大震災でわかった学校の大問題 (小学館101新書)

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著者 : 大森直樹
  • 小学館 (2011年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251162

大震災でわかった学校の大問題 (小学館101新書)の感想・レビュー・書評

  •  大震災の傷跡がまだまだ残っている(外部的にも内部的にも)にもかかわらず「通常の教育活動」「授業時間の確保」を最優先したいという姿勢をしめす中央文科省。
     日本の教育は,一体どこを向いてきたのか。そしてそれは,今回の震災でどう変わっていくのか。
     本書を読む限り,震災で教育の方向が変わろうとはしていないと寂しくなります。
     一人の人間も切り捨てない学校づくり…それは遠くにある気がします。でも,自分でできることはある…そう思わせてくれる内容でもありました。

  •  残念な本。もし購入を検討しているなら、買わないことをオススメします。

     まず大震災については、ただ子どもと教師と学校の被害をルポするだけ。大震災当初からずっと報道されていたことで、目新しいことはなし。被害を受けた人たちには本当に心が痛むけれど、そういう事実を受けて、さてどうするのか、というと具体策はいっさいなし。

     で、震災後に目指すべきは「一人の人間もきりすてない学校づくり」なんだって。こんなだれでも言えるようなことを、よく恥ずかしげもなく言えるなあ。しかも震災前から必要でしょ、それは。

     後半になると「教員加配」だの「全国学力テスト」だの「教員免許更新制」だの具体的な話と提言があるにはるんだけど、それって大震災とは関係ないよね・・・本書のタイトルは「大震災でわかった学校の大問題」なんですが、東京学芸大の准教授ともあろう方が、震災前には気がつかなかったのですか。。。

     それに実際の提言も「教育現場が望んでいない」の一言で正当化しようとしている。たとえば、提言の一つに習熟度別指導はやめろ、というのがあるけど、私学では習熟度別指導を実施しているところは多いよね。本当に教育現場はみんな習熟度別授業に反対なの?

     それに教員免許更新制も廃止すべきだ、それが教育現場の一致した意見だ、としているけど、少なくともワタクシは教員免許更新制には賛成です。ベテラン教員で能力が明らかに低い人はいっぱいいますしね。もちろん有能なベテラン教師もいます。更新講習の中身はもっと改善されるべきだとは思いますが、更新は必要ない、というのは教師のおごりだと私は考えます。

     他にもいろいろ言いたいことはあるのですが、とりあえずこの辺にしておきます。「震災後の教育現場」というテーマ自体は重要だと思うので、もっと能力の高い書き手にぜひ書いてほしいところです。

  • 学校という観点から震災を考えたことは無かったので新鮮だった。

  • 学校なんて災害が起こったら大変なところだということをぜひ知ってほしい。そうしたら、自分の子供のことで余計な手間を取らせないような、そんな考え方もできるのではないだろうか。

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大震災でわかった学校の大問題 (小学館101新書)の作品紹介

東日本大震災からの教育の「復旧」「復興」の問題は、先送りにできない緊急の課題です。復興においては、現場を知らない「お上」からの画一的な方策ではなく、多様性や創意を大切にした現場の声を踏まえたものにしなければなりません。本書では、教育現場を見続けてきた研究者が、管理強化と効率第一主義の「改革」によって先生が子どもと向き合う時間がなくなった現状を改め、教育を子どもと先生のもとへ取り戻すことの大切さを訴えます。教育を再生する力は、現場にしかないのです。

大震災でわかった学校の大問題 (小学館101新書)はこんな本です

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