1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2012年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001616

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1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 少しずつ繋がりや表面的な形を見せ始める2つの月が見える世界。

    天吾と青豆の距離が少しずつ1本の線でリンクして引き合い始めるかのようで
    目に見えない強固な壁で隔てられ、近づきそうで近づかない距離。
    意味深にして核心を突きながらも謎をより深淵にしていく牛河の存在。
    「神は与え、神は奪う。」絶対なる存在ではなかったリーダー。

    人生の黄昏の領域。
    年をとるということの仄暗い部分の景色を
    見事に恐怖とともに知らしめる牛河の存在は不気味であり
    リアルで底知れない。

    認知症の父を囲う猫の町。
    精神的な此岸と彼岸。
    生物学上の父ではない父との初めての邂逅にも似た想い。

    現実という世界も、体という実体も
    少しずつ剥離されたたゆたう場所にゆらゆらと
    漂いながら眺めているようなBOOK2前篇。

    奇蹟は悪魔の誘惑。
    絶対的な善も悪もなく、流動的な善と悪のバランス。
    空気さなぎがもたらすものもそこに通じる
    答えなき答えなのか、善と悪は均衡を保つのか分離されるのか。
    空気さなぎがあるとすれば、ワタシはそれを開きたい。

  • ぞくぞくが止まらない。
    青豆と天吾がやっと繋がってきた。
    2人はもう1Q84に来てしまったの?
    面白い、純粋に。

  • Qにとどろく雷鳴
    心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世に存在しない――
    秘密が明かされても、「1Q84年」の謎は消えない……

    〈青豆パート〉
    青豆は老婦人から宗教団体のリーダーの殺害を依頼される。
    今まで以上に慎重を期して臨まなければならない。
    心を通わせることができそうだったあゆみの死に衝撃を受けながらも、
    任務を終えたら、顔も身体も変え、別人として生きることになることを覚悟する。
    雷鳴がとどろく夜、リーダーと対峙した青豆は、彼を殺害する直前になって「秘密」を明かされる。
    それは「均衡」のために彼が死ななければならないということだった。
    リーダーの口から、心の内側の天吾のことを指摘され、困惑する青豆。
    彼らが入るべくして足を踏み入れた「1Q84年の世界」とは――

    〈天吾パート〉
    ふかえりが失踪する最中、さまざまな人との関係を絶っていた天吾に、牛河なる人物があらわれる。
    彼は天吾の小説家としての生活を資金面でバックアップしたい旨を伝えてきた。
    いかにも胡散臭い話を拒絶する天吾だったが、どうやら牛河はかなりのことを知っているようだ。
    そして、金曜日に逢瀬していた人妻・安田恭子の夫から彼女が「失われた」ことを聞かされる。
    執拗に勧誘する牛河の問いからも逃れるように彼が求めたのは父親との再会だった。
    彼はそこで長年感じてきた蟠りを捨てることができた。父親と正面から向かい合った。
    帰宅した天吾に、行方不明だったふかえりから連絡が入る。
    「わたしたちはちからをあわせなくてはならない」


    ついにお互いの世界にお互いがはっきりと認識されてきました。
    とはいっても彼らは十歳の頃の記憶を共有しているだけのようで、
    まだまだ多くの謎が残っています。

  • 夜空に浮かぶ怪しく光る二つ目の月、猫の町、謎の空気さなぎとリトルピープル。物語のそこここで一見メルヘンチックな表現を綴りながら、薄暗い場所から何かとてつもない気味の悪い怪物が這い出して来そうな薄気味悪さ。
    巧みな展開に一抹の不安と緊張感を余儀無くさせられます。
    三巻目に入り、ようやく登場人物の青豆と天吾の接点や因縁めいた関係が明らかになるが、果たして二人は再開を遂げるのか?
    哀しき暗殺者の行く末は?
    続く…となるのです。
    早く第四巻が読みたい…すっかり1Q84中毒に冒されてしまった私( ̄◇ ̄;)
    この小説はヤバイです。中毒性ありすぎです(笑)

  • 謎はまだまだ多いけど、だいぶ展開が面白くなってきました。
    得体のしれないものの描写が適度に不安感をあおっていてうまいと思います。続きがとても気になります。

