やらかし男子がみるみる変わる育て方: 小学生でもまだ間に合う!脳科学者が教える (教育単行本)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401666

作品紹介・あらすじ

脳科学で息子を賢く変える方法教えます!

母親にとって、”異性である”息子は異星人。

小学生になると、不可解な現象はパワーアップ!
学校のルールも守れないなんて日常茶飯事、
びっくりするようなやらかし行動の数々が
母を待ち受けます。

毎日毎日繰り返される忘れ物の数々。
持って行ったと思ったらなくして帰ってくる学用品。
出かけ先でも大暴れ。
片づけない部屋は魔窟と化し、
「鏡見たの?」といいたくなる珍格好で学校に行く・・・。

もちろん勉強なんてどこ吹く風で
ゲームざんまい。
外に飛び出していったと思ったら、帰ってこない。
ついには、エッチなことにも興味を覚え始め・・・。

そんな、お母さんの悩みの種を漫画化。
「ためしてガッテン」「クローズアップ現代」「とくダネ」などでおなじみの
脳科学者篠原先生が、脳の発達の見地から、
原因と対応策を解説してくれます。
さらに、脳科学や心理学の実験結果も引用し、
効率的に男の子を「賢く我慢強く自ら学べる」子にする方法を紹介します。

【編集担当からのおすすめ情報】
「どうして、うちの息子はダメなのか。」
「私の育て方が悪かったのかしら?」
と、息子さんやご自身を責めているお母さん、
安心してください、悪いのは男の子の脳のしくみです!

男の子ならではの脳を知って、鍛えてあげれば、
みるみる立派な男の子に変わります。

「えっ?これまさにうちの子じゃ・・・」
という爆笑コミックもついてます。

息子さんの悩みを笑い飛ばせるようになる1冊です。

感想・レビュー・書評

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    すべては男子脳のせい。


    本当に「オトコノコ」のことは理解に苦しむ。
    なぜ今、ココで、ソンナコトをするのかしら、って思いながら白目むく日々をすごすなか、少しでも参考になれば、と本書を手に取りました。

    息子がコミック部分を気に入って、何度も読んでいました。
    たぶん親の私よりも読んでいる。
    「お前のことだよ!」とつっこみたいのをぐっとこらえていた私、えらい。


    自分の参考になるポイントメモ
    ●ガマンする力
    生活の中でぐっとこらえて「しない」練習をしてみるとよい
    7〜8時間睡眠
    めんどくさい作業を心を込めてやるお手伝いをさせる←普段通り、よりこころを込めているときのほうが、圧倒的に脳が活性化

    ●片付け…目的一直線な男性は片付けが苦手になるやすい傾向にある
    横について、片付け指導。多少でも片付けたらほめちぎる。

    ●なくし物は「気づき」を待つ
    男の子は、遊びや勉強をしながら片付け、あとのことを考えて整理整頓しておくといった、デュアルタスクが苦手かもしれない←男性脳のもつ特性から

    ●やる気のコントロール
    ・「今やろうと思っていたのに…」はやる気の萌芽
    自分が何かを始める姿を「具体的に行動している姿」としてビデオのように思い浮かべられるように、声がけしていく。
    ⇒運動と関連する脳部位が活動して、実施あに立ち上がる可能性が高まる。
    ・勉強している姿を肯定形と「オノマトペ」で具体的にイメージさせると、取り組みやすくなる。
    ・「やる気」は意識して出せるものではない。とりあえず、やることが大事。
    ・男の子の脳は「集中」に向いている。1教科を集中的にやらせるのも手。
    ・勉強を褒めるときは、「結果」ではなく、努力した「行動」をほめる。
    ↑これ実践したら、表紙にあるように『みるみる変わる』のかしら。
    見せて欲しいものだな、そのかわりようを。

    ●ゲーム
    使い方しだいで脳トレに。
    一日1時間以内であれば、成績や素行に影響がない、という統計結果。

  • 我が子のこと見てました?

    我慢力、
    やる気のコントロール、
    遊びで脳を鍛える

    男の子の特性を知っておくことで母親の気持ちの持ち方も多少楽になるかも!?

  • 男性脳の取扱説明書みたいなものだと感じました。
    ある程度は訓練で脳の発達を即したり、改善はできるのかもしれませんが、遺伝的な素質は変わらないので、最終的には『温かく見守りましょう』『あまり目くじら立てないように』『そういう生き物なのです』という感じなので、決定的な改善策にはなりませんといった風に読めました。

    しかし、本書を読むことで、うちの子だけがこうじゃないんだと思ったり、なぜ変な行動をしたり、何度言い聞かせても聞いてくれないのかという謎がある程度は理解できると思います。

    子どもの行動理論が頭で理解できても、やはり問題行動が治したい、どうしても変えたい! と思う気持ちが改善されることはありませんでした。それでも、読むことで行動の理解が深まるので、なんで言うことを聞かないんだろう? 何度同じことを言えばいいんだ! という気持ちは少しは収まる本だと思いました。

    うちの三歳の息子も落ち着きがないくせに、電車で遊んでいるときの集中力は凄いので、興味がないものにもある程度の集中力を維持して欲しいと思います。

    毎回同じことを注意して疲れてくると、脳に障害があるんじゃないかと思えてしまうときもあります。脱いだら洋服をたたむなど基本的なことを地道に言い聞かせて訓練するしか道はなさそうです。

    保育士の先生が一度言って分かる子もいれば、百万回言ってやっと伝わる子もいるのであきらめないで! と助言をしてくれました。

    ああ、そうなんだと思う反面、一万回注意すると一生かかるのでは? ともあきらめの気持ちもあります。

    何度言っても聞かず『お片づけ時にはおもちゃを優しくおもちゃ箱へ入れてねって何度言えば分かるの!バカなの!何度言えばいいのよ?残念な子だ!まったくダメな子だ!使えない!』と考えつく限り罵倒しました。

    すると、息子が泣きながら『ダメな子じゃない』と言い張ったので、『ママも怒りすぎたねごめんね。でも素直な気持ちなのよ。これ以上残念な子だと思わせないように頑張ってね』と仲直りしましたが、次の日にはまた同じ行動を繰り返し、私はまた怒るのでした。

    そんな日々の繰り返しを働いているだけのパパは全く知らないの人が大多数だと思うとまた腹立たしいです。もしかしたら男性への教育というのは時間の無駄なのかもしれないと思うこともあります。

    読書感想文から逸れてしまいましたが、とにかく男児の教育は赤ちゃんから成人したはずの大人まで、いくら言ってもまったく言うことを聞かないし、思い込みが激しくて腹立たしい! の一言につきます。

    そんな気持ちを本書を読むと少しは押さえられると感じました。毎日ふとした瞬間に、バカを育てているんじゃないかと思うと、むなしくなってしまうので、なんとかしたいと思います。

  • 2016/03/20

    まるで我が子のことを書いてあるようだ。

    ガマンの練習。
    叱られることに慣れてくるので、メリハリをつけてガツンと叱る。
    擬音で表現して注意をひきつける。
    努力を褒める。
    やめる行動と次の行動をセットで伝える。

    男脳のせい!!と割り切って理解できないものとする!

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著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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