1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784101001593

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず不思議なテンポの奇妙な作品。劇的なものはなくともストーリーの先に何かがあると感じさせられる。そしてそれが気になってしまう

  • 面白かった!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「面白かった!! 」
      不思議で、心温まる話に◎
      村上春樹の小説は読み出したら止まらないので、長期休暇に一気に読みます。。。
      「面白かった!! 」
      不思議で、心温まる話に◎
      村上春樹の小説は読み出したら止まらないので、長期休暇に一気に読みます。。。
      2013/09/20
  • 村上さんの翻訳についての本を読み、そしてこのシリーズがこんなにベストセラーになってどの本屋ででも目に入るような所でおいてあること見て(海外の本屋でも)、手に取ってみようと思った。
    でもやっぱり、ダメだった。私には合っていない。
    ストーリーは面白い、文章もさっすがで、でもやっぱり、読んで「気持ちい!」とか「楽しい!」とか思えない。
    かわいた生活感満載のセックスや殺しの話も好きじゃない。正直言って、途中でスキップした。
    天吾なパーツがあったから続けようと思ったが…

  • Qへの階段
    見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです――
    ここは1Q84年、謎に満ちた物語が降りてくる世界。

    〈青豆パート〉
    彼女?は実は凄腕の殺人者であり、どうも依頼人と思しき老女との間で契約でもしているようだ。
    「仕事」を行ったあとは無性にセックスがしたくなるようで、中年で、ショーン・コネリーのような頭部を持つ男性が理想。
    こちらのパートでは、ある二つの事件について、彼女の記憶が抜け落ちていることが判明する。
    狂ってしまったのは私ではなく、世界の方だと類推する青豆。
    その世界を「1Q84年の世界」と名付ける。

    〈天吾パート〉
    塾の数学講師の職に就いている川奈天吾は、小説家志望の男性。
    雑誌のライターのような仕事も行い、毎週金曜日の午後には人妻とセックスをする。
    担当編集者の小松から、「ふかえり」という女性が書いた『空気さなぎ』の書き直しを求められる。
    物語に魅せられるものの文章が致命的なのだ。
    天吾が書き直し、新人賞に応募することを提案される。
    逡巡しつつも自分の欲求に素直に従う天吾。
    「ふかえり」につれられた家で戎野という老人と出逢い、彼の昔話(ある襲撃事件)を聞くことになる。


    村上さんの小説は、「風の歌を聴け」「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」に続き四作目です。
    今作もちょっと舞台を受け入れるのが難しいですが、読ませてくれます。
    2つの世界がどのように響き合うのか楽しみです。

  • 1~6まで既読

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      如何でしたか?
      私は面白くて読むのを止められなかったです。。。
      如何でしたか?
      私は面白くて読むのを止められなかったです。。。
      2012/12/18
  • 【好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない…。ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」に導かれ、青豆と天吾の不思議な物語がはじまる】

    村上春樹の他の作品も読んだことあるけど、独特の世界観が小難しい感じがしてベストセラーになっても敬遠してた。
    でも勧められて読んでみたら、すごい面白かった。
    どんどん先が読みたくなって、6冊もあるのに一気読み。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「6冊もあるのに一気読み」
      コレを機会に他の作品もお読みください!
      次は短編かエッセイをどーぞ。。。
      「6冊もあるのに一気読み」
      コレを機会に他の作品もお読みください!
      次は短編かエッセイをどーぞ。。。
      2012/12/08
  • 青豆と天吾の、交錯する二つの物語。

