“町内会"は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~ (小学館新書)

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著者 : 紙屋高雪
  • 小学館 (2014年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252077

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“町内会"は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~ (小学館新書)の感想・レビュー・書評

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  • 存在していることは知っているが、
    めんどくさそうというイメージしかない町内会。

    必要な組織なんだろうけれど、
    付随する業務というか、
    会議の出席とかやることが多すぎる。

    著者が主張するように、
    やれることをやっていくっていう方向性は良いのかなと思う。

    本書の感想からは外れるが、町内会とかPTAに参加していた親は
    大変だったんだろうなぁと、今更ながら思う。
    当時はまだ幼かったので、そんなこと思いもしなかったが。

  • 身軽な「町内会」は今後もっと模索されるべきだと思う。負担の大きなものは継続できない。

  • ひょんなことから団地の町会長となった経験から説きおこした町内会論。町会が任意だとする最高裁判決にもふれていますが、それでは成り立たない田舎とは違いすぎるというのが率直な感想。

  • 著者:紙屋高雪(かみやこうせつ)(1970-)

    【目次】
    はじめに(2014年8月31日 紙屋高雪) [003-012]
    「町内会を知らない子どもたち」の皆さんへ/ブラック企業、ママ友……コミュニティーと自由の問題/町内会には入っているけど、面倒くさいなと思っているかたへ/町内会活動を熱心にされているかたへ/私のスペック
    目次 [013-016]

    序章 町内会って入らなくてもいいの? 017
    1 イヤ~な顔をされる加入勧誘 018
    2 「何をしているかわからん」「抜けられない」 019
    3 任意加入これがすべての出発点 023

    第1章 町内会は必要です! 029
    1 町内会長が死んだ!――なんで私が会長に 030
    私が町内会に入ったとき/会長が突然亡くなって/何を私にやってほしかったのか
    2 町内会ってなに? 043
    自治会とは違うの?/どんなことをしているの?/結局町内会とは何なのか/管理組合とは違うの?
    3 町内会ってどんなしくみ? 0
    班・組からなる/町内会の意思は総会で決まる/町内会が会員の意見を反映するための工夫/一人で声をあげるのとは違うインパクト
    4 他の町内会や行政とのつながり 072
    町内会同士のつきあい/「防犯委員会」「男女共同参画委員会」ってなに?/行政はどう関わってくるか
    【コラム】 イノシシの駆除 081

    第2章 町内会は要らない? 083
    1 加入のお願いはつらいよ 084
    ホントの加入率はどのくらい?/民間アパートの町内会加入問題
    2 町内会費はこんなに払う必要があるのかよ 094
    年4000円は高いか安いか
    【ちょっとした改革のポイント】 100
    3 忙しいのに町内会の係なんかやれないよ! 101
    輪番制が崩れるときが一番苦しい/実際の拘束時間はどれくらいなのか/無駄な時間が多い/会長や役員になりたくない/いったん引き受けたらやめられない
    【ちょっとした改革のポイント】 110
    4 「ラスボス」は「偏屈じじい」 
    自主的な組織である以上起こり得る必然
    【ちょっとした改革のポイント】 115
    5 「出ごと」が多すぎる校区の仕事 117
    校区運動会に出たくない/10以上の団体のそれぞれのイベントにも…/行政の下請けとしての歴史/「町内会=行政下請け」論とその主張への批判/公団自治協と比べてみる
    【ちょっとした改革のポイント】 135
    6 入らんヤツは村八分! 137
    昔ながらの同調圧/町内会ぐるみの選挙
    【ちょっとした改革のポイント】 143
    【コラム】 原型としての「戦時町内会」 144

    第3章 ゆるゆるな新町内会をつくってみた 149
    1 校区でつるしあげ――ココロが折れた日 150
    校区の要請に応えられないと伝える/突然の攻撃/つるしあげ/なぜこんな「暴挙」に出たのか?
    2 自治会長をやめようと決心 166
    自治会は休会に/「このままなくしてしまうのは惜しい」という声が
    3 新しい自治会の原則会費なし・義務なし・手当なし 171
    会費なし・加入は不要/義務なし・完全なボランティア/手当なし/総会や会計はどうするのか/校区には参加しないが団地自治会の連合会に参加したわけ/義務がないので誰でも会長をやれるようになる
    【コラム】 負(マイナス)の社会関係資本 188
    4 ミニマム町内会のすすめ――最高裁判決の示した方向 186

