小学生のための読解力をつける魔法の本棚

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著者 : 中島克治
  • 小学館 (2009年7月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098373864

小学生のための読解力をつける魔法の本棚の感想・レビュー・書評

  • [墨田区図書館]

    読書の大切さ、読書の勧め方などいくつかの要点と、沢山の推薦書をまとめた本。
    1章~3章は読書の心得、4章では家庭での学習法、5章では芥川龍之介の「杜子春」と遠藤周作の「海と毒薬」を題材にした長文読解問題、6章で更に読書の大切さを述べて最後の7章で推薦図書を挙げている。

    ■類語辞典
    読書の中心は「物語」だが、同時に図鑑、類語辞典も用意しよう。
    「例解学習類語辞典 似たことば・仲間のことば」
     http://booklog.jp/item/1/4095016612

    ■読んだ本の紹介本をつくろう
    自分なりの言葉で表現する力をつけるために、B5サイズのノートを1冊用意し、見開き2ページを上下左右4つのパートにわけて各箇所に書く。
    ・右上:本のタイトル、作者名、出版社名などの基本情報とともに、子どもの感想を"保護者が聞いて"メモする
    ・右下:目もした内容を子どもにチェックさせ変更・訂正内容を書き込む
    ・左上:本の紹介文を書く
    ・左下:漢字や調べた語句の意味などを記入する

    ■本を読むのに国語が出来ない場合は、精読を
    精読できているかどうかを確認できるのは、音読。発音やイントネーションによってわかる。特に助詞の「て」「に」「を」「は」などにも注意して。

    ■大人の世界を教えてくれる漫画
    ・手塚治虫の「ブラックジャック」、「火の鳥」
    ・池田理代子の「ベルサイユのばら」
    ・山本鈴美香の「エースをねらえ!」
    ・井上雄彦(たけひこ)
    ・浦沢直樹
    ・かわぐちかいじの「太陽の黙示録」

    ■低学年のための学習法
    教科書の本文などをノートに書き写す。一字一句、句読点も含め、丁寧に。親は「叱らない 怒らない」で、やりたがってもドリルなどではなく童話を書かせたり、「見出しつけ」、「まとめ」などをやってみると良い。

    ■高学年のための学習法
    ・読んだ本の内容を400字にまとめる。受験を控えていても、できれば月に1冊は読んで要約すると良い。読書が苦手なら好きなジャンルや読み易いものを、読書画習慣化している子なら日頃あまり読まない名作を中心に。
    ・いきなり書かせずに、まずは言葉で説明させる、時系列にストーリーを追った中に、登場人物や場所、主要なエピソードを交えていればとりあえず合格。
    ・何回か語らせることで要約出来てきたら、「5W1H(誰がWHO、何をWHAT、いつWHEN、どこでWHERE、なぜWHY、どのようにHOW)」をおさえて書く。
    ・要約のコツは、物語の盛り上がり部分を見極めて、そこにボリュームを置いてまとめること。

    ■低・中学年向けの本
    ・01. 100万回生きたねこ
    ・02. ぼく おかあさんのこと…
    ・03. だるまちゃんとかみなりちゃん
    ・04. いたずらきかんしゃちゅうちゅう
    ・05. よるのようちえん
    ・06. あおくんときいろくん
    ・07. かぞえうたのほん
    ・08. すてきな三にんぐみ
    ・09. みてるよみてる
    ・10. こんにちは あかぎつね
    ・11. ふらいぱんじいさん
    ・12. おにいちゃんがいてよかった
    ・13. だいじょうぶだよ、ゾウさん
    ・14. すきまのじかん
    ・15. ちいさいおうち
    ・16. よわいかみ つよいかみ
    ・17. なつのいちにち
    ・18. あなたがうまれたひ
    ・19. わすれられないおくりもの
    ・20. ほろづき 月になった大きいおばあちゃん
    ・21. 雨、あめ
    ・22. ほね
    ・23. はじめてのキャンプ
    ・24. よあけ
    ・25. うたのてんらんかい
    ・26. いのちのまつり「ヌチヌグスージ」
    ・27. バスにのって
    ・28. てん
    ・29. おじいちゃんがおばけに... 続きを読む

  • 小さい頃は物語を、大きくなったら小説を読もう
    その通りだと思う。
    いわゆる「お勉強」は受験目前で十分だし、真の教養はやはり身になる読書が一番。当たり前のことしか書いてないが、子どもの教育に熱中しすぎてつい、当たり前のことを忘れてしまった時などに読むとよいかも。

