不倫女子のリアル (小学館新書)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252763

作品紹介・あらすじ

愛されたい女たちの逆襲がはじまった!?

ベッキー、宮崎謙介、桂文枝、乙武洋匡……。世間を騒がし、社会問題となりつつある“不倫”。今や芸能界以外でも不倫は横行、特に働く女性が主導権を握るケースが増えている。女性はなぜ不倫に走るのか。不倫するとなぜ世間からディスられるのか。円満な家庭でも不倫のリスクはあるのか。女性の社会進出とともに価値観や倫理観も変わってきた。実際に不倫をしている30~40代の女性へのインタビューを通して、都会型不倫の現況と社会的背景を探る。
<主な内容>
不倫女性9人のリアルケース。
今の不倫に欠かせないキーワードは「4K」。
LINEとFacebookの効果と失敗。
不倫したら家庭がうまくいった?
弁護士も驚く不貞の代償。
探偵は見た! 浮気の現場。ほか


【編集担当からのおすすめ情報】
テレビ出演も多い人気弁護士・堀井亜生さんが不倫問題の現状を解説。
また、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3000件というリッツ横浜探偵社・山村佳子さんが、不倫現場追跡調査の秘密を語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 不倫女子はこういう風に考えているんだー。
    自分とちがう生き方をしてきた人の考えって、面白いなあと思うし、それぞれの人生観を認めたいです。

    彼女たちの発言のあと、弁護士と探偵のコメントがあり、これも興味深い。
    堀井亜生さんたち弁護士チームが分析した”不貞夫の本音”をメモ。

    ●不貞夫とその相手とでは捉え方が大きく異なる事例

    例➀男性が妻との離婚を切り出さない
    男:このままの関係でいいから、離婚する気はない
    女:彼は離婚したいのに、奥さんが納得してくれない

    例②男性が妻の愚痴を言うときの心境
    男:不倫相手との結婚を望んでいないことを遠回しにつたえている
    女:私のことを信頼してくれている、奥さんへの気持ちは薄れている

    例③男性がやさしい言葉をかけるときの心境
    男:不倫という立場に置いてしまっている彼女へのリップサービス
    女:真実だと捉え、私は好かれていると感じる

    ●不倫男性がよく発する台詞と背景の心情

    例➀「ふさわしい人を見つけてほしい」
    男:彼女を傷つけないように別れを切り出すため
    女:私は高嶺の花・すばらしい女性と言われていると捉える

    例②「仕事が忙しくてメールできない」
    男:メールするのが面倒、もう連絡を取りたくない
    女:男性の言い訳を信じ、「がんばってね、私ずっと待ってるから」と返す

    例③「仕事が忙しくて会えない」
    男:もう会いたくない
    女:男性も会いたい、という前提のもと「職場近くに引っ越そうか」など提案

    例④「子供がいるから離婚はできない」
    男:不倫相手の女性とは結婚したくない
    女:心配なのは子供のことで、奥さんのことは嫌いという前提のもと、「だったら私が子供たちのお母さんになるわ」と発言

    さらに堀井亜生さんはこういわれます。

    「その原因は”お互いの前提が違う”ところにあります。女性側は"自分が愛されている”という前提のもと、男性の言葉を聞いていることが多いです。もし、相手の態度に不安を感じても、過去に相手から送られてきた”好き”などと書いてあるメールなどを読み返すことで、そのころのお互いの気持ちをリアルに思い出し、”私は愛されている”と自己暗示にかかるような人が多いものです」

    「これは私見ですが、結婚していながら別の相手と恋愛関係になるためには、精神力や経済力が必要です。かつてはそういうある種の力のある男性が浮名を流したものですが、今はSNSや出会い系サイトの発達で従来なら”不倫してはいけない人(感情のコントロールができない、恋愛経験が少ない、お金がない、幼児的万能感が抜けない)”が不倫市場に出てきている。だから、トラブルが後を絶たないのだと感じます」

  • 十人十色の不倫事情。

  • 妻は、「私は浮気なんて出来るわけないじゃない。」と笑い飛ばしていた。しかし、そうではないと思う。その気になれば、妻の相手になりたい男は割りと容易に見つかるに違いない。
    その可能性があることを前提で、常日頃から自分の気持ちを妻に伝えていかないとならないと思う。

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/fickle_women.html【書評】『不倫女子のリアル (小学館新書)』 : なおきのブログ

    <目次>
    第1章 稼ぐ女
    ケース1 経済力で不倫をキープしたら家庭も円満!?
    ケース2 仕事を続けていたから見つけた癒しの不倫
    ケース3 震災がきっかけで心の命ずるまま生きる
    第2章 キレイな女
    ケース4 肉食女子だけど自分からは男性に迫らない
    ケース5 今の不倫は平安時代の“通い婚”
    コラム 不倫に不可欠なSNS
    第3章 軽い女
    ケース6 同世代の男は物足りないから結婚せず不倫
    ケース7 浮気は“安・近・短”が賢明!?
    第4章 堅実な女
    ケース8 浮気しまくる夫への腹いせに元カレを制覇
    ケース9 同世代の男性で苦労するなら不倫のほうが楽
    第5章 弁護士は見た!
    第6章 探偵は見た!
    おわりに


    2016.10.18 東洋経済より
    2017.02.13 読書開始
    2017.02.14 読了

  • 2018年5月8日読了。

  • 不倫女子のリアル。沢木文先生の著書。不倫女子の実体験がまとめられていてとても現実感のある内容。人を愛する感情や好きになる感情は理屈ではないし、それが結果として不倫になってしまうこともある。不倫不倫と面白おかしく騒ぎ立てて責め立てる今の日本は幼稚だと思う。

  • 子供の視点で読むと本書で紹介されている方々は真っ当な理論を述べている成功者のようでいて大人の皮を被った胸糞悪い餓鬼としか映りません。妻や不倫している女性のみが悪いとは思いません。男も含めて偽善なクソ野郎達の密やかな日常を伺う事ができる本です。

  • 読了。結構しんどくなった。奥さんは、大丈夫と思って、高みの見物気分で読んだ。端から常習の人は、選んだ本人が悪いかもしれないが、魔が指して不倫する人もいるようで、絶対悪だと言えない気持ちになる。過去に浮気されたり、精神的に追い詰められたりと様々である。この本を読んで、もしかして奥さんも不倫してるのでは、と疑念が生じるが、たぶんしてないと思う。感覚でわかると思う。お互いそうなのだろうと思う。奥さんにこんなことに考えこんで、時間の無駄だと言われた。そうだなと思う。

  • 367.9

  • ■合コンさ・し・す・せ・そ
    ・さすが
    ・しらなかった
    ・すごい
    ・せっかくですから
    ・そうなんだ!
    ■4K不倫女子
    ・稼ぐ女(経済力)
    ・キレイな女(金遣いも含む)
    ・軽い女(気持ちor体重)
    ・堅実な女(家庭本位)

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