    第4章 町内会は今後どうしたらいい? 193
    1 基本はボランティア 194
    必要なことは税金でやる、町内会はプラスアルファ/「町内会に補助金を渡してやらせる」という形/「自助・共助・公助」のおかしさ
    2 校区(連合体)から考えるな 203
    校区は積み上げ方式で/町内会、できれば班から考えよう
    3 地域の声を代表するには? 207
    地域を代表する仕事こそ町内会の本領/なぜ町内会は地域の代表となれるのか/加入を「義務」としてうたう自治体もある/法制度にしてしまうという「解決」/過半数を組織していればとりあえずいいのでは
    4 くずれかけた町内会でお悩みのあなたに 222
    【コラム】 よその国の「町内会」 224

    終章 親睦だけでもなんとかなる 227
    防犯灯の管理は町内会がないと困るか/町内会がやれるのはプラスアルファの領域/「自分はこのまちの一員だ」という気持ちをつくる/町内会をめぐる2つのイメージ/経験を解毒する/後継者ができて本書の成否がはかられる

    あとがき [243-249]
    参考文献 [250-252]



    【抜き書き】

    引用・参考文献
    (順不同。初出のみ表示し、次章以降は省略した)

    第1章
     内閣府『平成岨年度国民生活白書』、2007年
     総務省「地縁による団体の許可事務の状況等に関する調査結果」2008年
     辻中豊・ロバート・ペッカネン・山本英弘『現代日本の自治会・町内会』木鐸社、2009年
     佐藤良子『命を守る東京都立川市の自治会』廣済堂新書、2012年
     稲葉陽二『ソーシャル・キャピタル入門』中公新書、2011年/読売新聞2014年5月別日付
     日本農業新聞2014年1月8日付
     中田実・山崎丈夫・小木曽洋司『増補版地域再生と町内会・自治会』自治体研究社、2009年
     ロバート・ペッカネン『日本社会における市民社会の二重構造』木鐸社、佐々田博教訳、2008年
     山田哲弥・村田明子「分譲マンションにおけるコミュニティ組織」、清水建設研究所報告第例号所収、2014年
     京都市『地域活動ハンドブック』2013年
     京都市『自治会・町内会アンケート報告書」2012年度、2013年
     全国社会福祉協議会ホームページ

    第2章
     なかむらみつのり『びんぼうまんが家! 都内で月3万円の3DKに住んでます』芳文社、2013年
     東京市長会「地域力の向上に関する基礎調査報告書」2008年
     横浜市「自治会町内会実態調査・自治会町内会加入状況」2013年4月1日
     琉球新報2013年8月27日付
     内閣府「町内会・自治会等の地域のつながりに関する調査」2007年
     明るい選挙推進協会「第妬回衆議院議員総選挙全国意識調査」2013年
     八尾市「町会活動に関するアンケート調査報告書」2012年
     廿日市市「町内会・自治会に関するアンケート調査結果報告書」2013年
     長谷川裕編「格差社会における家族の生活・子育て・教育と新たな困難低所得者集住地域の実態調査から』労働旬報社、2014年
     福岡市「平成助年度自治協議会・自治会等アンケート報告書」2011年
     福岡市『自治会活動ハンドブック第2次改訂版』(福岡市自治協議会等7区会長会監修)、2010年
     横浜市防犯灯のあり方検討会「防犯灯のあり方について検討会からの提案」2010年横浜市市民局「自治会町内会・地区連合町内会アンケート調査報告書」2012年度
     佐藤文明『あなたの「町内会」総点検[三訂増補版]地域のトラブル対処法(プロブレムQ&A)』緑風出版、2010年
     「全国公団自治協」2014年6月晦日号
     アリストテレス『政治学』京都大学学術出版会、牛田徳子訳、2001年
     はてな匿名ダイアリー()
     太田明夫「負担だった葬式に駆り出される2日間の話」・「季刊地域」農文協、2013年夏季号所収
     中川剛『町内会日本人の自治感覚』中公新書、1980年
     こうの史代『この世界の片隅に上』双葉社、2008年
     札幌市の『町内会活動のヒント』『町内会活動のヒント資料編』2011年