    巻末のおすすめ170冊リストもよい

  • 社会人になって読書熱があがったBOAYAは、子供にはもっと早くから本に親しんでもらいたい願望がある。姉からもらったこの本、『子どもがらよみたいと言った本を否定しないで』とあって、絵本好きな子供にしてる言動や我が身を思い返した。
    読書は、心を豊かにする。
    相手の気持ちに寄り添えるよう、想像して、言葉を選べるようになる。そんな人って魅力たっぷりだと思いませんか。
    芥川龍之介の杜子春、読んでみたくなった。

  • 二人の男の子の母。

    シリーズもの中心の読書と、夜の読み聞かせ程度なので、今からでも間に合うかな...と、読み進めました。

    できる子との差の意味合い、そしてその理由を、とても感じました...。

    今後は、わが家なりに、会話や環境に気を配り、巻末のおすすめブックリストを参考に、有意義な読書環境を整えていこう、と、強く思いました。

  • なかなか出来ないことを簡単に書いている。
    その部分は、かなり苛々しますが書いてることは間違いではないと思う。
    幸い、内の娘は本好きです。作文も嫌いじゃないみたい。繋がってるんですね。
    まだマンガやゲームにほとんど触れたことが無い娘。適度のマンガも必要なんですね。
    手元に置いて、時々読み直す必要のある本です。

  • 勉強のためだけでなく、読解力がつくことで、相手の気持ちを汲み取ることができ、コミュニケーション力がつくという。子供には色んな本を読んでもらいたい。

  • 子供の学力・コミュニケーション力を上げるには読書がいい。
    それは分かってるんだけど...。
    具体的にどういう風に子供をノせればいいか書かれている本。
    巻末の推薦図書リストが有難い。

  • 小学生って、これから長く生きていくための
    人間としてのベースをつくっている段階なんだ
    と思っています。
    なので、読書についても、
    5年とか10年後になにか心の中で芽が出ればもうけもの
    のような気がします。

    この本で一番よかったのは、第6章でしょうか。
    以下目次から
    ====
    第6章 子どもの人間力を育むために
    ・自分の考えをまとめ、言葉にする力を育てる
    ・自分の意見を発信できる力を育てる
    ・人の心を感じられる力を育てる
    ・読解力をつける目的とは
    ・読書で「考える」基盤づくりを
    ・子ども時代にこそ、たくさんの読書体験を
    ====
    第7章のブックリストもなかなかよいですね。
    低学年中学年向けには、絵や文章の美しさに触れられる本を
    推薦してくれています。
    人間としてのベースって、そのあたりがコアな気がしますね。

    2011/01/31

  • 絵本は良書の紹介を見かけますが、子どもが小学生になって、これからどんな読み物を読んだらいいのかな?と思ったところでこの本に出会いました。
    筆者の人柄もあたたかく、読んでいて楽しかったです。
    選書は小学生には高度なものも多い印象ですが、とても参考になります。
    私も読んでみたい、読み返してみたい気持ちになりました。

  • ブックリストが興味深い。
    小学生以上にも活用出来るラインナップです。
    読書は一生モンですね。

  • 小学生に読解力をつけさせるには?
    読解力とは、本を読んで、書かれている内容を理解し、また、行間から書きての言いたいことを汲み取る力です。つまり、書きてというひとりの人間と向き合えるかどうかであり、コミュニケーション力にも通じます。

    読解力をつける為に…
    低学年
    ①書く作業を繰り返すこと。
    機会的に、書き写していくうちに、文章や言葉の切れ目などが、理解できるようになってきます。
    教科書を使用し、本文を書き写す。

    ②書き写し学習の発展
    見出しをつける。

    単元3つ分ぐらい写し終えたあたりで、より深い学習にうつる。

    まとまりごとの内容を簡単にまとめさせる。見出しのようにする。

    見出しをまとめるには、内容の理解はもちろん、表現の工夫が必要。

    ③書き写しの学習の仕上げ
    学習のまとめ

    高学年の学習
    読んだ内容を400字にまとめる。

    いきなり、小学生で、400仕上げるにまとめる作業は、難しいので、まず、読んだ本の内容を話させること。

    ①主要なエピソードが交えることができていれば、ok
    ②できるだけ、まとめて話させるようにする。5w1H

    それが出来てきたら、400字のまとめ。

  •  このところ「子どもからどうやって読書感想をひきだすか」をテーマにいろいろと手に取っている。
    そしてこの本!今の私には、かなりど真ん中。
    自分が子どもに「読解力」をつけたいか?というと、まだ低学年だし、そこまで望んだわけじゃあない。
    でも、この本を読んでいくうちに今、自分がしようとしていることが読解力の種をまくことなのかも?と思い出した。
     自分で読むのをいやがり、いつまでも読み聞かせ。。。と内心、心配もしていたけど、それも大丈夫って言ってくれてる。いろいろ意見があるだろうけど、ホッとした。
    あまり力まず、良い本を読んであげたい。
    「低学年のころから主人公に感情移入しながら読むという読書の経験をたっぷりしておくこと。そして高学年になり、その基盤が整ったところで、さらに”自分ならこうするのに”と、少し批判的な視点を持ってよませていくことです。」
    後半の高学年むけ?のテストなどはそのうち再読したい。
    試験文をうっかり読んでしまって、「杜子春」いいなあ、絵本でないかな。。
     
