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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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私は思うんだけど、人間というのはきっとみんなそれぞれ違うものを自分の中心に持って生まれてくるのね。そしてそのひとつひとつ違うものが熱源みたいになって、ひとりひとりの人間の中から動かしているの。
― 356ページ -
まずあまり重要じゃないところから片づけていくことなんだよ。つまりAからZまで順番をつけようと思ったら、Aから始めるんじゃなくて、XYZのあたりから始めていくんだよ。お前はものごとがあまりにも複雑に絡み合っていて手がつけられないと言う。でもそれはね、いちばん上からものごとを解決していこうとしているからじゃないかな。なにか大事なことを決めようと思ったときはね、まず最初はどうでもいいようなところから始めた方がいい。誰が見てもわかる、誰が考えてもわかる本当に馬鹿みたいなところから始めるんだ。
― 312ページ -
「僕の言いたいのは、こういうことなんです。ある種の下品さは、ある種の淀みは、ある種の暗部は、それ自体の力で、それ自体のサイクルでどんどん増殖していく。そして、あるポイントを過ぎると、それを止めることは誰にもできなくなってしまう。たとえ当事者が止めたいと思ってもです」
― 63ページ
みんなの感想・レビュー・書評
一部が説明的であった分、この第二部『予言する鳥編』は、物語が温度や感触を孕んだ具体性をもって動き出したようだ。
井戸の中で顔の"徴"とともに得たものとはなんだったのだろう?
複雑にいりくんだものが、実はごく単純でシンプルなものだけで構成されていると気づいたときのような感覚。
良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られる、のだから。
なんだろう
この「僕」が根本的に私と相容れないだけだと思うが
読めば読むだけ苛々する。
御託ならべてヒマ潰してるだけなのをごたいそうな言い方で言い訳し続けてるだけの男。
なにがねじまき鳥だ。
作者自身が作風に飲まれているというか
村上春樹感を出そうとしている気がする。
昔の作品みたいに、自然にアタマおかしい感じゃなく
敢えて「世の中の人とはちょっと違う次元にいます」を
過剰演出しているというか。
じりじりと進む物語。いっそエッセイくらいに見えちゃうのは浅はかなのかなぁ。生と死と変化と不条理。圧縮された生老病死の中の自己を描く…って感じかなぁ?最終巻を読んでみる。
笠原メイに井戸の蓋をしめられた後に過ごす暗闇の描写は、まるで自分が井戸の中に入っている様でした。
欠落感といったものが時間の流れを緩めていくのだろうか。ぼんやりとした時間感覚が作品全体を通して伝わってきて、とても印象に残りました。
物語が大きく動き出し、とても先が気になる一方で、 全く予想は出来ない。
深く理解しようとしても、しなくても困難である独特の村上ワールドが随所に。
謎が深まる第二部。
井戸の謎、クミコの失踪
加納クレタ、笠原メイ…
理解できないところがありつつ
謎に引かれて読み進めた感じ。
この物語の終着点が見えない。
長い間停滞していた川の水が、ようやく流れ始めたような感覚。
1巻で示された謎掛けの答えが少しずつ明らかにはされながらも、それぞれがどのような位置づけにあるのかが未だわからない。このモヤモヤした感じが、3巻で明らかになっていくことへの期待に胸が高まる。
村上作品の難解さがこの作品にも表れています
感覚で受け止められるかどうかが読者になれるかどうかの分かれ目でしょうか(笑)
この物語を一言で言えば、喪失の物語だと思う。
妻を失った主人公の悲しみが、切々と伝わってくる。主人公は決して、寂しいとも悲しいとも言わないが、行動描写や心理描写を通じて主人公のなんとも言えない悲しみがありありと描かれていて、見事だと思った。
第1部では、のらりくらりとこの話どこへ向かうのかといった感じでしたが、第2部中盤からは一般文芸系読者の私でも「この後どうなるの?」という興味で読めてしまいました。
「井戸の壁を抜ける」とか「予言をする謎の女」とか文学としては何かの象徴なのかもしれませんが、もともとSF系の私にはそこを考えるより「それでこの後どうなるの?」が勝ってしまいます(笑)。
とにかくカティサークが飲みたくなる作品だ。村上春樹の作品を読むと無性にウィスキーが飲みたくなる。そして一言「やれやれ。と、僕は思った。」
前半の、井戸の部分はとても興味深く、スルスルと読めました。
後半は、少し考えながら、それでも、わからないな、と思いながら読みました。
第一部や、第二部の前半は集中して熱心に読めたのですが、第二部の後半は、それに比べたら、少しダレてしまった感があります。
長い話で、様々なことが起こるので、頭が疲れてしまっただけかもしれませんが。
表面的に見れば、これは馬鹿みたいに単純な話なんだ。───でも実際には、これは見かけほど単純な話じゃない。
井戸、手紙、あざ、クレタ島、人の顔
予感に満ちた終わり

「誰が見てもわかる、誰が考えてもわかる本当に馬鹿みたいなところから始めるんだ。そしてその馬鹿みたいなところにたっぷりと時間をかけるんだ。」
死についてかんがえないのか?
自分にはわからないとこ...





