それはまだヒミツ: 少年少女の物語 (新潮文庫 い 32-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101002323

感想・レビュー・書評

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  • 小学5年生の子どもの塾の国語教材に「親指魚」が抜粋されていて、続きを読みたくてこの本を手にした。
    作品の対象年齢が幅広いのか、小学5年生には早すぎる性的表現があり、このまま子どもに1冊渡すには早すぎる。
    また、私の主観だが、面白い話、読みにくく途中で投げ出したくなる話もあり、対象年齢もよくわからず。ぎゅうぎゅうに無理矢理詰め込まれた感がある。

  • 毎日がヒミツでいっぱい、大冒険。

    日常には、なんでもない、重大事件がよく起こる。そういう十代の日常を描くアンソロジー。ちょっとベテランが多いイメージかもしれない。

    岡田淳「なんの話」懐かしい匂いのする小学校の図書室。夕方の図書室ってなんで不思議なことが起こる気配がするのだろう。オチがなかなか好きです。

    江國香織「亮太」色々な方面で残酷な話。大人が要求している「少年」から外れた自分はいらないのか。でもほんの少しの時間で「少年」は変わる。それはもしかすると昨日までの僕じゃないのかもしれない。

  • 【収録作品】「グッド・オールド・デイズ」石井睦美/「セカンド・ショット」川島誠/「なんの話」岡田淳/「亮太」江國香織/「オーケストラの少年」阪田寛夫/「先生の机」俵万智/「いまとかあしたとかさっきとかむかしとか」佐野洋子/「二宮金太郎」今江祥智/「ハードボイルド」長新太/「主日に」長谷川修平/「親指魚」山下明生/「原っぱのリーダー」眉村卓/「きみ知るやクサヤノヒモノ」上野瞭/「ばく」夢枕獏

著者プロフィール

1932年、大阪生まれ。『海の日曜日』(実業之日本社)でサンケイ児童出版文化賞と児童福祉文化賞、『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、『兄貴』で野間児童文芸賞、『ぼんぼん』三部作で路傍の石文学賞を受賞(いずれも理論社)、他に『子どもの本・持札公開』(みすず書房)、『まんじゅうざむらい』(解放出版社)、など多数。絵本では、『でんでんだいこいのち』(片山健・絵/童心社)で小学館児童出版文化賞、『いろはにほへと』(長谷川義史・絵/BL出版)で日本絵本賞を受賞。他に『なんででんねん天満はん—天神祭』(童心社)、『龍』『いつだって長さんがいて…』 (いずれもBL出版)、など多数。

「2007年 『ひげがあろうが なかろうが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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