「金正恩の北朝鮮」と日本 (小学館101新書)

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著者 : 辺真一
制作 : 辺 真一 
  • 小学館 (2012年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251292

「金正恩の北朝鮮」と日本 (小学館101新書)の感想・レビュー・書評

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  • 北朝鮮で北韓なんて言ったら大変なことになるらしい。そういう国は存在していないそうだ。
    金ジョンウンがリビアのカダフィから学ぶところは、ドルをいくら持っていても、核とミサイルを手放してはならないということ。
    北朝鮮は東方礼儀の国。

  • 同書は2012年3月に発行されたもので、比較的新しい新書であるといえるが、金正恩体制の初期ともいえる現在、北朝鮮の特に人事における部分は激しく変動しており、第6章の「権力抗争で失脚した幹部たち」と第7章の「金正恩新体制の実力者」の記述はすでに過去のものといってよい。
    しかし、その他の部分では金正恩の生い立ちや、党内での金正恩の立場やそれに基づく今後の見通しについては非常に分かりやすく、また丁寧に書かれているといってよい。まだまだ多くの部分が謎に包まれている金正恩体制ではあるが、現在、わかっていることをかなり誠実に記述されているという印象である。

    特に第10章の「したたかな戦略外交を」では、拉致問題解決などに向けての金正恩の対応は、金正日の時代よりも遥かに「難しい」ものになるだろうということを、様々な面から明らかにしつつ、日本の外交について考えさせられる部分が多い。同時に、日本の外交とそれを取り巻く日本の対北朝鮮世論に失望させられ模するが・・・。

    相手を知らなければ、適切な対応はできない。
    そして日本人はあまりにも北朝鮮のことを知らない。
    「正しく」北朝鮮と付き合うためには、日本人も同書のような入門的な新書でもいいので、読んで学習するということは必要なことじゃないかと思わされる。

  • 最新の北朝鮮情勢を知るのにいい書。
    データベースとして活用可。

  • 北朝鮮との上手な付き合い方。
    中国、韓国をけん制するためにも北との関係は重要です。
    これからの日本外交のキーワードを読みときましょう

  • 日本との関係、米国との関係の分析が面白い。

    日本との関係においては、2002年の首脳会談から「ボタンの掛け違い」があった。

    首相会談時、日本側は外交儀礼である晩餐会への出席を拒否し、北朝鮮側が用意した弁当やミネラルウォーターですら手をつけなかった。

    一方、クリントン元大統領は拘束されたアメリカ人記者の解放を求め、特使として北朝鮮を訪問。

    金総書記と、直接交渉しアメリカ人記者の解放に成功。

    その成功の裏には、金日成主席死去時に、当時大統領だったクリントンが敵国ながら弔電を送り敬意を評した。

    その時総書記は「敵ながらあっぱれ」と高く評価し、朝米首脳会談の一歩手前まで事態は好転した。

    東方礼儀の国の北朝鮮は、なによりもメンツを重んじるのだ。

    対する日本は小泉首相が、対話・交渉による進展を計ったが拉致問題による世論の硬直化で、制裁・圧力に拍車がかかった。

    公式ルートをはじめ、あらゆる対話のパイプは途絶えてしまった日本の「毅然な外交」により、情勢の好転する兆しは全く見えていない。

    日本は、今こそ戦略的にしたたかに外交を駆使し、日朝関係の改善に向けた動きを始める時期に差し掛かっている。

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「金正恩の北朝鮮」と日本 (小学館101新書)の作品紹介

金正日の死後、正恩新体制づくりは着々と進められているが、その実像は闇のベールに包まれている。弱冠29歳の「大将」を牛耳る7人とは?彼らは「正恩の北朝鮮」を先軍政治のまま据え置くのか、それとも改革開放に持っていくのか。案外知られていないが、金正恩は何度か極秘来日し、日本語を解し、日本にあこがれを抱いているという。ナンバー1北朝鮮ウォッチャーである著者は、「拉致問題を解決するためにも、日本は発想を転換し、今こそ正恩の北朝鮮を取り込んで、対中・対韓のカードにするべきだ」と提言する。

「金正恩の北朝鮮」と日本 (小学館101新書)はこんな本です

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