最下層女子校生: 無関心社会の罪 (小学館新書)

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著者 : 橘ジュン
  • 小学館 (2016年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252626

最下層女子校生: 無関心社会の罪 (小学館新書)の感想・レビュー・書評

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  •  家族から虐待され、家の外でもいじめられている状態の10代女子達の生きざまを取り上げた新書。
     巻末の、著者と漫画家沖田氏の対談が読み応えがある。発達障害で生きづらさを抱えてたが、その後世に出た沖田氏の能力が高すぎて参考にはならない。特に高校時代に援助交際でわずか3カ月で100万円貯めて学習机貯金できて安心したそうで、最近の援助交際の相場を聞いて安い、私とは全然違う、とそのあと自分の援助交際でうまくいったことを語り続け、現在のよい恋愛の話をするところが。これも最下層で援助交際に走るほかなかった元女子高生の、今も癒えてない傷を著者が聞き取っているのか、という感じもしてひやひやした。貯金できる人は強者のような気がするが、そのへんじゃない、身を売るという立場に行ってしまうことが下層なんだと思い直す。しかし、沖田氏はそれで生き抜いてきたので、良くない立場の援助交際をする他人と「私は違う」と口走ることで、自分を同じ立場にして否定的になると壊れてしまうことを防いだように読めた。

     (身を売ることなく自立できれば良いと私は思う。
     そしてそれはきっと、身を売らず家を出た自分を肯定するための私のエゴとも思う。わからなくなってきた。私は私の個人経験など整頓してどっかに片づけておきたいというのに混乱している)

    2016/11/29

  • 目を背けたくなるが、これも現実。性的虐待がAVでなく現実というのも酷い。

  • 咲く前に 親に摘まれて 気がついた 現世に私の 名前なし

  • 既存の福祉サービスの無力感が半端ない。淡々と紹介される彼女たちの現実に文字情報だけでは追いつけない。自己否定、愛着、性被害、どれも負の連鎖ががんじがらめにまとわりつく。社会全体の機能不全、という感。

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橘ジュンの作品

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最下層女子校生: 無関心社会の罪 (小学館新書)の作品紹介

闇を彷徨い苦悶する女子たちの実像に迫る!

10代20代の若年女子を巡る状況は厳しいものがある。
精神的、肉体的虐待に父親による性的虐待。そして、一見すると何の問題があるようにも見えない女子が過剰な期待をかけられて「教育虐待」に悩んでいる。
さらには、貧困や学校でのイジメなどで苦しみ、自殺などの自傷行為を繰り返し、自己承認欲求のために、また食べるためにカラダを売っているという現実がある。
相談したくとも相談できない彼女らは、既存の制度からもこぼれ落ちてしまい、社会の統計からも消されて学校からも社会からも「なかったもの」として扱われ、現在も生き地獄のような日々を過ごしている。
自己肯定感が少なく、「自分なんて産まれてこなければ良かった」「自分なんてどうなってもいい」と自信を失っている。その一方で被害者でありながら、「やめてと言えない自分が悪い」と思い込み、学校や職場で必死に「普通の子」を演じ続けている。
そんな彼女らの本音に迫る迫真のドキュメント。見えざる現代日本の残酷な現実を暴く。
人気漫画家・沖田×華との特別対談も敢行。彼女の赤裸々な告白は息を飲むような重みがある。

【編集担当からのおすすめ情報】
実際に自分も取材に同行して、様々な話を聞きましたが、これが現実に起きていることとは思えないほどの衝撃を受けました。「そんなバカなことがあるのか!?」と取材帰りの飛行機の中で無言になってしまったほどです。月並みですが、事実は小説より奇なり、ということをあらためて思い知らされた著者渾身のルポルタージュです。

最下層女子校生: 無関心社会の罪 (小学館新書)はこんな本です

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