  • 青豆が最後の仕事と決めた"リーダー"との対面、どんなアクションよりミステリーより、激しい動悸を感じ呼吸が苦しくなった。

    文庫3冊ようやく折り返しだ。果たして最後まで体が持つだろうか…

  • 【心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しないー君たち二人の運命が、ただの成り行きによってここで邂逅したわけではない。君たちは入るべくしてこの世界に足を踏み入れたのだ。この1Q84年に。…雷鳴とどろく夜、青豆はさきがけのリーダーから「秘密」を明かされる。天吾と父親の宿命的な再会、そして猫の町。二人が迷いこんだ世界の謎はまだ消えない】

  • 日常生活に1Q84が忍び寄ってきた。

  • まあ…そうなるわな、ってゆう展開の3冊目。天吾くんががっしり熊みたいな風貌というのがいまだにしっくりこないけれど、父親との会話がよかった。“説明してもらわないとわからないやつは、説明したってわからない”ってのが、よかった。あと、ふかえりはずるい。あと、あゆみは、チェーホフの拳銃みたいな存在だったように思った。出てきたからには役目を果たして幕を引かなきゃならなかったんだろうな、と。

  • 感想はBook1前編へ

  • なかなかハラハラした~。
    どうなることやら!!
    さー次もさくさく読も!!

  • なんとここでも牛河さん降臨!
    牛河さん大活躍!

    たけちゃんに『ねじまき島クロニクル』を借りといて良かった。

    急いで読まなければならなかったのだが、
    カオスな展開が読書スピードの加速につながり猫の町。

    うひー。
    四巻へ。

  • やっと、青豆と天吾がつながった。お互いのストーリーに名前が出てきた。でも二人はどこに向かってるのか?

    後編に続くー。

  • やっと読めた。。
    後編がますます気になるなあ。
    『猫の街』の話がなんかこわかった。

  • 猫の街のはなし、こわひ。

  • 牛河登場。この人が抱えている闇みたいなものが非常に気になるところではあった。Book3では物語の一翼を担う人物になるけど、もうちょっと、他の登場人物達と絡ませた上で、牛川の闇を際立たせても良かったのではないか、と思わなくも無かった。

    あと、魅力的なキャラであったあゆみがあっさりフェードアウトしたのがもったいない気もしたし、同様に恭子も同様に気持ちが良いくらいに舞台からいなくなる。この二人には物語的にどんな意味があったのかな、とそんな事を考えた。

    主人公達に喪失感を味合わせたかったとしても、その二人は既にいろんな面で孤独であり、これ以上、追い詰めなくても良かったのかな、とも思ったり。

  • だんだん物語が繋がってきて面白くなってきた。

  • 物語は急転しそしてゆっくり進み出す。村上氏が本巻で描いたのは喪失とともに訪れる再生である。それは本書内で語られる寓話の「猫の町」である。天吾は父親と向き合うことで「存在の無存在」を、青豆はさきがけのリーダーと対峙することで「無存在の存在」を認識する。本作は平行世界のようでありながら一つの記憶を共有した二人の物語であるが、天吾が無意識に感じている、青豆とふかえりとの相似と相違が物語の軸心となろう。

  • 感想は最後に。

  • とても面白かった。
    青豆が生きていてよかった。1Q84世界からの脱出は、その経路ではないような気がする。

    リトルピープルが出てきているが、ダレンシャン的な展開になるのだろうか?

    ふかえりが言う、お祓いが気になりつつ次巻へ

  • ・物語がどんどん不思議な雰囲気になっていく。日常を舞台にしていたはずなのに、いつのまにかおかしな世界に迷い込んだような展開は、いかにも村上春樹の小説らしい。

    ・この巻では、青豆と老婦人の会話が面白かった。

    ・作家である村上春樹がふかえりや天吾、そして『空気さなぎ』の人気ぶりや批評家の文章なんかを描くという構図は、考えてみると面白い。

    ・牛河という人物が現れる。独特なキャラクターで、どこかで見覚えがあるなと思ったら『ねじまき鳥クロニクル』に出てきていた。

    ・読んでいると、「青豆」という文字がどこか異様な、そぐわないような感じがする。この名前にも何か意味があるのか?

    ・まだまだ謎になっている部分が多い。さきがけ、空気さなぎ、リトル・ピープル、etc。むしろ謎が深まっていく。先が気になる。

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1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫)の作品紹介

心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない──君たち二人の運命が、ただの成り行きによってここで邂逅したわけではない。君たちは入るべくしてこの世界に足を踏み入れたのだ。この1Q84年に。……雷鳴とどろく夜、青豆はさきがけのリーダーから「秘密」を明かされる。天吾と父親の宿命的な再会、そして猫の町。二人が迷いこんだ世界の謎はまだ消えない。

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