     巻末の本棚は圧巻!どれもこれも懐かしくて震えた。
    江戸川乱歩も読ませていいの!?少年探偵団シリーズ、実家から持ってこよう!とか。アルセーヌ・ルパン、ほれたなあーとか。アン、ジェーン、三銃士。うっとりする。子どもと語れる日がくるのかなあ。

    「親子で本のないようについて楽しく語り合ってみてください。そして、そんなやりとりを繰り返す中で、自然と”ぼくはこう思うな”などという、子どもなりの視点が育っていくのです。」
    「親子で学習するときの鉄則は、”叱らない”」
    「そもそも宿題ではない自宅学習に取り組んでいるのですから、それだけでもほめてあげるべきなのです。」
    1)教科書をまるまる書き写す
    2)物語を400字にまとめる
     ・まずは内容を言葉で説明させる
     ・まとめて説明させる
     ・5W1H「ダレが、なにを、いつ、どこで、どのように」で要約させる
    「要約のコツは物語の盛り上がり部分を見極めて、そこにボリュームを置いてまとめること」
    「こどもによってはとくに気に入ったエピソードがあればそこははずせないでしょうし、主人公への思い入れも深かったりします。それはそれでいいのです。」
    「この学習で大切なことは、ストーリー全体を見渡せる能力をそだてることと、言いたいことをより短い言葉で表す工夫をこらせるようになることです。」

    「とにかく子どもの能力を信じること。すべてはここから始まります。」
    「”何があろうと大丈夫。この子はちゃんとできるようになるはずだ”という思いと、”どうして間違えたのか”という具体的な検証の努力が合わさったとき、子どもは伸び始めるのです」

  • 「小学生のための」と入っていますが、大人向けにも十分通じる内容ではないかと思いました。最近ビジネス書やノンフィクションに偏っているので少し反省して文芸書でも読んでみようかという気になりました。推薦図書がたくさん紹介されているので、子供に読ませる(読み聞かせる)前に読んでおくのも良いかも知れません。

  • 親御さんに向けた本ですが、参考になりました。
    本を読むことは、感情が豊になるだけでなく、人間関係を築く術も身につけられます。
    深いわ~。

  • 「小学生のための」とあるが、自分のためのブックリストとして参考になる。

  • 過去記録。図書館で以前借りた。内容忘れているので要再読。2017/3/28

  • 本好きな我が家の子どもたち。だけど読解力があるのかは疑問。やはり詠んだ内容をまとめたりの練習が必要なのだとわかった。
    ・まんがでオススメなのは、ブラックジャックと火の鳥。
    ・紹介文ノートをつくる。
    ・低学年のうちに書く力をつけておく。
    書き写し→見出し→学習のまとめ
    ・高学年では、5W1Hを書き出し、400字に要約する。

  • お子さんのいる方に向けて書かれた本たが、碌に読書をしないまま大人になった僕にも参考になる良書だった。5w1hを用いた要約法は今日から実践していこうと思う。 将来自分に子供ができたら読み返したい。

  • 図書館で借りて読み。

    読書習慣をつけるための本かな、と思いつつ読み。
    個人的には4・5章はうちの子にはまだ早い、のと本の味わい方は人それぞれだと思うので読み飛ばした。

    ・トイレ文庫をつくる、リビングの隅に本を見えるように置いておく、どの部屋にも本がある環境にする、などの本を手に取りやすくする環境づくりは参考になった。特にトイレ文庫(p57)

    ・読み聞かせのこつ(文字を追わせましょう)(p53)は現時点では賛同しかねる…

    ・お子さんが選んだ本は、どんなものであっても決して否定してはいけません。(中略)子どもが選ぶ本と、親が読ませたい本が一致することはほとんどないということを肝に銘じお子さんが自分で選んだ本は何でも「へえ、面白そうね」と受け入れてあげてください。(p54)あたりは忘れないようにしたい。

