- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098253067
作品紹介・あらすじ
国語学の権威が最近の日本語を斬る!
『日本国語大辞典 第二版』『小学館 古語大辞典』(以上、小学館)、『明鏡国語辞典』(大修館書店)の編著者としても著名な国語学の泰斗が、日ごろ目にしたり耳にしたりする、「なにか変で、どこか気になる」表現を取り上げ、どこが変なのか、何が問題なのかを簡潔に解説します。
たとえば、「住めば都」の意味を「もし住むなら都会」と勘違いしている若者が増えています。
なぜこういう解釈をしてしまうのでしょうか。
また、スポーツ選手が「ノーミス(を)する」という表現をするのを耳にすることがありますが、この表現のいったいどこが変なのでしょうか。
全体は二部構成です。
第一部では「変な日本語 気になる日本語」や「世相を映して生まれる日本語」「間違えやすい日本語」を取り上げ、どこがどう変なのかを明快に指摘します。
第二部では対談を二つ収録しました。
一人目はフリーアナウンサーで日本語に関する著書も多数ある梶原しげる氏。もう一人は文化庁国語調査官の鈴木仁也氏。
北原先生と最近の日本語事情について縦横に語り合ってもらいました。
感想・レビュー・書評
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日本語について、正しい使い方について綴った一冊。
ともすれば誤用が正しい用法になってしまう世の中だからこそ、正しい日本語を知っておく必要性を感じた。 -
よく言われる日本語の乱れ。確かに言葉は変化するが、本来の意味や変化の過程は知っておきたい。周りに流されて「全然」を肯定の意味で使用するが、意識し続けたい。
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言葉を正しく使いたい
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若い世代が使う妙な日本語について、言葉のプロが診断している面白い本だ.著者が妙だと感じる部分は小生もうなずけることが多かったが、巻末の2つの対談の中に若い人の感覚と年配者の感じ方の相違が随所に現れており、面白かった.