国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)

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  • 小学館 (2015年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252152

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国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)の感想・レビュー・書評

  • 漫画家・ヤマザキマリさんの生き様とともに、彼女の人生に影響を与えた本が紹介されています。
    『テルマエ・ロマエ』や『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎)を読んだ際に、きっととても頭のよい人なのだろう…と思っていたのですが、本書を読んでさらにその思いが強くなりました。

    著者自身すごくパワフルな方ですが、お母様もものすごい方なのですね!
    幼少時代から今まで、著者が積み重ねてきた経験の厚みにただただ圧倒されていました。
    人生の経験値が高い人とは、こういう人のことを言うのか…かっこいいなぁ…。

    メモしておこう、と思った箇所にふせんを貼っておいたら、いつのまにか本がふせんだらけになっていました。
    くよくよしそうな時に読み返したい、ビタミン剤のような1冊です。

  • 漫画『テルマエ・ロマエ』の著者であるヤマザキマリさん自身の半生と、その傍らで彼女を支えた本を紹介した自伝的エッセイ。

    14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学、そして絵描きで生計を立てる苦労を経験し…と波乱万丈な半生を歯に衣着せない語り口で綴っている。幼少期から広い世界を舞台に太く濃い経験を積み、自分の軸を培ってきたヤマザキさん。人生に正解はないからこそ自分の選んだ道を全力で行こうとする姿勢に、読んでいる先からやる気が突き動かされる。
    背中で語れる大人、とはこのような人を指すのではないかと思う。

  • インプットとアウトプットを繰り返してきた人の、強さゆえの優しさが滲みでるエッセイ。ヤマザキマリさんのあの低い声が聞こえてくる。

  • 自分の中にある地図が地球サイズなら国境なんてあるわけがない。
    自然が好きで、人間の創り出した芸術を愛し、旅を続けてきたヤマザキマリという人物はたくましい。
    彼女を作り上げた本や映画は自分でも体験したい。
    引きこもり体質の現代人に読んでほしい。
    引きこもるぐらいなら放浪の旅に出るスタンスの自分を認めてくれたような一冊。
    全てがつながっていく人生というのは誰にでも起こりうることなのだと思う。
    それに気付けるかどうかで人生の見方が変わってくるのだと思う。
    自分の頭で考えて、自分の為すべきことを自分のしたいようにしてこその人生。
    地球人として生きていきたい。

  • ヤマザキマリさんを形作った本や旅を軸にした人生論。

    失敗も時間が経てば経験になる。

    私たちは傷つくことを恐れすぎているのかもしれない。

  • 興味深い人生遍歴を持つ人だとは聞いていたけれど、多感な時期を過ごしたイタリアでの濃厚なサロン活動には驚嘆しました。世界の文学にも造詣が深く、圧倒的なフットワークの軽さも彼女の人生を色鮮やかなものとしている。羨ましいほど魅力的です。

  • KLの紀伊国屋にて発見。タイトルにひかれて思わず一気に読んでしまった。
    読み進めると、これは「テルマエロマエ」の著者であることに気づく。
    本の虫であるだろうと感じさせる巧みな表現と綴りでマリさんの半生にタイムスリップする。

    I found this book in Kinokuniya book store in KL. The title seized my attenntion and I couldn't help but stop reading it standing there.
    While reading it, I realized the author is Mari Yamazaki who wrote Terumae Romae, which is famous comic in Japan.

    From her expression and writing, I could find that she is a book-worm. I could slip into half her life easily.

    「テルマエロマエ」を読んだとき、うーんこれはニュータイプだと思ったのを覚えてるんだけど、このマリさんの苦悩の連続を知ると、マリさんだからこそ作れた世界なのだと頷ける。

    アウトプットは、その人の人生そのものである。

    価値あるものを産み出せる人は、並々ならぬ苦労と挫折を体験していて、そこから簡単に這い上がれることはなく、そのもがきの中で自分なりのアウトプットに繋がる決定的な何かに出会っているのだと思った。

    この本の中でいくつか興味を持った作品があったので、読んでみたい。

  • この人の生き様は、いつかきっと偉人伝になる。と思わされる規格外ぶり。そしてワールドワイド感。波乱万丈さ。
    憧れるなーーー!!!