    ・ブックリストは参考になるかな。小学校中学年くらいになったらもう一回読み返してもいいかも

  • 【子育て・教育】小学生のための読解力をつける魔法の本棚/中島克治/20160411(42/468)<222/37253>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・読書は基礎、勉強以上に大切。

    ◆引用
    ・本をよく読む子は感情が豊か。
    ・問題行動を起こす子供はそうしたらどうなるか、というあたりまえの想像力がなき。読書を通じた読解力が必要。
    ・日頃から物事を肯定的に見る目をやしなう。
    ・小学生のうちは、両親がさりげなく方向づけをして心の安定につなげること。自主性は思春期に入ってから。
    ・好きなTV番組の紹介分を書かせる。
    ・読書の効能
     -1:物事を見る目が養われる。百聞は一見にしかずは、前知識ないまま見ると、自分の見方を絶対視し、真実が見えなくなる可能性あり。それを回避する為に読書は有効。ネットよりも時間はかかるが、寄り道のプロセスで面白いと思えるものに出会えることもある。
     -2:語彙が増える。
     -3:キレにくい子供になる。子供はちょっと怪しい世界に興味をもつもの。読書を通じて、人間の醜さや愚かさを疑似体験しておけば、現実社会で経験できないことに対する様々な経験の免疫ができる。
    ・読み聞かせする時は、子供に目で文字を追わせる。
    ・スポーツ好きな子には、スポーツ関連雑誌やスポーツライターが取材したアスリートのルポ等もいい。スポーツは単純に勝ち負け。心の奥深さ(うれしい、だけでなく、どううれしいか)が育たない可能性も。
    ・本棚:表紙が見えるように配置。家に2-3か所用意、トイレに小さな本棚も良い。
    ・読解力:読みながら、要するに作者は・・・と考えているのだなと心の中で言い変えて見るのが効果的。
    ・抑揚つけたり、感情をこめて読んでみる。
    ・あなたならどうする?と質問してみる。
    ・漫画も活用する。良質なものは、本を読む導入として活用できる。ブラックジャック、火の鳥、ストーリーが短めのがベター
    ・低学年の為の学習法:まず書く力を向上させる。機械的に書きうつすことで、文章や言葉の切れ目が理解できるようになる。
     -第一段階:①教科書の文章をマス目に合わせて、一字ごとに丁寧に書く。②改行や句読点も忠実に、③正しく書けているか親がチェック、④間違ったところは赤鉛筆で修正
     -第二段階:見出しをつける(何が書いてあるかわかるワンフレーズ)
     -第三段階:学習のまとめ(例、このとき彼はどう思いましたか?等)に挑戦
    ・学習の鉄則:叱らない、怒らない
    ・教科書の次、絵本など書き写し:イソップやアンデルセン

  • 子供の国語力を伸ばす本を探していて、途中で福嶋隆史氏の本を読んでしまったから、こちらで言っていることが今までどおりの当たり前のことすぎて霞んでしまった。
    何につけ「麻布では~」との記述が出てくるというレビューも某所であったが、麻布の先生だから仕方のない部分をひけば特にそこまで麻布を特別視している様子もないように感じた。
    巻末ブックリストが評判で、難しいのではという指摘もあるが、この中から1冊でも読めれば子供にとっていい経験になるのではないかと思える。
    それと長文読解問題がなかなか難しい…。ただここで取り上げられている『杜子春』と『海と毒薬』面白いなあ。

  • 麻布の橋本先生の本と共通していたのは、
    やはり読書は大切ということ。
    教科書を書き写すことも。
    こちらは小学生対象だったので、少し優しかったけど、
    基本は一緒だとわかったし、
    小さいときから読書を親しむのは大切だと、あらためて思った。
    巻末におすすめの本のリストが載ってて、それもとても良かった。

  • 本を読まない子供はバカが多い。子供が本を読まないのは親が読まないから。ゲームをやる子供バカになる。漫画は手塚治虫ならOK。子供と一緒になってお笑い番組・バラエティーばかり見るな。等々当たり前の話が多かった。
    子供を私立に入れようと考えてるそれなりの親には常識的な話ばかりで読む必要はない。麻布→東大博士→麻布教員にしては、ちょっと個性がないというかインパクトに欠ける。巻末リストは使えない事もないが、一流私立を目指す子向けでややハイレベルか?

  • 読解力とは何か?明確な解答が得られました。

    "読解力とは、本を読んで書かれている内容を理解し、また、行間から書き手の言いたいことをくみ取る力です。つまり、書き手というひとりの人間と向き合えるかどうかであり、コミュニケーションの力にも通じます。"

  • 参考になりました。良かったです。同著者の中学生のための~も良かったです。

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小学生のための読解力をつける魔法の本棚はこんな本です

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