「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)

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著者 : 木村泰子
  • 小学館 (2015年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401635

「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)の感想・レビュー・書評

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  • 公立学校だから校長判断で可能性が広がる。
    それを実践した記録である。
    それには校長がある程度長く学校を指揮できないとだめだとも思った。
    このような学校が広がると日本の未来も明るくなるのにと思った。

  • ドキュメンタリー映画『みんなの学校』を観る機会があり、非常に感銘を受けた。ちょうど本書発刊のタイミングもあったので、さっそく読んでみた。

    映画では実名だった子どもたちが仮名になり、本筋を変えない程度にエピソードが少し変更されていることを除けば、半分はほぼ映画に収録のままだ。もちろん、本書には取り上げられなかった映像、映像にはなかったエピソード部分もある。また、木村氏の教師としての原点部分に触れた箇所もあり、内容のすべてが大空小学校での取り組み実例かと、勝手に期待していたのとは若干違っていた。
    だがそのどちらでも同じように、教育における主体は子どもで、子どもも大人もあるべき姿は学び合い育ち合いだ、という一貫した姿勢は繰り返し語られていて、木村氏が教育実習生の当初から変わらないものである。

    いつもこれでいいのかと迷い続けている、正解はない、という言葉に勇気をもらった。
    今目の前にあることを一生懸命やる、変えたいならば自分が変わる、そして今そこにいてくれる人に感謝する。
    木村氏も、自分と同じように日々向き合っていることを知り、また明日から頑張れる気がした。

  • 下手なマネジメントの本読むより、この映画を見た方がいい。というぐらい良かった。

  • 『流れる水の如く、流されるのはいとも容易く、逆らうことは困難を極める、』
    『(大人と子どもが)対等でない場所に、学びは成立しない』
    『「大変」とは、大きく変わるとき』
    『教師は「教える専門家」から「学びの専門家に」』
    『学びは楽しい』

    すばらしい!

  • まず映画を見ました。
    通常の配給は終わっていて、御茶ノ水の自主上映会の日にその場所にいた、という偶然が引き合わせてくれた素晴らしいドキュメンタリー映画でした。
    上映場所で売られていた3種類の本から、一番映画のストーリーに近いということでこれを購入。
    その通り、この本を読むと映画の登場人物たちの顔と声で台詞が再生されるようでした。
    「みんなの学校」は、特別支援を必要とする子供に居場所を作る、それも普通学級に、という面が強調されすぎてしまっているのかもしれません。
    私はもっと普遍的なこと、違いを認める、違いを受け止めるとはどういうことか、居場所を作るということはどういうことか、ということを教わりました。そして、アドラー心理学ではありませんが、どんな子も向上心を持っていること、「なぜ」じゃなくて「どうやって」を考えることが大事なんだとわかりました。

    「こういう先生がいたら」とか「こういう学校だったら」という受け取り方はもったいない。確かに木村先生だからできたことだし、木村先生だからこそ「公立校だからこそ」と言えるんだとは思います。
    でも、一人でも多くの人がこの映画を見て、「自分もこういう学校にしたい」って思えば、木村先生じゃなくても変えることはできるんじゃないかと。
    同じ方向に歩いていくためにこそこの映画・本の価値があるんだと思います。
    すばらしい映画、本す。

  • これほどストレートに本質を突いている実践はなかなかないと思う。
    「子どもが育つ」とはどういうことか、「学校を作る」とはどういうことか。
    映画で目の当たりにした子供たちの姿、学校の姿に重ねて、強烈に印象を残す。

  •  映画の評判は、私の周囲ではイマイチだった。
    映画は撮る側のメッセージが込められるもの。やはり「一般的な学校像と判断」が入り込んでいたのではないか、と考える。教育者目線でなく、こども目線でなく、部外者目線つまり大空小学校を初めて訪れる人の目線になっているのでは、と。
     偶然、手にした本。初代校長が著者なので、期待大。
    果たして、期待以上の内容だった。

     3.11から学んだ下りは、そこだけでも防災リーフレットとして全国に配布してほしいくらいだ。

     正直、何度も涙がおちる。感動で。
     公立校だからといって、ひとくくりにする評価を見直さなければいけない。
     やはり人間と人間との信頼なのだ・・・と。