    第3章
     ロバート.D・パットナム『孤独なボウリング米国コミュニティの崩壊と再生』柏書房、柴内康文訳、2006年
     坂上香「ゆるやかにつながるしかけ」・「ちいさいなかま」ちいさいなかま社、2013年8月号所収

    第4章
     中田実『地域分権時代の町内会・自治会』、自治体研究社、2007年
     広島市『町内会・自治会お役立ち情報』2013年
     自由民主党「今後の社会保障に対するわが党の基本的な考え方(骨子案)」2012年
     伊豫谷登士翁・齋藤純一・吉原直樹言ミュニティを再考する」平凡社新書、2013年
     小諸市『小諸市自治基本条例逐条解説』2010年
     大塚玲子『PTAをけっこうラクにたのしくする本」太郎次郎社エディタス、2014年
     中田実編著『世界の住民組織アジアと欧米の国際比較』自治体研究社、2000年

    終章・あとがき
     中田・山崎・小木曽・小池田『町内会のすべてが解る!「疑問」「難問」100問100答』じゃこめてい出版、2008年
     岩崎・鰺坂・上田・高木・広原・吉原編『増補版町内会の研究』御茶の水書房、2013年
     警察庁「平成筋年の犯罪情勢」2014年
     「エコノミスト」2013年7月別日号(JBプレス訳)
     厚生省大臣官房統計情報部「人口動態統計からみた阪神・淡路大震災による死亡の状況」1995年・阪神・淡路大震災調査報告編集委員会『阪神・淡路大震災調査報告総集編』2000年所収
     自治大学校『戦後自治史 I』、1960年
     ハルミチヒロ「あまい声」竹書房、2014年/中沢啓治『はだしのゲン 1』中公文庫、1998年

  • 町内会

  • 町内会長を経験した筆者の町内会論。
    自分の経験をもとに、各種データや研究者の主張も盛り込みながら町内会を論じており、共感できる部分が多い。
    私が住んでいるマンションで、最近急に自治会をつくりましょう的なポスターが貼られはじめていて、正直やめてくれよと思っていてこの本に出会った。
    行政の担当者と話したこともあるが、この本に出てくるような町内会を行政の下請けとして扱う典型的な話だった。そんなものは行政サービスとしてふつーにやるべきだとそのときも思ったが、この本を読んで改めてそう思った。

  • 町内会は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~
    (小学館新書) 2014/10/1
    著:紙屋 高雪

    著者は、京都大学法学部卒。自らのブログで軽妙な文体にて漫画評論や育児論等の社会時評を綴り、朝日新聞社運営の言説サイト等で転載紹介されるブロガー。

    町内会とは、防災・防犯・掃除・祭り・見守り・リサイクル等、その地域のいろんな身近な問題を、住民自身が動いて解決する組織だとされている。

    本書は、著者が町内会いついてほとんど知らないまま、いきなり町内会の会長になり、その体験と実践をつうじて考えた町内会論、ひいてはコミュニティーと自由についてを以下の5章により説明している。
    ①町内会って入らなくてもいいの?
    ②町内会は必要です
    ③町内会は要らない?
    ④ゆるゆるな新町内会をつくってみた
    ⑤町内会は今後どうしたらいい

    物事を知るにはやはり「経験」から学ぶべき。
    本書は、上記の通り町内会の会長として奮闘してきた著者自身の体験をもとに書かれている。本書を読み、「よし!!役員頑張るぞ!!」という気持ちにはなれない・・。良いことばかりではなく、問題が山積みである。
    若干の予想はついていたもののこれほどねじれ、もつれ、苦悩する姿が書かれているとは思わなかった。