    マリさん母のエピソードには、子育てに生かしたい点が満載。(といっても、マリさんとうちの子どもじゃ、時代が違うんだけども。そして私には、マリさん母ほどの才能や豪快さはまったくないけども。

    親の影響って大事よねと再確認。マリさんの、お母さんに対する愛と信頼感の深さ!
    クレアウェブの母マンガ、読み返すか。

  • 生きてていいから生まれてきた
    だからなぜ生きていくのかなんて考えなくてもいい

    極論だけどヤマザキさんが言うと説得力があるなあ。

    まだ知らなかったエピソードがいくつか出てきてその部分は面白かったけど、文体がかたくて読みづらかった。

  • 漫画家・ヤマザキマリ氏のエッセイ。
    子どものころから現在まで、どんな風に生きてきたか、どんな出会いがあったかということが描かれている。

    たくましい。
    若いころに読んだら、色んな意味で影響を受けたかもしれない。

  • 著者の生き方に心を動かされた。

    人間、生きている時間が長くなる程、気付かぬ内に余計な荷物を背負っていることが多くある。
    例えば、世間体、生きる意味、自分らしさ。そういった、あとからくっつけたものをとっぱらうことで、ひとは自由になれる。

    その囲いをとっぱらい、ただただ生きることに対して夢中になって生命を燃やし続けていこう。


    以下、一番響いた文章。

    〝もっと、ただの生き物みたいに、生きることそのものに夢中になっていい。あとからくっつけたいろんなものをとっぱらって、囲いの外に出てみよう。〟

  • 「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさん。枠にはまらない生き方をしている人だと聞いてはいたけれど、ここまでだったとは。地球規模での移動がデフォルト、という生き方に驚かされるのと同時に、膨大な読書と議論によって培われた教養の深さに脱帽。

    数多くのびっくりエピソードがあるなかで、なぜか特に印象に残ったのは、「教養」についての考え方。
    ・知識を鍛えあげるには、自分ひとりで抱え込んでいてはだめで、常にアウトプットして、人とコミュニケーションすることが必要。教養を高めるといっても「自分はたくさん本を読んだからいいわ」という話ではない。「自分の考えをアウトプットすること」は必須の能力。それは相手を圧倒したり、勝ち負けを競うものではない。考えをアウトプットすることで、教養に経験を積ませている。
    ・知識も教養も、人と人が限りなく近づくための「寛容性」を鍛えるためにある。

  • 14歳で欧州一人旅はすごすぎる。すごすぎる体験をするとその後の生き方も変わってくるのだろう。とにかくすごい!

  • 2017年4月9日に紹介されました!

  • すばらしい熱量。いいエンジンもってるひとです。元気になります。

  • わかりやすい文章で、とても読みやすかったです。

  • 『テルマエロマエ』で一躍有名になった漫画家ヤマザキマリの生き方に関するエッセイ。デッサン力を漫画に活かす今までにない漫画家という印象しかなかったのですが、ローマ関係のトピックにコメントを寄せたり、と漫画以外にもよく出てくるので、いろいろ見ていたら経歴が面白い。さらに、新聞記事で生き方についてのコメントを読んだことがあったので、そのライフスタイルに興味を持っていたら、この本が出ました。

    やはり、ぶっ飛んでました。彼女にしたら多分当たり前のことでしょうけど、国内でぬくぬく育ってきた普通の人からすれば異質かと。憧れる人もいれば、私には無理、という人もいると思います。

    ヴィオラ演奏者の母の影響もあって、幼少から世界中を移動しつつ、時に幼くしてすでに留守番を任され、家は北海道の大自然の中で育った彼女には国同士の国境、人間界と自然界の境目という概念がない。

    半ば強引に14歳でヨーロッパを一人旅することになったあたりで、人生の転機が訪れ、その後の人生に影響を与える出会いがあり、一気に人生に広がりが出てくるところは、自分にも同じような経験があるので同調しながら読みました。

    枠にとらわれない生き方は自分もやってみたいと思うところ。他人の目は気にしない、昔はそういうことを平気で言うことができたのですが、社会人になってつまらない人間になってしまったような(笑)もう一度この気持ちを呼び起こすキッカケになれば。

