象工場のハッピーエンド (新潮文庫)

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著者 : 村上春樹
制作 : 安西 水丸 
  • 新潮社 (1986年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001319

象工場のハッピーエンド (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 発売からかなりの年月が経ってしまってるから
    タイムリーでなくノスタルジーになってしまうけど
    1つ1つの言葉から生まれる世界観が楽しかった。

    とても単純だったけど、シンプルで心が中心にあった
    昔の優しい日本のクリスマスもほんとよかったなぁって
    あったかいキモチに包まれたり。

    日常の一端から生まれた非日常の匂いがよかった。

  • 大好きです!!!!!

    何年振りかで手に取って、ぱらりとめっくた瞬間に、とてつもなく懐かしくなった。

    わたしの読書体験黎明期(とか大げさに言ってみる)の一冊。
    自分の趣味嗜好が、ここから派生している気がする。

    どうしてブクログに登録していなかったんだろう。

    「時には人生はカップ一杯のコーヒーがもたらす暖かさの問題」(p.39)

    リチャード・ブローティガン「芝生の復讐」からの引用らしい。読んでみようかな。

    この作品、昭和58年に刊行されたものの文庫ということを、今回知って、わたしの生まれる前かと思うと、ほんとうにほんとうに、すごいと思った。

    エッセイも長編も好きだけど、村上さんの文章を気楽に何度も味わえる短編が、一番好きだと確信した。

  • このお二人のつくられる世界が好きだ。

    読んで、眺めて、幸せな時間が
    この本の中にある。

    少し不思議な物語もあったりしたけれど、
    「あとがきにかえて」を読んで、
    それもこれも、全部、
    A DAY in THE LIFE

    あたたかく、幸福な気持ちになった。

  • 村上春樹と安西水丸の共著、画集ともエッセイ集ともつかない不思議なバラエティギフトのような一冊です。
    ショートショートのようなものも収録されています。

    今ちひろ美術館で「村上春樹とイラストレーター展」という展覧会が開催されているので、それに行く前に読んでおかねば!ということで。
    安西水丸さんの絵は80年代のアメリカン風で、なんとなく懐かしい気持ちになります。まぁ80年代のアメリカンって自分で言っといてなんなのか私はよく分からないのですが(笑)
    村上春樹との対談が、いかにも仲良さそうで微笑ましくなってしまいました。

    この中だと「マイ・スニーカー・ストーリー」が好きかな。
    オチで思わずおいおい!と笑ってしまいました。

  • 『象工場のハッピーエンド』

    村上春樹さん

    題名にひかれて借りてきた本。
    絵もかわいい13の短編。

    象工場のハッピーエンド
    スパゲッティ工場の秘密
    双子町の双子祭り

    おもしろいー。

    何度も読みたくなる!
    羊男もでてきた

  • 2015.10 整理のため再読、評価変更(☆3→☆2)

    13の短編というか切れ端というか。。水丸さんの絵に少し文章がついているもしくは少しの文章に水丸さんの絵がついているといった一冊。

  • 少し前に安西さんがお亡くなりになったことを聞きました。村上さんの短いお話と安西さんのイラストの切っても切れないセットのような作品ですから、これは手元に置いておかないとと思い、あらためて買い求めました。
    パラパラと捲っただけでも気分が良くなる本ですね。

  • 春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする…。都会的なセンチメンタリズムに充ちた13の短編と、カラフルなイラストが奏でる素敵なハーモニー。語り下ろし対談も収録した新編集版。

    文書はきわめて少ない。
    ふわってした文章にも村上ワールドがある。

  • ・ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする。
    ・何というか、言葉じゃ言えない雰囲気だ。何もかもを一度に眺めるのは無理だが、何もかもを一度に感じることは出来る。

    「マイ・スニーカー・ストーリー」を読んで村上春樹が一気に可愛く思えた。笑ったしキュンとくる。
    「鏡の中の夕焼け」も好き。美しいけどファンタジー。

    安西水丸さんの絵がまた可愛いの!
    シンプルだけど特徴を捉えていて、色も綺麗。白黒でもかっこいい。買ってよかった。

  • こういうライトなテーストの本当に短い短編を書いて、今世に出すとしたら、けっこうな挑戦になるような気がします。ライトすぎて、ただの突き抜けた嘘みたいなものが並んでますからね。安西氏の絵のほうが文章のページよりも多いです。絵には80年代らしいポップさを感じて素敵でした。

  • 村上春樹というと、私には難しいイメージがあって、これを読んでもやっぱり難しい箇所はあった。でも、読んでいてそのときの情景が鮮明に思い浮かんでくるように小説と同様にエッセイでも書いてある、やっぱり村上春樹は凄いなあ~と思った。

