マンションは学区で選びなさい (小学館新書) (小学館新書 お 18-1)
- 小学館 (2017年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098253074
作品紹介・あらすじ
学区と年収と優良マンションの深い関係
「公立小移民」という言葉を知っているだろうか。
人気公立小学校の学区に引っ越す家族のことを指し、
子どもによりよい教育環境を与えたい
「孟母三遷(もうぼさんせん)」な親ならではの選択といえる。
これまで人気学区は口コミに頼る部分が多かったが、
「学区と年収」という新たな指標を与えるのが本書である。
例えば、東京23区でいえば、学区世帯年収トップは以下の通り。
1位 港区立南山小学校 1409万円
2位 千代田区立番町小学校 1151万円
3位 渋谷区神宮前小学校 1067万円
23区トップは港区の南山小学校で、突出した世帯年収だ。
これら1都3県(東京都、神奈川、埼玉、千葉)の
学区年収上位校の解説が本書でなされている。
さらに、人気学区のマンションは、多くの場合、
需要が供給を常に上回るため、資産性が担保される。
”人気学区ほど資産性が高くなるマンション格差の法則”が成り立つのだ。
ベストセラー『マンションは10年で買い替えなさい』の著者が贈る
人口減少社会を生き抜く新時代の住まい選びに役立つ一冊!
【編集担当からのおすすめ情報】
NHK「クローズアップ現代+」でも紹介された、人気の公立小学校の学区に引っ越す「公立小移民」のリアルが垣間見られる一冊です。、
この人口減少社会にあって、ファミリーの住まいは、郊外から都心へ、戸建てからマンションへ――と変化を見せています。
自宅戦略は資産形成の生命線。本書で取り上げる「人気学区」内の住まいは、多くの場合高額になりますが、資産性が担保されます。
子どもの教育環境が気になる人から、自宅戦略を考える人まで役立つ一冊となっています。
感想・レビュー・書評
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この本に従って学区で選ぶと、都心だと超高級住宅街くらいしか選択肢が無い。いま都心6区の不動産相場が不気味に高止まりしていることもあり、今から家を探す層に関しては、公立小に通わせている間は無理やりマンションを買わずに賃貸で過ごすのも一つの手ではないだろうか。
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学区でマンションを探すのは子育て世代にはデフォルトだと思う。具体的な地名や駅名も出しており、自分の意見に絶大な自信を持っている沖さんらしい本。必読。
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丁度これから東京への転勤、子供の小学校の転校等を控えていた為、家内と一緒に読んだ。
特に、学区の話と損をしないマンション投資の仕方は大変参考になった。また読み返したいと思う。 -
「持ち家は"一生もの"ではない。10年スパンでライフステージに合わせて住み替えて行くのがよい」という著者の考えをベースに、
子どもが小学校に入る前後の10年は中学受験に適した環境を選べ、という内容。
主張自体には賛同する部分が多いが、全体のデータは「区内で最も世帯収入が高い学区=小学校のレベルが高い学区」という形で紹介されており
結局、学区で選ぶ→区内で最も地価が高い場所に立地するマンションを買えって話に…
それができれば苦労しないって!
なので本の後半の、「お金を生むマンションの7つの法則」と「住宅ローンとお金の話」の方が、実際の家選びの参考になった。
7つの法則には
1.買うのに適したタイミングで買う
7.適正価格以下で買う
というのが含まれており、
それができれば苦労しないって!(2回目)
っていう、身も蓋もない感じではあったけど、
2.単価の高いエリアは底堅い
3.駅からのアクセスはいいに限る
4.大規模マンションは得をする
あたりは意識して探せるな、と思った。
まあ、そうすると結局高くなるっていう話だけど。
なので、この本で多くの人に参考になりそうなのは以下あたり。
・購入するなら、身の丈2割増しの物件を狙え
(返済比率は25%以内に抑えつつ)2割背伸びして手が出る物件を買う。
・狙いたい学区の中で、転勤などによる定期借家権=リロケーション物件を割安に借りる手もある
・住宅ローンは多く・長く・安く
・持ち家購入前に不動産投資をしてはいけない
結局うちは良くないタイミングで、手の届く物件を買ってしまったので、答え合わせは10年後…
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まじ勉強なりました。
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不動産投資の前に持ち家を買いなさいとのこと
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賃貸よりも購入を全力で勧めてる。その前提に給与も増えていく、と置いている。
含み益を出す7つの法則だと価格の高い物件になるか返済リスク軽減に年収7倍の価格が望ましい、などとある。
含み益を出すにはリスクも高くしないといけないが、リスク愛好的に捉えているため、ビビリの人にはなかなか真似できない。
学区の話は参考になった。 -
論調はいつもの感じだが学区切りはファミリーニーズに応えていて10年〜本のアップデートモノとして役立ちそうだった。
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時代背景と専門知識を重ね合わせ、的確な答えを出している。
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持ち家をビジネスターゲットにしている筆者なのが伝わってきてややしつこい感