     それにしても校長先生の教育実習の指導教諭、教育の神様ことハラ先生のすばらしいこと!ここを読むだけでも大変勉強になります。

  • 376.28

  • TVドキュメンタリーとともに、木村先生の講演を聞きました。
    はつらつとした姿と言葉に勇気づけられました。

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「みんなの学校」が教えてくれたこと: 学び合いと育ち合いを見届けた3290日 (教育単行本)の作品紹介

「みんなの学校」が教えてくれたこと

2015年2月から全国で公開され、大ヒットしたドキュメンタリー映画『みんなの学校』。この映画の舞台となった大阪市の公立小、大空小学校では、「自分がされていやなことは人にしない」というたった一つの校則と、「すべての子どもの学習権を保障する」という教育理念のもと、障害のある子もない子もすべての子どもが、ともに同じ教室で学んでいます。全校児童の1割以上が支援を必要とする子であるにも関わらず、不登校児はゼロ。他の小学校で、厄介者扱いされた子どもも、この学校の学びのなかで、自分の居場所を見つけ、いきいきと成長します。また、まわりの子どもたちも、そのような子どもたちとのかかわりを通して、大きな成長を遂げていきます。
本書は、この大空小学校の初代校長として「奇跡の学校」をつくり上げてきた、木村泰子氏の初の著書。大空小の子どもたちと教職員、保護者、地域の人々が学び合い、成長していく感動の軌跡をたどりながら、今の時代に求められる教育のあり方に鋭く迫ります。

【編集担当からのおすすめ情報】
「こんな学校が日本に本当にあるの?」「こんな学校に通わせたい!」驚嘆の声続々。大ヒットドキュメンタリー映画『みんなの学校』の舞台、大空小学校で繰り広げられる感動の秘話に涙が止まりません!

【目次】
はじめに 『みんなの学校』とは
プロローグ 2015春 最後の修了式

第1章 「みんなの学校」の子どもたち
第2章 学び合い、育ち合う
第3章 私の原点
第4章 教師は学ぶ専門家
第5章 「みんなの学校」をつなぐ

エピローグ みんなが教えてくれたこと

【著者プロフィール】
木村 泰子 きむら・やすこ

大阪市立大空小学校初代校長。大阪市出身。武庫川学院女子教育学部短期大学保健体育学科(現武庫川女子大学短期大学部健康・スポーツ学科)卒業。「みんながつくる みんなの学校」を合い言葉に、すべての子どもを多方面から見つめ、全教職員のチーム力で「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」ことに情熱を注ぐ。学校を外に開き、教職員と子どもとともに地域の人々の協力を経て学校運営にあたるほか、特別な支援を必要とされる子どもも同じ教室でともに学び、育ち合う教育を具現化した。2015年春、45年間の教職歴をもって退職。現在は全国各地で講演活動、取材対応などで多忙な日々。


島沢 優子 しまざわ・ゆうこ

フリーライター。筑波大学卒業後、英国留学を経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』などの雑誌・WEBなどで、教育関係・スポーツをフィールドに精力的な執筆活動を行っている。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート―スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』(小学館)など著書多数。企画・構成を担当した『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正・著/同)は8万部のベストセラー。日本文藝家協会会員。

【大阪市立大空小学校】
特別な支援を要する子を含むすべての子どもたちが同じ教室で学ぶ。不登校児はゼロ。地域の住民らの支援も積極的に受け入れる「地域に開かれた大空」の理念は「すべての子どもの学習権を保障する学校をつくる」。唯一のルールとして「自分がされていやなことは人にしない 言わない」という「たった一つの約束」があり、子どもたちはこの約束を破ると、やり直しの部屋(校長室)へとやってくる。

【映画『みんなの学校』】
大阪市住吉区にある公立小学校「大阪市立大空小学校」の1年間を追ったドキュメンタリー映画。2015年2月公開。映画に先んじて放映された、テレビ版『みんなの学校』は、平成25年度第68回の「文化庁芸術祭大賞」など数々の賞を受賞。

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