海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2005年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001548

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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 村上春樹はそんなに得意ではないけれど、これは結構読み進めたくなった、
    オススメできる好きな本です

  • 久しぶりに村上春樹を・・・というか、フィクションな「文学」を読んで、「文字を読む」ではなく「コトバを読む」とはこういうことか、と感じた。なんなのだろう、この日本語は。まるで英文を日本語訳してるみたい。まわりくどくて、やけに説明的で。村上春樹の本って英訳しても魅力が損なわれることがなさそう。それが世界中で読まれている理由なのかなあ。

  • 戦争中の事件で「頭が悪く」なったナカタさんが、家出した田村カフカ少年の父ジョニーウォーカーを殺した。という物語は明示されていますが、それが何を表すのか、なぜ猫の心臓を食べていたのか、分からないことだらけです…

  • これまでで一番入りやすい村上春樹。村上さんの小説は、夢から覚めた後のような読後感。下巻が楽しみ。
    2017.5.18

  • あいかわらずの独特な世界観。
    村上春樹の世界に引き込まれましたとても中野区や高知が舞台になってるとは思えない雰囲気。
    ものすごく哲学的で全てを理解しようとするととてもじゃないけどついていけないけど雰囲気を味わいながらその世界観に浸っているとあっというまに読み終わってしまいました。
    下巻ではどう繋がっていくんだろう?
    そしてナカタさんがとってもいい味出してます。

  •  上巻は、15歳の少年の話、戦争中に起きたある集団昏睡事件の経緯+集団昏睡の被害に遇った少年の1人が老人になってからの出来事、という2つを軸に話が進んでいく。
     村上春樹は、何年か前に『パン屋再襲撃』を読んで(これも村上春樹をよく読む知り合いへのプレゼントとして買ったものを自分でも読もうと思って読んだもの)、なんか訳分からんと思って、もう2度と村上春樹を読むことはないだろうと思っていたが、今回も読んだ方がいい事情ができてしまったので、こんな分厚いの2冊も読めるのか、と思いながら読んだ。ちょうど今は上巻が読み終わったところ。
     もちろん訳分からんこともあるけど、思った程読みにくいものではなかった。おれは村上春樹を全然知らない素人だけれども、それにしてもここに出てくる登場人物はほとんどみんな教養があって、同じような喋り方をするんだなと思った。面白かった部分は、「ある種の不完全さを持った作品は、不完全であるが故に人間の心を強く引きつける」(p.232)という部分。これは例えば不規則(あるいは連続的)なものの中に規則(区切り)を見つけようとする本能的なものに起因するのではないかと思った。「この世界において、退屈でないものには人はすぐに飽きるし、飽きないものはだいたいにおいて退屈なものだ。」(p.235)という部分。これはどうなんだろう。例えば、中高生男子が中毒になるゲームというものは実は退屈なのか、とか。(確かに「もうゲームも飽きた」と言って、ゲーム中毒にならない生徒はいる。あるいは他にやることが分からないから退屈なゲームをやるのか。とか。)あるいはハレとケ、みたいな、いつまでもハレの時間が続く訳ではないし、ケがあってこそのハレ、みたいな意味なのか、とか考えた部分だった。あと、文学作品にあるような不吉な予言を受ける、というのは、なんか伊坂幸太郎の『あるキング』も似たような感じだったような。
     という訳で、少なくとも『海辺のカフカ』は上巻を読んだ時点では面白いなと思える作品で、下巻が楽しみだ。(17/05/05)

  • 暫く積ん読く状態だった本書、長編を読むには連休は都合が良くいだろうと今更ながら手に取る。
    当初異なる物語が3つ並行して進んで行くが、途中からそれぞれ関連し始め、前提が揃うあたりで上巻が終わる。
    下巻はまだ読んでいないが、父親殺しのカラマーゾフの兄弟、フロイトのエディプスコンプレックスにヒントを得ている感があり。スラスラ読めて、下巻を読むのが楽しみ。

  • 久しぶりの村上春樹。
    上巻は、複数の話が平行で進む。
    「僕」とナカタさんの話が、下巻では繋がるのか?

  • 家を出、四国の私設図書館へ身を寄せた中学生・田村カフカ。
    西へ向かう長距離バスの中で知り合った女・さくら。
    そこで知り合った性同一性障害者の青年。
    戦争後期に異常な体験をし、それ以降、知性・記憶を失った男ナカタ。

  • 長さを感じさせない不思議な展開。目には見えない何かを感じられずにはいられない。

  • こんな15歳いないよ感が一杯。鍛えすぎ。マツダのマニュアル車を運転するシーンがグッときて星5。下巻も読んだ

  • 平衡世界がある時点で交差し収斂して喪失する、村上作品はそうした特徴を持っているが、本作品は他作品と比べてより具象的な印象を受ける。かつ直接的な残虐性や暴力性も備えている。ここにある世界はパラレルワールドではなく時空という概念を取り払った平衡世界が描かれる。

    田村カフカという15歳の少年を通した平凡な世界と極めて特殊な体験と、ナカタという存在がどう関係してくるのか、下巻を読み進めたい。

  • 2017年3月18日に紹介されました!

