- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098251971
作品紹介・あらすじ
元刑事が伝授する「理不尽な人」に克つ技術
「インターネットに悪口を書くぞ」という企業クレーマー、「ネットに恥ずかしい写真を流すぞ」というリベンジポルノ・モンスター、「孫が椅子から落ちた責任をとれ」といった高齢者モンスター、「おまえが辞めれば300万円改善する」「部下を無視する」といったパワハラ上司、DV男など、一見普通の人が「わけのわからない理不尽な人」に変わってしまう現代社会。かつてのようにクレームをつけてお金を要求することを生業とする「ブラック・モンスター」に変わり、増殖する「ホワイト・モンスター」たち。この異常な隣人たちと、どう向き合えばいいのか?トラブルに巻き込まれないためには、どのように対応すればいいのか?●D言葉をS言葉に変える。●「お聞きする力」で要求をしる。●「ギブアップ・トーク」ではねのける。●3段階のモードチェンジで対応する。●土下座はしない。●「相づち」で相手を巻き込む。●「職質テクニック」で本音を聞き出す。など。オウム真理教の信者を逮捕するなど、様々な「モンスター」と対峙してきた大阪府警の元刑事が伝授する「負けない」ためのバイブル。
【編集担当からのおすすめ情報】
恋人関係や職場、公共の場で突然襲いかかってくる「理不尽な人」。ネット社会、高齢化社会といったかつてないストレス社会の中で、暴走する「心の闇」を抱えた人々とどう向き合えばいいのか。「得体のしれないモンスター」を相手に長年戦ってきた著者ならではの実践テクニックが満載です。
感想・レビュー・書評
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唯一、為になったのは、クレームの社内共有化の話。
(といっても、これは著者も聞きかじった話)
実際には役に立たないというか、ありきたりな話ばかりで、著者本人ですら理不尽な人には勝てないようです。
理不尽は世の常であり、対処法はないのでしょうね。 -
元警視庁の刑事がクレーマーへの対処方法を書いた本。
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理不尽な人に克つ方法。援川聡先生の著書。理不尽な人に克つ方法を身につけないといけないなんて悲しいけれど、自己中心的で自分勝手な意見を振りかざす人や全て自分の思い通りにならないと気が済まないクレーマー体質のような理不尽な人が増えているのが日本の現実なのかも。
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自己啓発
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ただ謝罪するのではなく,「不快にさせたことを謝罪します」というのは参考になりました。
まったく「すみません」と言わないのも,確かにどうかと思うので。 -
「沈黙」のところは参考になった。我慢勝負だな。
まあクレームへの対応って、結局は「胆力」が左右しちゃうところもあるんだよね。もっとも適性に差が出るところだと思う。 -
パッと見、いい人がある日突然、突如として豹変する。自分の存在を他者に認めてもらいたい。愚痴を聞いてもらいたくても敬遠される。現代的な心の闇が彼らを突き動かしている。ちょっとしたきっかけでクレーマーと化してしまう。攻めてくる相手に対して一歩斜めに下がる。下がれば、まっすぐに突進してくる相手は目標を見失いバランスを崩す。NGワードのD言葉。失敗後のフォローの言葉がS言葉。・・・・大阪府警の元刑事でクレーム処理の最前線に立つ著者が豊富な体験から編み出した「克つ方法」。クレーマーに押しつぶされずに「乗り越える技術」を伝授してくれる。
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○クレーム処理専門のコンサルタントの援川氏の著作。
○いままで経験してきた数々のクレームを分析し、どのように対応するのが望ましいかなど、具体的な対応法や、その心構えを解説したもの。
○具体的なクレーム事例に基づいているため、場面が想像しやすく、理解が早い。特に、職場でのモンスター上司や近隣トラブルなどは、いつ自分の身に降りかかってくるか分からないので、参考になった。
○具体的な対応策はもちろんのこと、個人的には、「積極的放置」「やり過ごす技術」の考え方を、自分への戒めとして心に刻んでおきたい。