文豪ナビ 谷崎潤一郎 (新潮文庫)

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制作 : 新潮文庫 
  • 新潮社 (2004年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101005003

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文豪ナビ 谷崎潤一郎 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • やっと結ばれた三番目の妻、松子。彼女を女神と仰ぎ、忠実な下僕であった谷崎潤一郎。それでいて、彼は多くの人の苦しみと破滅を肥やしとしてきた独裁者でもある。そんな二面性が余すことなく谷崎の作品には描かれているようだ。実のところまだ手を出していない。触れれば火傷をしてしまいそうで。妖しく奥深い性の世界へ。入り込んだら抜け出せるかどうか自信がない。なのに、気になって仕方がない。

  • あやしき世界を夢見る、その人は谷崎。

    谷崎には、背徳の香りが漂う。ちゃんと通読したのは、『細雪』と『痴人の愛』くらいだけど、あらすじだけ知っている『卍』や『春琴抄』『刺青』からは、アブナイ香りしか漂ってこないという、偏った知識。これを読んでいるからと言って、親からは褒められない気がする文豪第一位。「早わかり! 谷崎作品ナビ」は、そんな谷崎の作品を、思わず読みたくなってしまう秀逸な紹介でした。ひっそりと隠れて読みたい。最近話題の『文豪ストレイドッグス』谷崎との共通点を探しつつ、「評伝 谷崎潤一郎」でリアルな谷崎の姿を思い、やっぱり文豪って何かどこか突き抜けている……と再確認したのでした。

  • 谷崎の著書は殆ど読んでいない。生き様、作風のわかりやすい解説を得て、興味を持った。「痴人の愛」から始めようと思う。2014.8.24

  • 表紙のアオリどおり、あぶない愛の魔術師である谷崎潤一郎。実は読んだことはないのだが、文学小説と官能小説とどこが違うのだろうかと考えてしまった。201311

  • (推薦者コメント)
    日本の文豪を知るには判りやすい本だと思います。

  • 細雪に関連する部分と評伝(著者は島内景二)を読む.他の作品のところは作品を読んでからにしよう.評伝も簡単に読めて,作者の一生が概観できた.
    細雪と源氏物語の関連をはじめて知った.

  • 一見新潮らしからぬ軽いノリだが、ナイストライだと思う。作品紹介以外に評伝やコラムも充実してて、猫への偏愛や「わざわざ上方女にこまされに行く雄々しい谷崎」像など新鮮に読んだ。谷崎の作品を読みたくなるし、教室に置いて中学生を谷崎ワールドに嵌めたくなる。

  • 「猫と庄造と二人のおんな」を読んでみたいと思いました。

  • 10/02/08 いつの世にも妖しい輝きを放つ「美」の獲得。
         フォークナーの「サンクチュアリ」を読んでみよう。

  • 文豪ナビシリーズは読みやすい。

    桐野夏生の谷崎観の変化が興味深い。
    「読書という体験のおもしろいところは、その時に自分が反映されることに尽きる。小説自体は変わらなく存在するが、読み手の変貌につれて、小説世界は様相を変えるのである」
    「若い時分の違和と嫌悪もまた、本当に作家を知るためには必要な回路だった」
    「小説と読者は縁で結ばれている。作家の真の姿というのは読者が一生をかけてやっとわかるものなのである」

    芥川との文学論争で「具体的なシーンを無数にパッチワークしてつなぐ」長編小説のスタイルを自覚したというあたりが興味深かった。

  • 凄い小説いっぱい書いたから良いものの、そうでなかったらろくでもないエロじじいやで。

    エロじじい、ドスケベ、ド変態、ド畜生。
    だからあんな小説が書けたんやろうけどね。
    それにしたって、ポイポイされた女性が不憫やわ。


    08.10.22

  • これはいい!!私はずっと欲しかったのです。読みたかったのです。こういう本を。

    文学作品って、中・高と現文の時間に読まされてさっぱり意味が分からず、さらには毛嫌いまでするようになってたんだよねぇ。でも、日本人であり、また、教養人でありたいと願う私としては、文学作品を全く読んだことがないと公言するのは、慙愧に堪えないことなのであります。←なぜか堅苦しい口調(笑)

    でも、何度読もうと頑張っても挫折の繰り返し。なぜかというと、その本が書かれた時代背景、著者の人柄などの知識がないと、作品を理解すること、妙味を味わうことは難しいからです。(大前提として、私が雑駁な知識しか持ち合せておらず、読解力が乏しいということがありますが(笑))

    だから、そういったことを作品を読む前に学べる、文学作品入門書的な本があればいいな〜と願い数年。出ましたね〜!!

    まず、文豪の作品のどれから手に取っていけば入っていきやすいか、次に、作品の梗概をコミカルな表現で紹介。そして『10分で読める』と題して、要約文を掲載。

    その後には文豪の『評伝』により、彼らの私生活や四方山話などを知ることができます。これ読むと文豪と呼ばれる彼らも人間味いっぱいなんだな〜と思わずクスリとしたり。

    この本を読んでから彼らの作品に入れば、きっと、やっと、今度こそ!!(笑)文学作品を楽しめるはずです!!

  • 前から気になってた「文豪ナビ」ってゆー全7巻の1冊。悩んだけど、読めてよかった。夏目、芥川、三島が短距離で谷崎は長距離だって。芥川との論争や、佐藤春夫との「細君譲渡」事件?など、谷崎自身の生涯もとても興味深かった。彼の人生の偏愛ぷりがあれらの作品を生んだと思うから。谷崎さんは、知的で(源氏物語現代語訳化)、エロいおじさまといった感じ。

  • 谷崎潤一郎入門。<br>
    装幀のコピーのように“妖しい”とか“変態”というのが作家イメージだったのだけど、それを改めようと思う。確かに“妖しい”世界を描いたようだけど、“妖艶”と言った感じの愛をたくさん書いた作家のようなので。<br>
    このナビを一読して、作品よりもエッセイに興味が出た。小説は要約で読んだだけでお腹一杯になったので。濃厚すぎる。

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文豪ナビ 谷崎潤一郎 (新潮文庫)の作品紹介

『痴人の愛』『春琴抄』『卍』『鍵』。谷崎の描く男はいつも、女に徹底的に翻弄されます。その女が皆「魔性の女」。美しい姿態と自由奔放な性格に魅了され、破滅さえもいとわぬ男たち。それは美しきものに執着し続けた谷崎の分身でもあるのでしょう。濃厚で妖艶な愛の世界。あなたもきっとその虜に。わかりやすい評伝・名作の要約・音読したい名場面・人気作家のエッセイなど、文豪の新しい魅力が発見できる画期的なシリーズ!全7冊。

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