  • 村上春樹さんはホントのように嘘のお話を書くのが上手い方だなぁ、ということをしみじみ感じ入りました。マイ・スニーカーストーリーなどは「えええ!?嘘でしょ?でもホントかな?」と突っこみながら読んでいたらやはり嘘だったので大笑い。ユーモアの中に知的センスと哲学がさりげなく含まれていて、誰かがそう簡単に真似できるような類のものではないとおもいます。安西水丸さんのイラストにも同じことが言えますね。真似できそうで出来ない、親近感をもたせながらどこかきわめている。そんな感じ。忘れかけていた遠い日の夢を呼び覚ましてくれる、大人のポエム、大人のメルヘン集ともいえる本だと思いました。

  • 図書館で。
    小説とイラスト集の中間なのか。なるほど。でもどっちにしても物足りない感がするような…

    上京の時かっこつけて荷物を全部送ってしまい、何もない部屋で持参した本を読まざる負えなかった状況ってのは笑ってしまいました。まあそういう時って読書ははかどりますよね。強がりでもよい経験だった、と言えるようになれば良いのかな。まあエッセイの題材になったのだからこの方にしてみたらよい経験ですね、きっと。

  • スニーカーのはなしが好き。

  • この本が契機になって『日出る国の工場』が誕生したらしいので、読む順序が逆になってしまったが、とりわけ不都合はなさそうだ。ここでも、安西水丸とのコラボレーション。1983年に出版されているのだが、過ぎ去った1960年代の後半を回顧する掌編が多い。中には1930年代を再現する「サヴォイでストンプ」なども。絵は本文とは全く独立して描かれたらしいが、こちらも瓶入りのコカ・コーラがあったりして、偶然にも懐古風。篇中では、もっとも初期に書かれたという「鏡の中の夕焼け」が、ちょっと淋しさのあるメルヘンで好ましい。

  • ちょちょいのちょいと1時間程で読めた。 後書きを読んで、安西水丸氏は春樹氏の文章を一切読まずに挿絵を描いているということを知ってびっくり。 本当しっくり来るのはなんだろう。 本当この二人は名コンビ。 2010/084

  • 知ってても知らなくても、どっちでもいいんだけど、ふーんとか、おっ、とか思ったりする短編だった。

  • 安西水丸氏とのコラボ、エッセイ仕立ての絵本のような、肩に力の入っていない、読み物。

  • 安西水丸の絵が結構多くて、読み物としては内容が極めて少ない。
    1時間もあれば読めてしまう。

  • 切り絵、貼り絵のような絵と、さらっとした短編のハーモニー。

    短編はやっぱり苦手。もっと言葉で説明して欲しいと思っちゃう。
    でも、時々、じんとくる言葉に出会う。それは面白いなあと思う。

    「春が来るとジョン・アプダイクをおもいだす。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。我々の頭の中には幾つかのそのような連鎖が存在する。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような『ほんのちょっとしたこと』で支えられているんじゃないか、という気がする」
    思わず、分かる、と。私にも小説や音楽と私の人生が連鎖しているところがあって、その小説や音楽に触れると、その頃の切ない気持ちが蘇る。
    忘れっぽい私に、切ない瑞々しい気持ちを思い出させてくれる、大事なピース。

    「惨めな人間に限ってもっと惨めになろうとする。」
    そうかもしれない。気をつけねば。

    「何もかもを一度に眺めるのは無理だが、何もかもを一度に感じることはできる。ちょうどひとかたまりになったエネルギーのほとばしりのようなものだ。」
    素敵な表現。

    「みかけのおしゃべりの裏にあるのは、あこがれと貧しいプライド。」

    「それは硬貨のただの半面だ。」

    「自分を変に出しちゃまずいという思いがすごくあったね。で、絵から線を取ってみたのね。」

    本の表紙には、長編小説のエネルギーを受け止めたり、短編小説を収める、トータルなものにするものがある。

  • 村上春樹×安西水丸さんのイラストエッセイ集
    村上さんはどんな文章を書いてもやはり村上春樹だなと強く感じる

    しゃべれる犬が飼い主に向かって言った台詞
    “昔のことなんか思い出したって惨めになるだけだ。
    惨めな人間に限ってもっと惨めになろうとする。”
    わかるけど、飼い主にそんなこと言ったら捨てられちゃうと思うな(笑)

  • 村上春樹の文に、安西水丸が画を入れた本。なんとも言えない雰囲気を漂わせてる本だ。軽い気持ちで読めた。

  • 象工場、スパゲティー工場、鏡の中の夕焼け。好き。
    短い。絵多い。

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象工場のハッピーエンド (新潮文庫)の作品紹介

春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする…。都会的なセンチメンタリズムに充ちた13の短編と、カラフルなイラストが奏でる素敵なハーモニー。語り下ろし対談も収録した新編集版。

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