伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法 (教育単行本)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098401819

作品紹介・あらすじ

少年スポーツ界“No1”子育てバイブル

自主練習、撮ったビデオで反省会、チーム選び…。
大人のとらえ方、接し方次第で、子どもに悪影響!?

逆説的なようですが
大人が離れることで子どもは必ず伸びる!
そして考え始めます。

では、離れるということはどういうことでしょうか。

本書はその具体的な接し方、言葉かけ、心得などがわかります。
11の“魔法の習慣”です。

1失敗させる…親、学校、社会。寛容の三重丸をつくりましょう
2大人は消える…子どもが自分でやり通せるように
3眺める…成長のらせん階段を見守りましょう
4答えを持たない…答えは教えず「考える子」にしましょう
5他者を感じさせる…社会で通用するコミュニケーション能力を!
6選ばせる…やる・やらない。大人が決めるのをやめる!
7質問を変える…「すとんと落ちる」まで対話を
8「ほめる」より「認める」…”失敗を認める働きかけ”を学んで
9リスペクトする…「子どもの人権」を理解しましょう
10刺激する…強さではなく、質の高い刺激を
11大人の出番を心得る…大人の出る幕は、たった3つ

50万人の子ども達を指導してきた著者の
実践から見えてきた結論、説得力があります。

【編集担当からのおすすめ情報】
*サッカーのみならず、多くのスポーツで通用します。
*子育て、教育にも通じます。
*幼児や小学生はもちろん、思春期の中学生に対する言葉かけも。

ベストセラー『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』の第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 子どもと接する場合の「大人」の対処本。
    至極最もの話が多く、今の日本のスポーツ界で散見される我が子への過度な期待を持った大人たちへの警鐘を促す内容で、ひとりの大人として非常に勉強になる。
    自分が教えられてきた環境から抜け出せない指導者が多い中、常に最新の情報をアップデートし、目の前の子どもたちの「将来」を見据えた指導ができるか、ここが「大人」として求められることだ。

  • 私淑してはや数年のサッカー指導者池上正氏の新著
    ”叱らずに問いかける”
    ”子どもを夢中にさせる働きかけ”
    ジュニア世代の技術や練習メニューに対する本は数多く存在するけれど、
    『ジュニア世代に対する大人の態度』
    『大人の姿勢』
    『自ら考える大人に育てるためには…』
    という多くの保護者が知りたい内容が
    サッカーというスポーツを通じて書かれています。
    そして、サッカーだけでなく、
    全てのスポーツのジュニア育成、
    子育てに共通する方法が書かれています。

    『子どもの成長はらせん階段(P69)』
    『自分の自由を守るためには、相手の自由も保障しなくてはならない(P56)』
    『言わなくては!』という熱量は、子育てに必要ない。(P143)
    多くの名言や方法を読みながら、
    ぜひ自らの子育て方法を振り返ってみてはいかがでしょうか。

  • ・伸ばしたいなら離れなさい
    否定せずに「肯定する」
    怒鳴らずに「楽しませる」
    指示命令をやめて「気づかせる」
    干渉をやめて「自立させる」

    大人(上司)は目の前の結果を気にするのではなく、その人の未来を気にするべき。

    人は失敗するたびに強く逞しくなっていく。
    大人が下手に干渉して失敗をさせないようにしたら、その人の成長を妨げていることに他ならない。

    質問をして、相手に答えさせる(選択させる)

    上司が介入しても良いタイミングは
    ①考えるために必要なベースを提供するとき
    ②やりすぎているとき
    ③天狗になりかけているとき

  • 親はあくまでもサポーター
    子どもを信じて見守ろうと思いました

  • 実践したくなる内容ばかりでした。
    優しく厳しくありたいと思える一冊でした。

  • 基本的に著者による別の本と同じ事が書かれている。
    しかし何度読んでも勉強になります。

  • サッカーだけでなく、ジュニアスポーツに携わる方々に、ぜひ読んでほしい一冊。

    今回はミニバスのチームも取り上げられており、実践している輪が広がっていることがわかる。

    大人がどれだけ本気で、子どもたちの「自立」を考えるか。

    それを感じられる内容。

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著者プロフィール

1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。
2002年、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。
2003年より小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」の隊長として、千葉県内の保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなど190カ所で指導した。
2010年1月にジェフを退団し「NPO法人I.K.O市原アカデミー」を設立。千葉大学教育学部、東邦大学理学部、東京YMCA社会体育専門学校で非常勤講師を務めた。
2012年に京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクター就任後、育成・普及部部長などを歴任。これまで指導した子どもはのべ60万人を超える育成年代指導のカリスマ的存在。実践現場での経験を活かした著書多数。

「2019年 『チームでは教えてくれない プロサッカー選手になるために大切なこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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