  • 初めて読んだのは2009年11月だから、あれからもう7年ちょい経っている。大体の内容は覚えていた。主人公の田村カフカや、猫と話せるナカタさん。
    『海辺のカフカ』は読み手によってさまざまな解釈が成り立つような抽象的作品。ナカタさんは影が薄い(目立たない、よいう意味ではなく本当に影が薄い)だとか、どういう意味だろう?というものが多い。
    そして、「現実」と「別世界」の対比。
    この物語の登場人物はどうやら「現実」と「別世界」を行ったり来たりしているらしい。
    不思議でとらえがたい。田村カフカにしろ、さくらさんにしろ、この本の登場人物はやたら淡々としていて、生きている感じがしない。何故だろう。

    僕が『海辺のカフカ』で好きなところは、田村カフカが読書に没頭するところ。甲村図書館で、あるいは高知の山奥の小屋で。カフカが漱石の『抗夫』を読んで感想を話す場面があるが、それで「漱石読んでみようかな」と思った。

  • 2年ぶりくらいに再読。良くも悪くも結末は全く覚えていないので新鮮な気持ちで楽しめる。
    オイディプス王をベースにした話とは記憶していたけど、源氏物語に出てくる六条の生霊があちこちに引用されていたことをすっかり忘れていたし、最近古典を学んでいる身として興味深かった。
    独特の世界観を楽しみ、表現の面白さ(大島さんの、僕の後ろにもコロスが1組いたらいいのに、とか)にクスリと出来れば、エンターテイメントとして十分楽しめる上質な作品だと思う。夢中で2,3時間で読んでしまった。

  • 何度目かのカフカ。村上春樹の作品の全体的な構成はどの作品も似ている。
    主人公は寡黙で博識、女に困らない。どんな質問にも一言で的確に返す。
    物語はどんどん膨らんでいき、どう終わらせるのだと思って読み進めると、最後は非現実的、ファンタジーでもって終わらせる。あの話はどうなった?と思っても強制的に終了。ストーリー性に拘るなら読むべきではない。
    しかし、なぜ読んでしまうのか。
    登場人物が面白いことと、物事の展開や隠喩、形而上的表現、歴史、料理の描写、古き良き時代の音楽、映画、コーヒー、酒。それらに惹きつけられるためだろうか。
    そして、自分がいかにものを知らずにここまできたか、思い知らされる。
    そんなこんなで、やはり新作が出れば読みたくなる。長くて集中力が続かないけど。
    第16章はいつ読んでも意味不明だし、非常に残酷なので苦手な人は読まない方がいい。

    作中に出てきた知らなかった言葉

    アドミニストレーション
    ニグレクト
    ターム
    パセティック
    フェミニスト
    コミュニスト
    ハレクリシュナ
    アレゴリー
    アナロジー
    メタファー
    プラグマティカル
    ポストモダン
    ドラマツルギー

  • 感想は下巻に纏めます。

  • 騎士団長殺し前にもう一度

  • 村上春樹は短編集と多崎つくるを読んだ。結構好きかも、村上春樹。知識は豊富だし、特に登場人物が音楽について語るところが好きだ。今回もクラシックのシューベルトについて語られるところは興味深く読んだ。ナカタさんは人を殺しているのに全く悪い人間として描かれていないところが面白いと思う。下巻が楽しみ。

  • 村上春樹の作品はそんなに読んだことがなくて、読んだ本も今までそこまで好きだなと思うことはなかったけれど、この作品はかなり好印象だった。
    キャラの個性が絶妙すぎるのと、現実的でもあり、非現実的でもあるよう事柄の混ざり具合が絶妙だった。
    あと、読書の醍醐味として、現実ではなかなか出会わないような人間(いるかどうかも不明瞭)を味わえるのが良い。
    今回だと大島さんが個人的にはツボ。論理的でウィットに富んだ会話って言うのは本当に尊敬する(実際に会話したらうざいだろうけど)。フェミニスト集団を追い払うシーンなんかは読んでいて一種のカタルシスがあった。
    内容的には、二人の主要人物目線で交互に物語が進行していく。上巻ではそれがそろそろ交わるか?というところで終わるので下巻が非常に楽しみである。
    どことなくファンタジーやSFの要素もあり、読み進める手が止まらない作品であった。

  • 文章が格調高く、読んでいてリズムが心地良い。

  • 再読
    賛否両論分かれる村上春樹だが、定期的に読みたくなる。簡潔な文体と潔癖な独特の描写が好きで、きちんと生活をしたいときに読みたくなる。

    こんな15歳に会ってみたい。
    15歳というのは、非常に面白い年齢だと思う。
    多くの15歳に会うが、みなそれぞれに苦悩し、抜け出そうともがく。

    大人はその姿を見て、彼らを微笑ましく、そしてほんのすこしの嫌悪感を感じる。
    戻りたくはない。

    10年経った私も、ふとしたときに変わらずもがいていることに気づく。
    10年後にまた読みたい。

  • 初の村上春樹作品。

    随分と落ち着いて大人びた15歳だこと。

    ささ、次巻へ。

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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)の作品紹介

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」-15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。

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