小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚 (教育単行本)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 247
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401499

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借り。
    来春Fの小学校入学を控えているので。


    読書習慣云々や読み聞かせなんかも大事なんだけど、要は
    ・親と子がちゃんと対話をすること。
    ・きもちいい言葉をたくさん使うこと。
    ・家庭の教育力を高めること
    が大事なのかな。入学以降も心掛けたいことがたくさん。
    自分の育児を振り返るいい機会にもなった。肯定的な楽しい会話をたくさんしたい。


    ・本書では、さまざまなことば育ての方法をご紹介していますが、それらのすべてに基本としてあるのは、ほめることだと思っています。(p18)
    ・「なぜ」「何」と何でも聞きたがる時期には、あえて即答せず、親の方から「なぜだろうね」「何だろうね」と、問い返してみましょう。何かに疑問を感じた時には、すぐに聞くのではなく、まずは一度考えさせましょう。(p18)

    ・子どもが何か話したいという顔をしていたら、じっくり聞いてみましょう。なかなか言葉が出てこない時には、「いろんなことを感じたんだね」「何から話していいか迷うよね」「これはどうだった?」という程度に促してもかまいません。もちろん何も出てこない場合もありますが、少しでも頑張って話せたのなら、たくさんほめてあげてください。(p21)

    ・良かれと思っていたことが間違っていた、短所だと思っていたことが、実はその子の長所であったりするのです。間違っても仕方がないと、ありのままの子どもと自分を潔く受け入れて、あとは信じる姿勢を貫きましょう。(p54)

    ・成功や失敗の経験は子供を成長させるものですが、もう一つ同じぐらい大切なことが友達と遊ぶことです。それも「親の目を気にせず自由に」です。(p98)

    ・何気ない散歩中の会話が大事なんだって(p115)

    ・国語辞典は買っときたいなー
    ・ブックガイドも参考にしたい。

  • 習い事で子育て外注してないで、絵本の読み聞かせや、親子でお散歩をして「鳥の鳴き声がするね」「ひこうき雲だ、見える?」なんて対話してる時間のほうが、子供の情緒やことばを使って考え表現する力を身に付けるには貴重ですよ。とのこと。激しく同意です。
    我が家の保育園の送り迎えは徒歩、早ければ15分、途中途中足止めくらうと30分以上という日も多々。
    正直面倒ーー早く帰りたいーと思うときもあるけれど、いましかない貴重な時間、親子の会話を楽しもう。と思ったのでした。

  • 夫婦揃って本を余り読まないので、何としても子供には読書好きになってもらいたと思って読みました。
    それにはまずは親が変わらなければいけない事、本を読んでる姿を先ずはしょっちゅう見せる事。子供の前では極力スマホをいじらないようにしよとか、そんな事を思わせてくれる本でした。

  • ◆きっかけ
    ブクログ 2017/3/28
    ◆感想
    い図。p210にあった『いのちあふれる海へ』、読みたい。2017/8/17

  • 図書館でふと。
    『魔法の本棚』とあるけど、絵本についての話だけではなく、幼少期の親子の接し方や過ごし方など、どの項目も納得。
    ただ、筆者が男性・パパであるということも考えてしまうと、接する時間が多いママはなかなか全ては難しい。本書に書かれている通り、アレンジして活用していきたい。
    ブックリストのはじめての絵本に記載されていた数冊が自宅にあって少し嬉しい。

  • 幼稚園の年長〜小学校低学年ぐらいを対象にした国語教育論。
    著者の中島氏は麻布学園の国語教師で、この人の意見には賛否両論あるらしいが、ほぼ100%同意。

    あまり杓子定規にならず、好きなモノを読ませる。そして、読ませた後、フィードバック(内容を聞いたり、関連事項への興味を引き出す)作業が必要、というごくごく当たり前のことが書かれている。

    親の側にも気持ちのゆとりをもち、子供が変なことを言っても許容する度量が必要なのだが、これがなかなか難しい。でも、できる範囲でよいから、と、世間一般の親が困難に感じているところもよくわかった上で気楽にできるようなアドバイスも含まれている。当然の内容ばかりなのかもしれないが、子供がなかなか本に興味を示さず、行き詰まりを感じた時などに読み返すと気持ちも晴れる。

  • ことばの力は生きる力という表現で、未就学の段階から、それを育む大切さが書かれてた。巻末のブックリストが良かった

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