海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001555

感想・レビュー・書評

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  • 損なわれる
    あっちの世界に行くこと
    父親殺し

  • やれやれ、参ったな


    星野青年が春樹節を連発してて良かった。

  • 理解はできていない。壮大な伏線回収も、新たな価値観も何を伝えたいかも、汲み取ることができなかった。でも、何を伝えたいのかわからなくても淡々と物語は現実的に進んでいく、そこに魅了され最後まで楽しく読むことができた。

  • とても難しい作品。全然理解が追いついてないような気がするけど、それで良いんだっていう作品でもあるような気がする。
    解説とか、考察とか読みたいけど、自分の感じたままを壊したくなくてもどかしい。ただあまりにも回収されてなさすぎて気持ち悪い。

    とにかくナカタさんとホシノさんの関係性がすっごく良い。
    ナカタさんはすごく残酷な人生を送ってきたはずなのに当の本人はひょうひょうとしてて、それが逆に切ないというか、、。胸が苦しい。でもホシノさんと出会って、ホシノさんの中で特別な人になって、亡くなってもホシノさんの心の中で生き続けるんだと思ったら救われた気がする。
    ホシノさんが、ナカタさんの目を通して世界を見るようになった。それってめちゃくちゃナカタさんのこと好きだったんだな。悲しい。

    大島さんは「知的な人は優しい」をまさに体現したような、私も近くにいたら大好きになってたような人。知的な人は価値観が広いし、知らないものとか自分とは違う考えにも興味を持てるから、本当の意味で優しい人なのだと思う。

    カフカくん15歳にしては色々知りすぎてるし繊細すぎて壊れそうだと思った。

    なんか余韻引きずって眠れないような作品です。

  • ・ホシノくんがお気に入り。中日ドラゴンズが弱いのは昔からか……勝ちすぎてもつまらないというけど、負けすぎるともっとつまらないのだ。

    ・結局真相は…各自のご想像におまかせ?

    ・村上春樹の性描写はあからさまで飲み込むのに困ることが時々ある。

    ・今回はなんだか読み進めるのに苦労した。

    ・ジョニーウォーカー、大公トリオ、フランソワ・トリュフォーを知れたのは良かった。

  • 期待があったからか分からないけど、面白さはあまり分からなかった、、SFぽいのが苦手なのかな?タイムスリップ系の映画は好きだけど。あとやっぱり村上春樹は性描写多くて、もう今いいじゃん、、ってなっちゃう

  • 初めて読んだ村上春樹作品。
    非常に面白かった。

    ■カフカ
    ・母に捨てられた心の傷を持つ15歳の少年
    ・父に呪い(母と姉を犯すという予言)をかけられる
    ・さくら、大島さんに支えられ、佐伯さんと出会い、狭間の世界にて呪いを克服する

  • 村上春樹作品の中で1番好きな物語かも。
    家族環境から口数が少なくなってしまった1人の青年。その青年が真っ直ぐ前を向くために沢山の人が、あるいは無意識的・間接的に犠牲になりながら助けていく。

    この頃の村上春樹さんの描写、想像力には凄まじさを感じる。こんな所の描写をよくここまで細かく出来るな、と読みながら驚く事もしばしば。だからこそ1番気に入っているのかもしれません。

  • むじい

  • ナカタさんがトラックの運ちゃんと旅をしていく過程が好き。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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