理不尽な人に克つ方法 (小学館新書)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 82
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098251971

作品紹介・あらすじ

元刑事が伝授する「理不尽な人」に克つ技術

「インターネットに悪口を書くぞ」という企業クレーマー、「ネットに恥ずかしい写真を流すぞ」というリベンジポルノ・モンスター、「孫が椅子から落ちた責任をとれ」といった高齢者モンスター、「おまえが辞めれば300万円改善する」「部下を無視する」といったパワハラ上司、DV男など、一見普通の人が「わけのわからない理不尽な人」に変わってしまう現代社会。かつてのようにクレームをつけてお金を要求することを生業とする「ブラック・モンスター」に変わり、増殖する「ホワイト・モンスター」たち。この異常な隣人たちと、どう向き合えばいいのか?トラブルに巻き込まれないためには、どのように対応すればいいのか?●D言葉をS言葉に変える。●「お聞きする力」で要求をしる。●「ギブアップ・トーク」ではねのける。●3段階のモードチェンジで対応する。●土下座はしない。●「相づち」で相手を巻き込む。●「職質テクニック」で本音を聞き出す。など。オウム真理教の信者を逮捕するなど、様々な「モンスター」と対峙してきた大阪府警の元刑事が伝授する「負けない」ためのバイブル。

【編集担当からのおすすめ情報】
恋人関係や職場、公共の場で突然襲いかかってくる「理不尽な人」。ネット社会、高齢化社会といったかつてないストレス社会の中で、暴走する「心の闇」を抱えた人々とどう向き合えばいいのか。「得体のしれないモンスター」を相手に長年戦ってきた著者ならではの実践テクニックが満載です。

感想・レビュー・書評

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  • 唯一、為になったのは、クレームの社内共有化の話。
    (といっても、これは著者も聞きかじった話)

    実際には役に立たないというか、ありきたりな話ばかりで、著者本人ですら理不尽な人には勝てないようです。

    理不尽は世の常であり、対処法はないのでしょうね。

  • 元警視庁の刑事がクレーマーへの対処方法を書いた本。

  • 理不尽な人に克つ方法。援川聡先生の著書。理不尽な人に克つ方法を身につけないといけないなんて悲しいけれど、自己中心的で自分勝手な意見を振りかざす人や全て自分の思い通りにならないと気が済まないクレーマー体質のような理不尽な人が増えているのが日本の現実なのかも。

  • 自己啓発

  • 素晴らしいスキル満載本。仕事でも実生活でも役立つ。以下、メモ。 目を合わせる、挨拶することは防犯であり、チームを作ること。できれば2度目をみて挨拶。「だから/だって/でも」の代わりに「すみません/承知しました/失礼しました」。謝るときは”相手に与えてしまった不快感”に対して謝る「ご不便をおかけしすみませんでした」。自分では判断できないというギブアップトークが有効「大事な内容ですので私一人では判断できません。しっかり社内で協議して責任を持って回答させていただきます」。ひどければ相手の素性を聞く「しっかりと協議してお答えさせていただくので、お名前とご連絡先を教えていただけますでしょうか」。 社長を出せ系のクレームは「わたくしが責任を持ってお聞きし協議したうえで回答させていただきます」。協議しないと答えられないのかと言われたら「頼りないことで申し訳ございません」。ネットに流すぞ系のクレームは「インターネットですか、困りましたね。」と弱い立場を強調。殺すぞと言われれば「今、殺すぞとおっしゃいましたか。怖いです。」その際、復唱する&メモをとる。

  • ただ謝罪するのではなく,「不快にさせたことを謝罪します」というのは参考になりました。
    まったく「すみません」と言わないのも,確かにどうかと思うので。

  • 「沈黙」のところは参考になった。我慢勝負だな。

    まあクレームへの対応って、結局は「胆力」が左右しちゃうところもあるんだよね。もっとも適性に差が出るところだと思う。

  • パッと見、いい人がある日突然、突如として豹変する。自分の存在を他者に認めてもらいたい。愚痴を聞いてもらいたくても敬遠される。現代的な心の闇が彼らを突き動かしている。ちょっとしたきっかけでクレーマーと化してしまう。攻めてくる相手に対して一歩斜めに下がる。下がれば、まっすぐに突進してくる相手は目標を見失いバランスを崩す。NGワードのD言葉。失敗後のフォローの言葉がS言葉。・・・・大阪府警の元刑事でクレーム処理の最前線に立つ著者が豊富な体験から編み出した「克つ方法」。クレーマーに押しつぶされずに「乗り越える技術」を伝授してくれる。

  • ○クレーム処理専門のコンサルタントの援川氏の著作。
    ○いままで経験してきた数々のクレームを分析し、どのように対応するのが望ましいかなど、具体的な対応法や、その心構えを解説したもの。
    ○具体的なクレーム事例に基づいているため、場面が想像しやすく、理解が早い。特に、職場でのモンスター上司や近隣トラブルなどは、いつ自分の身に降りかかってくるか分からないので、参考になった。
    ○具体的な対応策はもちろんのこと、個人的には、「積極的放置」「やり過ごす技術」の考え方を、自分への戒めとして心に刻んでおきたい。

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著者プロフィール

株式会社エンゴシステム代表取締役。
1956年広島県生まれ。79年大阪府警察官を拝命。95年に大手流通業・株式会社マイカルに就職。
元刑事の経験を活かし、トラブルやハードクレームの対応にあたる。
適切で確実な解決術は高い評価を受け、業界団体の講師を務めるなど悪質クレーム処理の専門家として認知される。
2002年、「困難なクレームを解決し、企業の危機管理を援護する」をモットーに株式会社エンゴシステムを設立。
豊富な現場経験と独自のノウハウをもとにリアルタイムで企業、医療機関、役所等での対応件数は5000件超。
講演・セミナー講師を年間100回以上務めるほか、新聞・雑誌への寄稿、テレビ出演も多数。近著に『クレーム対応「完全撃退」マニュアル』(ダイヤモンド社)がある。

「2022年 『職場の困った人対応マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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