- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001548
感想・レビュー・書評
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はじめて読んだのは、8年前。初版。19歳だったわたし。
あの時、よく読んだなあ、と改めて思った。
田村カフカ少年、こんな複雑だったっけ?
大島さん、こんなにかっこよかったっけ?
読みながらつけた付箋は12ヶ所。
前と全く違うところにしるしがついた。
だから再読っておもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公がオナニーしまくってて健全な読み物。
体育館のジムで、自分の組んだ筋トレメニューをサボらずこなして汗を流し、図書館で読書に没頭するエリートニート。 -
独特で不可解な設定や、全く関係性のなさそうな2つのストーリーが交互に進んでいく感じに最初はとても混乱させられた。
でも読み進めるごとに独特さが心地よくて強く心を惹かれたなぁ。
特に好きだなって思ったのは、作中に登場するナカタさん。
下巻はどんな風にストーリーが進んでいくのか楽しみ。 -
村上春樹が苦手でちゃんと読むのを回避してきたが、この話は比較的抽象表現の具合が鬱陶しくなく、最後まで読めそう。でもやっぱり作風が好きになれないなあ…性描写が多いし、上手い表現言ってるやろ感が苦手。
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筆者も主人公も、多分ずっと厨二病。
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相変わらず絶好調なやれやれ感に、
つくづく村上さんの文章は好みじゃないなぁと痛感しながら
それでも最後まで読み終えることができたのは
やっぱりそれだけすごい何かがあるんだと思います。
読んじゃう‥あんまり好きじゃないのに。
前半がちょっと退屈でしんどかったので☆マイナス1で☆2つ。 -
村上さんの独特の文章。英訳したような美しい文章でした。それゆえにリアルな想像が掻き立てられた。だんだん2人の関係性が組み合わさっていくのが面白かった。下巻の展開が楽しみ。
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やはり村上春樹の長編は好きじゃない、嫌いでもないけど、「村上春樹が好き」という人間も好きじゃない。読後にそう思った。butterflyの曲のイメージで読み、主人公はときどきジョングクの顔になったけど。村上春樹はいつも暴力、時空を超えたセックス、イメージの断片、そして答えのない終わり方、、そんな印象。読み終わるまでは面白いけど、読み終わってみると消化不良で欲求不満が残る。