世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
- 新潮社 (1988年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001340
感想・レビュー・書評
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25年ぶりに読んだが、自分の成長と共に当時の感じ方とはだいぶ変化している。新鮮で引き込まれる。
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これは冬になると読みたくなる。やっぱり面白かった。
博士の話す言葉が好きだ。大佐もかっこいい。それぞれの世界に登場する人物が重なっているみたいなのが楽しい。
心とは何なのだろう。意識とは違うし単なる性格でもない。その人を形成する中心核(強い意思?)のようなものだろうけど、考えば考えるほどわからなくなってくる。
(下巻に続く) -
村上春樹の本だからってだけで全ての言葉とかストーリーに意味があるんだろうって思ってしまう。他の作家さんが書く本と何が違うんだ。
これもエンターテイメントだって片付けてしまってはいけないのか? -
最後に読んだのは、2年以上前だった気がする。4回目かな?
職業としての小説家を読んで久しぶりに村上作品を読み直したいなと思って一番好きな作品を読むことにした。
最近めっきり本を読まなくなり集中力が続かず3週間くらいかけてやっとこ上巻が終わった。ほぼ以前から持っていた印象と変わらない。
世界の終わりパートのあまり動かない淀んだ世界がだんだんワンダーランドパートにしみこんでいくような感覚が何度読んでもたまらない。
全体に流れる「どうせ俺なんて感覚」が自分の生活とシンクロする感じも変わらない。これから起きることがすべてわかっていてもなお楽しめる。
やっぱり好きな作品。
(2015.12.30読了) -
作品として優れているなぁと感じます。上下巻ですが一気に読了できました。
言い回しが独特だったり、世界観がふわふわしていたり、なのに現実的なところがあったり、、闇のあるような中二心をくすぐられるような(disってません笑)そこが面白い!!!!と感じるかどうかまさに趣味が別れるところなのかなぁ思います。
村上春樹の作品は、数あるどのジャンルにも分類しづらい、摑みどころのなさがありますね。それはやはり魅力で、村上春樹、というジャンルを作り上げているのはやはり才ある人なんだなぁと。
正直私個人としては世界観に苦手意識がありますが、この作品と、数の歌を聴け、は読んでよかったと感じる良作でした。 -
所在:紀三井寺館1F 請求記号:Browsing
和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=82824
影と引き剥がされた「僕」の暮らす、壁に囲まれた街<世界の終り>
科学者に脳を改造された「私」の住む<ハードボイルド・ワンダーランド>
二つの世界で交互に進んで行く物語 その結末に待っているのは―?
組織(システム) シャフリング やみくろ 一角獣 夢読み…
村上春樹節全開! でも他の作品よりエンタメとして読みやすい!
・ハルキを読んでみたい
・ノルウェイの森で挫折した
・サブカル大好き!
そんなあなたに読んでほしい一冊 -
ああ、こんなお話だったなあ、と、思いだしながら読み返している。
人はいろんなことに巻き込まれて、押し流されていくね。
まあ、こんな目には遭いたくないけれど。 -
2つの視点から送られる不思議な世界のお話。
一々、文章が何処か、オシャレなとこが村上春樹っぽい。