信じて根を張れ!楕円のボールは信じるヤツの前に落ちてくる: 大学ラグビー日本一 帝京スポーツメソッド (単行本)
- 小学館 (2010年9月15日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098401215
感想・レビュー・書評
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長年の経験が詰まった一冊だった。
若い頃から岩出監督が試行錯誤して辿り着いた教育法に関心させられた。ラグビーはやっていてもわかるが、育てなければいけない要素が本当にたくさんあり、自分だったらと考えるとなにから始めればいいか混乱してしまうほど複雑なスポーツだと思う。そんな中で大学という高校とは肉体的にも精神的にも異なり、選手たちも自我を持つようになったステージで目覚ましい結果を残した岩出監督は本当に視野が広く、多くのことを考えていると思う。そしてなにより選手たちを信用している。見た目からもわかるようにあまり大声で怒鳴り散らすタイプには見えず、選手の心の奥に語りかけるようなイメージだが、それは岩出監督が作り上げた帝京大学のシステムがあって初めて成立するのだと思う。この本は少し古い話ではあったがこの後も勝ち続け、今では9連覇まで来ておりトップリーグのチームすら倒すほどになっている。このシステムの賛否は問うまでもない。読み終わって気になる点が1つだけ。ラグビー面ではこれ以上にないほどの成果を出しているが、一社会人としてどれほど成長したのかということが気になった。これは実際に選手たちと交流したり触れ合わないとわからないかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり主体性を持った選手に育てるのが大事なんだなと再確認。スキルフルであるが体力が無い選手への対応の仕方も勉強になりました。