  • 言っていることは正論で非常に納得できる。著者の著作も大好きだし、知的な人だと尊敬できる。

    しかしご本人が母や周囲の影響(読書含)でこうなったと何度も書いているように、殻を破りたくても破れない人たち、ネガティブな考えや自分に自信が持てない人たちにもそれなりの過去や影響があったはず。

    なので「出ていこうよ!簡単だよ!楽しいよ!」と言いまくるのではなく、それらを汲んだ上での温かな視線が欲しいかな~と思いました。しかし本は読んだ方が良い。そこは納得できる。

    まあそういう自己啓発本ではないんですけど、抱腹絶倒な面白経験本を期待しておったので説教じみたテキストが入ると少し違うと思うのじゃ。

  • ★SIST読書マラソン2016推薦図書★
    【所在・貸出状況を見る】
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    開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/14)

  • 相当に勉強して、学者にでもなれるような知識量の人だと唸ってきたのを裏付ける艱難辛苦が書かれてる。

    このような人は自然と世の中の表面に出てくるものだ。書評としてみればためになり、ヤマザキさんの読書量は羨望の的だな。

    ただヤマザキさんの濃いぃ人生のエピソードでスカッとしたくて読んでみたけど、書かれてる薀蓄やら読者へのアドバイス的な意見をすんなりと全部は鵜呑みにできないな~とも思う。自分の毎日は自分で考えるべし。

    おそらくインタビューを文字にしたものと見えて文章がところどころすっきりしてない。文章はちょっとレベルが低いといつも思わされる。

  • 変わった経歴の人、というのは知っていたけど、まぁ本当にアグレッシブで腹の据わった人だなぁと。ひっそり静かに生活せんとする自分とはあまりに違うので、読むだけで毒気が抜かれるというか。

    何かに感動して、情熱を手に入れる、それさえあればどんな逆境の中へも飛び込んでいける、という。そういうものが何かあるか?と聞かれると、うーん今の自分には何もない。探し当てれば人生変わるのだろうとは思う。

    うん十年サボって錆びてるのでたぶんそんなに簡単にはいかないだろうと思うのだけど、今からでも何か探すべきか。”付き添い”としての旅行は行くことあるけど”旅に出る”ってやってなかったんだけど、国内でもいいからどこか挑戦してみるべきだろうか。

  • 今までのエッセイに大体書いてあったことをちょっと細かく書いたという内容なので、今までのエッセイを読んだ人は読まなくても良いかも。読んでない人にはオススメ。

  • 表・裏表紙:”地球サイズで見れば悩みなんてハナクソ。” ”14歳のヨーロッパ一人旅に始まって艱難辛苦の経験、星の数ほどもあり。でも世界は美しく、生きるのは喜びだ!人気漫画家が語る、体験的な人生論!”

    目次:はじめに、第一章 野性の子、第二章 ヴィオラ奏者の娘、第三章 欧州ひとり旅、第四章 留学、第五章 出会い、第六章 SF愛、第七章 出産、第八章 帰国後、第九章 シリアにて、第十章 1960年代、第十一章 つながり、第十二章 現住所・地球

  • ダイナミック。
    どのエピソードにもびっくりさせられた。
    中高時代に三つ編みでドレッドヘアー作って怒られてスキンヘッドにしたはなしはさらっとかいてあったけど、結構びっくりした。
    うちのこにも本をすきになってもらいたいなと思った。ヤマザキさんみたく、ものごとを深く考えたり、感じたりする力を教えてくれるんじゃないかな。それはきっと人生を楽しむ力になるはず。

  • お母様がなんて素敵なんだろう。
    デルスウウザーラ読んでみよ!

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国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)の作品紹介

ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論!

14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした!
この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。
旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。
膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)。

「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」
「他人の目に映る自分は、自分ではない」


面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!


【編集担当からのおすすめ情報】
発売前の本書の原稿を読んだ人から、すごい反響が寄せられています。曰く、「『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんって、こんなに教養人だったの?」
「ヤマザキマリさんの半生自体が、漫画みたい!」などなど。「漫画になりそうな劇的な半生」と、「驚くほどの教養人」「心を揺さぶるような言葉の持ち主」といったイメージは、どれも私の想像をはるかに超えていました。ぜひ、本書でご確認ください。

国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)はこんな本です

国境のない生き方: 私をつくった本と旅 (小学館新書)のKindle版

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