きたい。

  •  知的な障害がないけれど、コミュニケーションなどの障害はある「高機能自閉症」という障害を持った息子を育てた母親の話。障害児の教育が大変なのは知っている。このお母さんの頑張りは尊敬に値する。ただ闇雲に頑張るのではなく、きちんと戦略を立てている点が賢い。でも、世の中の多くの障害児の親は、こんな風になれないと思う。もっとサポート体制を充実させることが重要だ。そこには予算の壁が立ちはだかるワケだけど…。

  • 教育に関わるものとしては、絶対に読んでおくべき書物である。

    高機能自閉症児Tを20年という長きに渡って育て、さらに、自閉症の特徴を斯くも分かりやすく書くというのはある種偉業である。

    自閉症の子を持つ親は、本当に子育てだけで精一杯なのであるが、この著者は、もともと研究者を志していた方だけに、自らの子も、研究者的な視点(第三者的視点)でとらえられており、苦手なことでも根気良くチャレンジさせ、できないことを減らしていき、得意なこと(T君は数学や化学であった)を延ばすという理想的な育て方をされた、稀な方である。

    さらに感銘を受けたのは、T君が通う学校の先生に、学校生活でT君が混乱するであろうことを想定したマニュアルを作り、配布したことである。個別対応が必要な自閉症児は、多くの場合、関わる教師側が配慮をしていかなければならないことが多いが、マニュアルが配られることによって、教師の負担が大幅に軽減されるのである。T君が嫌がることなど、事前に分かっているのと分かっていないのとでは、当たり前であるが大違いである。

    自閉症児の子育ては親と教員(もしくはまわりの大人)の共同作業であることは当然である。でも、ここまで真摯に子育てに向き合った著者には、ただただ敬服するばかりである。

  • 家族の体験記はとても学ぶことが多かったです。子どもの心に耳を傾けて,一緒に考えていく姿勢に感銘を受けました。

  • 良書。必勝法の本ではなく、奮闘記であり、工夫の記録。インリアルの実践は初めて理解出来たかも。自分たちのやっている事とそれ程の違いは無さそうだが、著者の勤勉は並外れている気がする。励まされた。

  • 仕事で自閉症の方と接することがあり、必要に迫られ読んだ本。

    子どもとの接し方、学校や幼稚園さがし、まわりとのやり取りなど筆者が必死で走り回り考えてきた軌跡がうかがえる。母親の手記+専門家としての記述がうまくあわさっている。自閉症の子どもが個人個人にとって適切な支援を受けることの大切さがよくわかった。

    また筆者の子どもに対する姿勢、学校との交渉の様子は障害を持っていない子の親にもとても参考になるものだと思う。

    新書の紙幅に要領よくまとめられていて読みやすいが、新書では収まらない内容にも思う。とくに、義務教育以後のことや、困難な状況にあったときの筆者の気持ちや、夫はじめ周りとのやりとりなどについてももっと詳しく知りたいと思った。

  • 高機能自閉症のお子さんが成長していく中で,
    母親として育てた20年の記録です。
    自閉症ではない子どもへの成長へも参考になる必読の1冊です。

  • スクールカウンセラーさんから薦められた本。チビ太は高機能自閉症ではないけれど参考になるかな、と。

  • こ、これはすばらしい!特別支援学校に勤務している教員の妻にもおすすめした。親としての一面をもっと見たかった。

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