- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098252664
作品紹介・あらすじ
元気なうちにやっておくべき手続きのすべて
若いときは気楽でいいと思っていたひとり暮らしも、年齢を重ねると心配事が増えてきます。「自宅で急に倒れたらどうしよう」「認知症になったらだれが面倒見てくれるのか」…。ただ悩むだけでは心配は解消しません。大切なのは、気がかりは何かを考え、それを解決する手段を知り、元気なうちに実行することです。本書は、ひとり暮らしの人が気にしている様々な問題を取り上げ、それに対処する手段を詳しく解説します。
・ひとり暮らしでも安心な「高齢者向け住宅」
・認知症になった自分を守ってもらう「任意後見制度」
・急に倒れた時に備える「見守りサービス」
・体が不自由になったら生活全般を補助してもらう「任意代理契約」
・葬式や墓の手続きなどを代行してもらう「死後事務委任契約」……
ひとり暮らし高齢者の8割近くの方は、今のままひとりがいいと考えているという調査結果があります。充実したひとり暮らしを長く続けるために、本書をお役立てください。
【編集担当からのおすすめ情報】
2035年には、東京では高齢者世帯の44%がひとり暮らしになると予想されています。高齢者のひとり暮らしは当たり前になっていきます。「ひとり終活」は特別なことではない時代です。子どもと暮らしていても、最後に迷惑をかけたくないという人も増えています。そのためにも、何をどう準備しておけば安心なのかを本書で知っておいていただければと思います。
感想・レビュー・書評
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墓は(住宅とは異なり)共同名義にできない。「永代」とは、使用者がいる間ということ。祭祀継承者は拒否できないが、祭祀財産を守る義務はない。現在は「永代供養墓」や公営の「合葬墓」の関心が高まっている。永代供養墓は一般的には50~60万かかる。公営合葬墓はもっと安い。
墓埋法では、骨を墓地以外に埋めることは違法。しかし散骨はOK。
任意代理契約というものもある。判断能力はあるが体が不自由なときに(入院、障害など)。書類管理、年金受け取り、各種支払い等を代行する。施設の契約、入院時の身元引き受け、医療の意思を代理で表明することも可能。
任意代理契約と任意後見契約の二段構えの備えが理想。
任意後見だけでは死後事務には対応できない。死後事務委任契約を結ぶ。公正証書でなくてもよいが、トラブル防止のためには公正証書がよい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
具体的に書き込まれているのは良かったのだが、やや著者の価値観の押し付けが散見されたのが不快だった。そもそも一人で最後を迎えることを選んだ人に家族との絆やら近所付き合いの大切さやらを説かれても、何を今更だし、だいたいこの本の趣旨から外れている。