まずいラーメン屋はどこへ消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法 (小学館101新書 164)
- 小学館 (2013年6月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251643
作品紹介・あらすじ
「最後に残る椅子」を競う意味はあるのか
インターネットによる情報システムの激変で、あらゆるビジネスに
とんでもない「大競争時代」がやってきた。
決して揺らぐことはないと思われていたどんな堅牢な産業も企業もいつどうなるかわからない。
最後にたったひとつ残る「勝者の椅子」をめぐって、多くの企業・個人が
あらゆる手段を使って競争を繰り広げる。が、椅子の数自体が激減する今、
この「椅子取りゲーム」に参加することに意味はあるのか。
また、「競争しない」という新しい選択には、どんな生き残り戦略が必要とされるのかーー。
豊富なエピソードから解説する「4つの生き残り戦略」は、きっと読者の発想の転換を呼ぶはずだ。
新時代の論客としてネット社会でも注目を集める作家・岩崎夏海が
大ベストセラー「もしドラ」の舞台裏など、みずからの体験をもとに綴る
実践的ビジネスサバイバルの提案。
感想・レビュー・書評
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刺激的なタイトル。ラーメン屋が淘汰されている理由を、ネットの普及により競争相手が増えたことに求めている。この時代を乗り切る方法を提言している。
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『もしドラ』の岩崎さん。
頭のいいひとやなあというのがこの本を読んでの第一印象。
『もしドラ』を「読まれる本」として売り出したのではなく、「贈られる本」として売り出したのは、なるほどと思う。
容器スパンで考える、横にずれる、本当の顧客を見極める、専門性を掛け合わせる、など、イノベーションを起こすための方法を教えてくれる。
情報社会が発展するにつれ、ビジネスの現場がどうなっていっているのか、わかりやすかった。
完全にこの通りではないんだろうけど、それにしても殺伐としてる。 -
「もしドラ」作者による、インターネット社会で生き残るための4つの処方箋。
特に、事業をやっている立場では、「椅子取りゲーム社会」の厳しさの中で、どう勝ち残っていくかは至難の業となっている現状で、わかりやすい事例を引きながら、平易に解説している。 -
椅子取りゲーム社会 情報が均一になる
ドラッカー マーケティングとイノベーション
本質を見極める=長期的スパンで考える=常識を疑う
顧客の顧客を見る
現場に還る
空間・時間・人間 -
もしドラ著者の岩崎夏海氏( @huckleberry2008 )著。
多くの駅前にあった不味いラーメン屋はなんで消えたのか?
→情報化社会の中で競争激化
→競争じゃ生きてけない…
→競争を避ければいい。マーケティング&イノベーション(ここでドラッカー登場)
→それに必要な4つの要素はね…
って流れの本です。
さーっと読める短い本だけど言いたいことは全部言ってる印象。
おもしろい。 -
ベストセラー「もしドラ」の真の顧客が「マネジメントの知識を伝えたい人」だったとは知らなかった。確かにあの時期、多くの人から薦められたり、薦めたり、また「マネジメント」も確かに読み直しました。 広告宣伝を含む一般情報にほとんどお金と時間がいらなくなった現代、ドラッガーの教えるところの「イノベーション」を真摯に考えようというお話。 「椅子取りゲーム社会」で生き残る為、というより戦わない為に「現場回帰」「体験」をキーワードとした絶え間ない価値創造が大事というのは同感。仕事上、頭でわかっているビジネスマンは多いと思うが、「2つの特技を作ろう」などと個人のキャリア形成にまで考えを広げている人は意外に少ないかも。「おもてなし」的な体験は情報やテクノロジーで置き換えられない、となるとやはり最後は人間力ということになりますね。本をもっと読みます。はい。
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もしドラ誕生の発想法。
秋元康氏の元で仕事をしていた方だから、恐らく秋元氏は岩崎氏以上のことを考えて仕事をしていると思うと、徹底的に考えることこそが必要だと、気が付かされる。
うざいとか言われることも多い著者だけれど、それくらい気を配り、多方面に思いを巡らせていると捉えると、学ぶ点は本には書かれていないところだろうと思う。 -
これがおもしろかったので
競争考
それを読もう思った。
それが正解だった。
彼のファンになった。