    広尾のスポーツクラブでインストラクターをする傍、殺し屋でもある青豆。予備校で数学を教えながら、小説家を志す天吾。

    まるでつながりのなさそうな二人が、青豆の初恋、怪しい宗教団体「さきがけ」を通じて徐々に近づいていく。

    ただまだbook1なので謎はたっぷり残されている。リトルピープルとは。ふかえりのご両親の行方。空気さなぎの意味。1Q84の世界。

    村上春樹作品の中では大分読みやすく、また過激な描写(暴力的にも性的にも)が多い印象。

    ノーベル賞は取れなかったけど、十分面白いし、私は早く続きが読みたい。

    あと、たぶんこれは映画化される。



    ーだいじなものはもりのなかにありもりにはリトルピープルがいる。リトルピープルからガイをうけないでいるにはリトルピープルのもたないものをみつけなくてはならない。

    ーでも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです。

  • 村上春樹作品は、古い方から追いかけている
    本作が売れすぎていたことになぜか気後れし、文庫化してから読んだ

    あんなに売れたのは、販売戦略が成功したからだと思う
    二つの筋が交差へ向かう構成は、やはり読んでいて読者の期待感を高める
    それから幸せになれるんだろうか

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「販売戦略が成功したからだと思う」
      でも着実にファンは増えてますからね。
      何故?を厭わない人には、気になる作家で有り続ける存在だと思います。...
      「販売戦略が成功したからだと思う」
      でも着実にファンは増えてますからね。
      何故?を厭わない人には、気になる作家で有り続ける存在だと思います。
      「世界は村上春樹をどう読むか」と言う本が出てますが、もっと世界でどう見られているか知りたいです。
      2012/10/17
    • Eさん
      コメントありがとうございます

      そうですね
      国民的作家ですし、いつかノーベル文学賞をとってほしいと思っています

      村上春樹作品の登場人物や言...
      コメントありがとうございます

      そうですね
      国民的作家ですし、いつかノーベル文学賞をとってほしいと思っています

      村上春樹作品の登場人物や言い回し、シュールな冗談が好きで、読んでいます
      解りづらいメタファーが多い作家だと思うので、半分も理解できていません
      こういう作家の作品こそ、その評論なども追いかけたほうがいいとは思っていますが、なかなか
      自分で考えなくては、と少し反省しました
      2012/10/17
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「いつかノーベル文学賞をとってほしい」
      まだ若いですから、充分チャンスはあると思いますヨ!
      「半分も理解できていません」
      私もです。
      内田樹...
      「いつかノーベル文学賞をとってほしい」
      まだ若いですから、充分チャンスはあると思いますヨ!
      「半分も理解できていません」
      私もです。
      内田樹が書いた本で唯一封印しているのが、「村上春樹にご用心」。未読の短編をある程度読んでから繙こうかと。。。ヒントが判ると、あっと思うかも知れませんからね!
      2012/10/19
  • 文庫本になるまで、読んだことも手に取ったこともなかった1Q84。
    正直、村上春樹の本って抽象的で難しいという印象がなぜか根付いていて、(読んだこともないのに)
    1冊も読んだことがなく、多分自分では今後読もうと思うこともなかった。
    文庫化したので、母が試しにと買ってきたのを読んで、目からうろこ。

    進むわ進むであっという間にBOOK1前編読破。
    抽象的で現実味のない話というイメージは覆り、
    少し不思議な感覚はあれど、
    現実世界の描写がきちんと施されているので、
    ファンタジーな要素は感じない。
    本当良い意味で裏切られました・・・

    まだ青豆と天吾は交わっておらず、
    各々の人生についての導入部分で終わっているが、
    早く次が読みたくて仕方ない。
    文庫化はありがたいが、
    冊数が多くなるので、まだまだゴールまで長い道のりです・・・

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「目からうろこ」
      確かに回りくどくて判り難い部分もあるけど、読み出したら止まらないでしょ?
      私は、夏季休暇中の4日間で文庫6冊読みました(「...
      「目からうろこ」
      確かに回りくどくて判り難い部分もあるけど、読み出したら止まらないでしょ?
      私は、夏季休暇中の4日間で文庫6冊読みました(「ミレニアム」も同じペース)。「BOOK4」出ないのかなぁ?
      2012/10/12
  • 物事には必ずふたつの側面がある

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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