    もちろん地域や環境により違うことも多々ある。
    ひとつの事実としてしっかりと受け止め、自分は自分のやり方で意見を取り入れながらやっていくしかない。

    どれが正解なのかは自分がやりながら探していくしかないというのは仕事でもプライベートでもなんでも同じである。

  • 町内会と管理組合。思ったよりパラレル。やりたいことの対案を出していくパワーが素敵。

  • 今年マンションの管理組合の委員になったので、同じマンションの人達と2ヶ月に1回会議室で顔を合わせることになった。皆働き盛りの会社員なので、打ち合わせもスムーズに終わる。このマンション管理組合も町内会に所属しているので、委員のうち2名が町内会にも参加しているが、会長の話が長いと嘆いていた。本にも書いてあったが、町内会の会議は会社の会議とは違って非効率でダラダラするのが普通だという。そんな町内会の役員に祭り上げられた著者が、経験を元に町内会のよいところ、悪いところ、これからあるべき町内会の姿が述べられていた。

  • 面白かったです。少なくとも、こういう論点の本はほとんど初めて読みました。ゼミで社会関係資本(ソーシャルキャピタル)について学び、その力を万能だと思っていた僕にとっては、斬新な切り口でした。
    この本の中で示唆されている事って、かなり重要なことが多いのですが、紙屋さんはとてもおだやかな書き方でそれを伝えていて、とても読みやすかったです。

    内容は、著者の実体験をもとに町内会の光と影について、説明がなされています。
    町内の力、ご近所の絆、そういったものは震災以降頻繁に語られるようになり、ある意味では行政を超えるほどの効果があるように持ち上げられることも少なくありません。

    実際、僕も地域の課題はそういった関係が解決することも多々あると信じています。

    と、同時に、そういった絆が人々に負担を強い、プライベートを侵害し、悪影響を与えるということを忘れてはいけません。

    そういった問題を回避するためには、町内会などの組織はあくまでもボランティアであって、適度に都合に合わせて距離をとれるようにしておくこと。現在のように行政の末端組織であるかのように振る舞い、住民を拘束するようなことはやめるべきだということです。

    筆者は、町内会はボランティアでも十分にその役割を果たせるし、逆にそれで手が回らない部分は、当然行政が行うべきであると述べています。

    この考え方は、行政がもういっぱいいっぱいで(お金的に)、住民にできることは住民にやってもらおうってなってる今日の流れには逆行する気がします。
    でも、そもそも、行政ができないから住民に投げるという考え自体、かなり無理があるものだというのが著者の問題意識です。

    行政に頼ることが現実的に難しくなっていく中で、住民にも過度の負担をかけないで社会関係資本のプラスの面を増幅していく、そんな仕組みを考えていきたいです。

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“町内会"は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~ (小学館新書)の作品紹介

吊るし上げられて…町内会長♪

凶悪事件のニュースをきくと、まず
「現場がご近所じゃないかが気になる」私達にとって、
自分の住む地域のコミュニティーは大切…
…でも自身の手間と面倒は極力避けたい…というのが実際ですよね。
そんな建前と本音がシビアな現実になる場が、町内会・自治会です。
団塊ジュニア世代の著者は、町内会長(自治会長)をついひきうけてしまい、その仕組みと実態に驚きつつ、てんてこまいに。
ちょっとした成果に充実感をえたりもしながら、最後は、
”吊るし上げ”にあった末、
一風変わった「ミニマムで楽しくラクな町内会」の創生へと到りました。
体験ルポを通して、歴史や、法的な位置づけ、統計データも踏まえ、
町内会・自治会の今後のあり方を提言します。


【編集担当からのおすすめ情報】
この日本に住む、約1億人が町内会(自治会)の構成員。
あなたもメンバーなのです。実は。
「町内会費○○○円」、「今月の当番」、
「来年あたり○丁目(○棟)の役員に」、
などなど、メンドーな“地域のご近所つきあい”が降ってきていませんか?
…自分の住む地域のコミュニティーは大切…
…でも自身の手間と面倒は極力避けたい…
そんな建前と本音に悩む、すべての大人にオススメの一冊です!

“町内会"は義務ですか? ~コミュニティーと自由の実践~ (小学館新書)はこんな本です

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