高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書 100)
- 小学館 (2011年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251001
感想・レビュー・書評
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著者がストリートスマート?であるという前提で書かれている本であるが、読みにくく分かりにくい内容であった。抽象度を上げて考えることを推奨しているにも拘わらず、内容が個別具体的な言わば著者がの実例主義に基づく記載が多く、大変読みにくかった。
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「ストリート・スマート」というバズワードを軸に、お得意のロジックで身近な事象から物事を分析・一般化して書いた本。
というとなんだかほめてるみたいですが、最近の勝間さんの本は正直、自己言及や先読み防衛が多くて、読んでいてあんまりおもしろくないのが正直なところです。
この本も、キャッチーなタイトルや、「ストリート・スマート」「アカデミック・スマート」という一見ロジカルで耳通りのいいワーディングで武装されてはいるが、実際の中身は新書1冊を費やして、「自分の考え方がいかに正しいか」「いかに自分の頭がよいか」ということを延々と説明しているような印象を受けてしまった。うーん残念。 -
勝間和代の本に共通するロジックで貫かれていて参考になる(笑)。高学歴でも失敗する人、といいながら、成功の定義をしていないようだ。
本書を読んで、以下のことが、参考になる(爆笑)。
1. まず、他人の批判をする人は、アタマが良い人ではない、という設定をする。
2. 私は、若くして公認会計士になったとか、着眼点が他人とは違う、とにかく努力した(苦笑)、と、自分と他者の差別化操作を行い、読者よりも優位なポジションを作っておく。
3. 自分を、美人女優や著名文化人と結びつけ、同列に並べる文脈作りを行う。
4. ネット上での批判を警戒し、匿名の意見は信用してはいけない、などの防衛ラインをさらに巡らす。
5. なんでも検索して調べるためにノート パソコンを持ち歩いて裏を取れと、突拍子もない内容が出てくる。
6. 謙虚さがない。
この人の本には普遍的な原理原則が感じられない。ハック本レベル以上のものを書けないのだろう。
勝間流、ロジカルシンキングについての本。