写真でわかる世界の防犯 遺跡・デザイン・まちづくり (教育単行本)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 104
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401789

作品紹介・あらすじ

遺跡や街に見られる防犯の知恵を結集!

世界92か国の遺跡や街並みを徹底分析した、世界初のオールカラー「防犯写真集」。「地域安全マップづくり運動」で日本人の防犯力アップを進める立正大学 小宮信夫教授。犯罪学者の著者が提唱する世界標準の「犯罪機会論」は、「犯罪は犯行の動機があるだけでは起こらず、動機を抱えた人が犯罪の機会(チャンス)に出合ったときに初めて起こる」というもの。そこで、機会をうかがう犯罪者が「心理的・物理的に犯罪をやりにくい条件とは」という目線で、世界遺産、住宅や道路、学校や公園、駅やトイレなどを調査。著者自らカメラ片手に、7年間世界を駆け巡り撮影した「安全な景色」の美しい写真とともに、「被害を防ぐ具体的方法」を徹底解説します。はるか昔、「敵から身を守るには、城や都市をどう築くべきか」という決死の思いで絞り出された知恵と工夫には、思わずハッとさせられます。現代建築や地域安全のテキストとしてはもちろん、行き先々で安全に過ごすための「旅の友」としてもお勧めの一冊。また、歴史やアート、映画や小説の「もう一つの楽しみ方」も教えてくれます。さらに、社会安全の向上に尽くしてきた、国松孝次・元警察庁長官の推薦文も必読です。

【編集担当からのおすすめ情報】
犯罪学研究の第一人者・小宮信夫立正大学教授の研究の成果を集大成した「防犯写真集」です。小宮教授自ら世界を巡って撮りためた写真はとても美しく、世界の名所巡りの写真集として見ても、目を楽しませてくれる本になっています。

感想・レビュー・書評

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  • すごい本だった!
    写真はキレイで、世界中の防犯意識が見て取れて、すごく勉強になった!

  • 世界の建造物や世界遺産と呼ばれるものにはこんな防犯的な意味もあったんだ!と驚かされる本。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00540920

  • 2018/4/21
    世界の建物の写真が豊富で、旅行したくなるような本だった。
    防犯への意識を高めるためにもこういった視覚的なものはいいと思う。
    ただ、具体的に取り入れるにはいろいろハードルもありそう。

    いかに入りにくく見えやすいところにするか。

    お家を建てる時とかにも参考になるかも。

  • 犯罪機会論、という学問があるのを初めて知った。
    防犯の第一歩は犯罪の機会を如何にして少なくするか。
    言われてみれば当たり前のことだが、その学問の日本導入をライフワークにしておられる著者の、文字通り、見るだけで分かる防犯写真集。

  • 防犯や防衛、犯罪抑止などを考えた建築や構造を紹介した本。
    明確な目的を持ち紹介された建築の面白さに目を奪われる。素晴らしい。

    ただ、2017年発刊なのに江戸しぐさのようなデマを平然と書かれる著者の見識は如何かと思う。

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著者プロフィール

立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。専攻は犯罪学。地域安全マップの考案者であり、現在、警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長を務めるほか、全国の自治体や教育委員会などに防犯のアドバイスを行っている。

「2015年 『見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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